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「高級マンションの間取りや内装ってどうなっているの?」と考えたことはありませんか?
今回は、高級マンションの間取り・インテリアの特徴をご紹介し、リノベーションで高級マンションのような間取りを実現した方法を、事例をもとにお伝えします!
(作成日2023.11.11 更新日2024.9.4)
高級マンションの間取りの特徴とは?
販売価格が2億円を超えるような高級マンションは、都心の便利な場所や緑あふれる公園のそばに立地し、充実したコンシェルジュサービスが魅力です。
なかでも注目したいのが高級マンションの「間取り」。「眺めがいい」「広さにゆとりがある」「設備のグレードが高い」そんな高級マンションの間取りを見てみると、次のような特徴があることがわかります。
例えば、こちらは高級賃貸マンションで知られるラ・トゥールシリーズの間取りです。
<130-Gタイプ 2LDK・130.2㎡>
・2面に窓がある広々としたリビング
・見通しのいい、広い玄関ホール
・外の景色を楽しめるバスルーム
・2ボウルの洗面室
・充実した収納(SIC、WIC)
・トイレは2か所
大きな窓が2面にある広々としたリビングのおかげで、高層階からの眺めをたっぷり楽しむことができます。自然光も入り、明るい空間です。
また、玄関を入ったら正面にリビングがある配置も、この眺めを最大限に生かした間取りですね。ゲストを迎え入れるのにもふさわしい玄関ホールです。キッチンやバスルームなど、水回りの設備も充実しています。ハイグレードな設備は、ゆとりある暮らしを実現してくれます。
高級マンションはリノベーションで実現できる!
こんな憧れの高級マンションに住みたいと思っても、新築マンションの価格が高騰しており、なかなか購入に至らないケースもあります。
そこでおすすめしたいのが、中古マンションを購入し、高級マンションの内装や間取りの特徴を取り入れてリノベーションする方法です。
高級マンションのような間取りを実現した事例として、ここでは次の6つをご紹介します。
・開放感あふれるリビング
・ハイスペックなキッチン設備
・上質なベッドルーム
・ラグジュアリーな玄関ホール
・ホテルライクなバスルーム
・ゆとりある2ボウルの洗面室
実際のリノベーション事例で、高級マンションに生まれ変わった様子をご覧ください。
〈高級リノベーション事例1〉開放感あふれるリビング
都内のタワーマンションをリノベーションしたこちらの事例では、ゆったり過ごせるように3LDKから2LDKの間取りへ変更し、大空間のLDKを実現しました。
間取り変更をしたことで、リビングに面した窓は2か所から4か所に増え、明るく広々とした空間に。タワーマンションならではの贅沢な景色をより楽しめる空間に生まれ変わりました。
LDKにゆとりがあるのが、高級マンションの間取りの特徴です。こちらの事例のように間取り変更を伴うリノベーションなら、元のリビングの広さを気にせず、開放感あるリビングを実現できます。
〈高級リノベーション事例2〉ハイスペックなキッチン設備
こちらは、お子さまの進学を機に中古マンションを購入し、デザインリノベーションした事例です。
家族で過ごす時間を大切にしたいと、LDKは約30畳の広さを確保。キッチンとダイニングテーブルを横並びにしたレイアウトは、お料理の配膳も片付けも楽になると人気の配置です。
ブルーグレーの色味が印象的なキッチンは、カスタムオーダーキッチンで知られるCUCINAで制作。合わせてオーダーした壁面収納には、ドイツの調理家電MieleのエスプレッソマシンやGAGGENAUの冷蔵庫、ワインセラーもビルトインされています。高級マンションでの暮らしにふさわしい、ハイスペックな設備が美しく揃いました。
〈高級リノベーション事例3〉上質なベッドルーム
プライベート空間にも、ワンランク上のくつろぎを求めるのが高級マンション。こちらの事例では、ベッドルームを高級マンションらしいホテルライクな雰囲気にリノベーションしました。
寝室に置いたベッドは、デンマークを代表する家具デザイナーハンス J.ウェグナーの手によるもの。ベッドヘッドの背面には表情のあるトラバーチンを貼り、間接照明でさりげないぬくもりを演出しています。
高級マンションというより、非日常のくつろぎを楽しむ一流ホテルさながらのベッドルームが完成しました。
〈高級リノベーション事例4〉ラグジュアリーな玄関ホール
こちらは、港区の中古マンションをリノベーションした事例です。119㎡というゆとりのある広さを生かして、ミラノの邸宅をイメージした優雅な住まいに生まれ変わりました。
特徴的なのは、リビングへ直接つながる玄関です。窓からの眺望が素晴らしい高級マンションでは、玄関を開けたらすぐに外の景色や光が感じられる間取りを見かけます。こちらの玄関でも、そのようなサプライズ感のある間取りを採用しました。
床には艶のある大理石を2種類選び、壁にはベルギーのアンティークレンガを配して重厚感のある雰囲気。ラグジュアリーな玄関ホールは、高級ホテルのエントランスのようでもありますね。
〈高級リノベーション事例5〉ホテルライクなバスルーム
こちらのリノベーション事例で採用したのは、バスタブ、トイレ、洗面室を1室にまとめた「ワンルームスタイル」。大判の石調タイルを整然と貼り、抜け感のあるガラスの間仕切りで、まるで海外のハイクラスホテルのような仕上がりです。
高級マンションの間取りでは、バスルームにも高いインテリア性を求めるのが特徴です。こちらの事例のように大きなバスタブ、ガラスのドア、石のタイルを使ったホテルライクなバスルームは、その代表例と言えるでしょう。
こうしたバスルームで使われるのは、一般的なユニットバスではなくイメージに合わせたオーダーユニットバスです。海外のホテルに来たようなリュクスな気分を楽しめるのは、高級マンションのイメージにぴったりです。
〈高級リノベーション事例6〉ゆとりある2ボウルの洗面室
高級マンションの中でも、よく見かけるのが「2ボウルの洗面室」です。家族数が多くてもゆとりが生まれる利便性もさることながら、ボウルが2つ並んだ広いカウンターはそれだけで高級感があります。
こちらは、港区のヴィンテージマンションをリノベーションした事例です。ゲスト用と家族用の2か所ある洗面室は、どちらもコンパクトなワンボウルタイプ。そこで、どちらも2ボウルにリノベーションしました。
主寝室とつながる洗面室は、内装はグレーで統一し、控えめな間接照明を使って、落ち着いた空間に。ゆとりある洗面室は、オーナーがイメージするNYの高級マンションそのものです。
〈まとめ〉中古を買って、高級マンションのようにリノベーション
ゆとりある広さやハイスペックな設備で、ワンランク上の暮らしや利便性が手に入るのが、高級マンションの魅力です。ただしここ数年、高級マンションの価格は天井知らずに高騰しています。2億3億はめずらしくなく、「手が届かない」という方も少なくないでしょう。
そんな高級マンションのような住まいは、リノベーションで実現することができます。ライフスタイルに合った間取りや好みのインテリアを取り入れられるのも、新築にはない魅力です。今回ご紹介した事例で、ぜひ好みの住まいを探してみてください。
CRAFTでは、物件探しからリノベーションまでワンストップでお手伝いし、上質なマンションリノベーションを数多く手がけています。高級マンションのような住まいに興味がある方は、ぜひご相談ください。
<著者>CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。