目次
新築とリノベーションの3つの違いに触れながら、新築するのがおすすめなケースとリノベーションがおすすめなケースを、それぞれ紹介します。
(作成日2023.10.4 更新日2025.4.2)

新築とリノベーションの3つの違いを比較

新築とリノベーションの主な違いは以下のとおりです。
新築 | リノベーション | |
---|---|---|
費用 | 一般的に高額 | 新築の約1/2に抑えやすい |
税金 | 固定資産税評価額が高くなるため、 税金も高くなりやすい | 新築に比べて固定資産税評価額が低く、 税金も安くなりやすい |
工期 | 5ヶ月〜1年以上 | 3〜6ヶ月程度 |
新築は「ゼロから理想の家をつくる」選択肢、リノベーションは「既存の建物を活かしながら理想を叶える」選択肢と考えましょう。
それぞれの違いを、下記にて詳しく説明します。
1.費用の違い
新築 | リノベーション |
---|---|
RC造・鉄骨造 60万円前後/㎡ (外構込みは70万円前後/㎡) | 木造 30万円/㎡~ RC造・鉄骨造 35万円/㎡~ |
新築とリノベーションでは、費用に約2倍ほどの差が出てきます。
既存の住宅を建て直す(新築する)場合は、解体費用と、基礎の新築費用が含まれるため高額になりがちです。
一方、リノベーションでは、既存の住宅の構造部分をそのまま活用するため、新築に比べて費用を抑えやすくなっています。こちらの費用感で、素材や設備にこだわった高品質グレードのリノベーションを実現可能です。
2.税金の違い
新築の住宅とリノベーションした住宅とでは、リノベーションした住宅の方が固定資産としての評価額が低く、税金面でもお得になりやすい傾向があります。
住宅の固定資産税評価額は、20年ほどで下限となる20%程度のラインまで低下します。リノベーションの内容によっては、建物としての価値が上がり、固定資産税評価額も上昇する可能性がありますが、新築以上の評価額になることはそう多くありません。
また、バリアフリー化や省エネ化などを含めてリノベーションを行う場合、減額措置を受けられる可能性もあります。
3.工期や工程の違い
新築とリノベーションの工期の違いは以下のとおりです。
新築 | リノベーション |
---|---|
5〜10ヶ月 | マンション:3〜4ヶ月 戸建て:4〜6ヶ月 |
新築とリノベーションの工程には、地盤改良や既存の住宅の解体などの違いがあります。新しい土地の上に住宅を建築する際は地盤改良が必要になりますし、建て直すのであれば既存の住宅の解体作業が必要になります。
一方、既存の建物を活用するリノベーションでは、地盤改良や既存の住宅の解体作業は必要ありません。そのため、新築に比べて工期が短くなりやすくなっています。
新築のメリット・デメリット

新築には、リノベーションにはないメリット・デメリットがあります。
新築のメリット
住宅を新築する主なメリットとしては、以下の2点があげられます。
- ・性能の高い住宅を建てられる
- ・間取りの自由度が高い
新築で家を建てる場合、耐震等級3や断熱等級7などを取り入れた性能の高い住宅を建築しやすいというメリットがあります。リノベーションでも補強工事や断熱工事によって既存住宅の性能を高めることはできますが、最初から高い性能の住まいを実現できるのは新築ならでは。
また、一から作ることで構造的な制限を受けることもないので、間取りの自由度も高くなります。
新築のデメリット
新築には以下のようなデメリットもあるため注意しなくてはいけません。
- ・土地から探す必要がある
- ・建築費用や税金が高くなりやすい
- ・住めるようになるまでに時間がかかる
既存住宅を建て直すのではなく一から建てる場合、土地から探さなくてはいけません。東京などの都市部で希望通りの土地を見つけるのは簡単ではないため、土地探しでかなり時間がかかってしまうことも。
また、リノベーションよりも建築費用や税金が高くなりやすく、工期が長い分、住めるようになるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
中古住宅をリノベーションするメリット・デメリット

中古住宅をリノベーションする場合の、メリット・デメリットをご紹介します。
中古住宅のリノベーションのメリット
リノベーションならではの主なメリットは以下のとおりです。
- ・費用や税金を抑えやすい
- ・工期が短い
中古物件は、当然ながら新築物件よりも手頃な価格で販売されています。また「更地」に比べて売却数は多い傾向です。なかなか売りに出ない更地を探すよりも、中古戸建ての方が選択肢が多くなります。
費用や税金を抑えやすいのもリノベーションならではで、その分、内装や設備にお金をかけられます。
新築に比べると工期も短いので、なるべく早く新居で生活したい方にもおすすめです。
中古住宅のリノベーションのデメリット
リノベーションには、以下のようなデメリットもあります。
- ・物件選びの難易度が高い
- ・リノベーションの内容が制限されることもある
中古住宅の状態は物件によって大きく異なります。耐震性や断熱性など性能が低い住宅や劣化が進んでいる住宅を選んでしまうと、補強や修繕に余計な費用がかかり新築より高くついてしまうこともあるため、物件選びは慎重に行わなくてはいけません。
また、リノベーションでは既存住宅の構造をそのまま活用するため、「壁を撤去できない」「水まわりの移動が難しい」など、構造によってやりたいことが制限されることもあります。
CRAFTのワンストップサービスでは、物件探しに建築のプロが同行し、上記を説明した上で購入をご判断いただきます。また構建物調査を行い、問題がなければ雨漏り・構造の不具合に対して5年間無料保証する瑕疵保険が付帯するため、内部の劣化がわかりにくい中古戸建ても安心してご購入いただけます。
新築とリノベーション、どっちがおすすめ?
新築とリノベーションのどちらにするべきか悩んだら、おすすめのケースに当てはめて考えましょう。
新築がおすすめのケース
メリット・デメリットを踏まえた上でリノベーションよりも新築の方がおすすめだと言えるケースとしては、以下のようなケースがあげられます。
- ・最新の性能を備えた住宅に住みたい
- ・予算に余裕がある
これから家を建てる場合、耐震等級3や断熱等級7など性能にこだわることができるので、最新の性能を備えた住宅に住みたい方には新築がおすすめだと言えるでしょう。ただし、すでに建物が完成している戸建てやマンションはこの限りではないので注意してください。
新築はリノベーションに比べて費用が高くなりがちですが、予算に余裕があり、その点があまり気にならないのであれば新築を検討するのもおすすめです。
リノベーションがおすすめのケース
メリット・デメリットを踏まえた上で新築よりもリノベーションの方がおすすめだと言えるケースとしては、以下のようなケースがあげられます。
- ・希望のエリアで土地や新築物件を見つけるのが難しい
- ・なるべく費用を抑えて理想の住まいを実現したい
新築は中古物件に比べて数が少ないため、希望のエリアで条件に合う家を見つけるのは簡単ではありません。中古物件を探してリノベーションする方が効率的ですし、良い条件の物件も見つかりやすくなります。
また費用を抑えて理想の住まいを実現したいときも、リノベーションがおすすめです。
中古物件のリノベーション事例
中古物件を理想の住まいにリノベーションしたCRAFTの事例を紹介していきます。
シンプルで落ち着けるホテルライクなマンション

こちらの事例では、物件探しからCRAFTでサポートさせていただき、閑静な住宅街にあるマンションをリノベーションしました。
「シンプル」をテーマにリノベーションしつつ、腰壁や壁のタイルなどのアイポイントを設けることでメリハリのある空間に。寝室の向かいには、ホテルライクなガラス張りの洗面室を設けるなど、プライベートスペースにもこだわっています。
- 築年数:26年
- リフォーム面積:120㎡
- 費用:-万円
- 種類:マンション
既存の構造を活かしながらコンクリート打ち放しのRC住宅をリノベーション

こちらの戸建ての事例では、前のオーナーのこだわりが感じられる部分は残しつつ、既存の構造を活かしながらリノベーションしました。
書斎や倉庫として活用していた地下は、ホテルを思わせるラグジュアリーな寝室と見せる収納が魅力的なドレッシングルームに。1階に設けられた浴室は、吹き抜けに面するように配置することで開放感を高めています。
2階のLDKは、キッチンの向きを変え、ダイニングテーブルと横並びになるようレイアウト。キッチンの向きを変えたことで、トップライトから注ぐやわらかな光を感じながら料理を楽しめるようになりました。
- 築年数:16年
- リフォーム面積:194㎡
- 費用:4800万円
- 種類:戸建て
新築とリノベーションに関するよくある質問

新築とリノベーションに関するよくある質問をまとめました。
Q. フルリノベーションの期間は?
- ・マンション:設計期間2ヶ月~ / 工事期間3~4ヶ月
- ・戸建て:設計期間3ヶ月~ / 工事期間4~6ヶ月
が目安となります。建物の状態や工事内容によって前後するため、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
Q リノベーションと新築、どちらが安い?
一般的にリノベーションのほうがコストを抑えられます。
ただし、大規模な補強が必要な場合や、高いグレードにこだわる場合は、新築と同じくらいの費用がかかることも。ご希望のプランと予算を比較しながら検討しましょう。
Q. 耐震性を考えるならリノベと新築、どっちがいい?
新築のほうが耐震基準を満たしやすい傾向ですが、 リノベーションでも耐震補強は可能です。CRAFTでは築年数や構造から耐震性を見極め、どのような方法で耐震性を高め、どのくらいのコストがかかるかをお伝えしています。
Q. リノベーションでも間取りを変えられる?
フルリノベなら基本的に自由な間取り変更が可能ですが、鉄筋コンクリートの壁式構造には注意が必要です。構造壁は動かせないため、間取りが制限されてしまいます。CRAFTではこうした制約を守りながらも、ご希望に近づけられるよう、プランを工夫しています。
Q. 新築とリノベーション、どちらが資産価値が高い?
一般的に新築のほうが資産価値を維持しやすい傾向ですが、リノベーションでも十分に資産価値を高めることができます。むしろ、コストを抑えつつ資産価値を高められる点では、リノベの方がコストパフォーマンスが高い場合も。ご予算や将来的な視点で選びましょう。
〈まとめ〉予算を抑えて理想の住まいを実現したいならリノベーションがおすすめ
新築には新築のメリットがあり、リノベーションにはリノベーションならではのメリットがあります。どちらにするべきか迷ったら、それぞれのメリットとデメリットを比較しながら検討してみましょう。
ただ、新築するとなるとどうしても費用が高くなりやすいので、なるべく費用を抑えつつ、理想の住まいを実現したいのであればリノベーションがおすすめです。
どうしてもどちらにするべきかどうしても迷ってしまう場合は、ぜひCRAFTにご相談ください。CRAFTでは、新築や建て替えとリノベーションのどちらにするべきか迷っている段階でご相談いただくことも可能です。
お客さまのご希望や予算などの条件を踏まえながら、より最適だと思える方法をご提案いたしますので、ぜひ、青山ショールーム・モデルルームの相談会をご利用ください。



<著者>上原 宏介
住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。