fbpx
デザインリフォームならクラフトへ

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」
至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

「飾る」のではなく、建築に「調和」させる。

〈Création Baumann/クリエーションバウマン〉のカーテンは、潔いほどシンプルなデザインが多くを占めます。機能的でムダな装飾がなく、それでいて質感が豊か。空間の邪魔することなく、さりげなく気分を高めてくれる。まるで上質なLittle black dressを身に纏ったときのように。

今回は、愛すべきスイスのファブリック〈Création Baumann〉のマスターピースをご紹介します。

スイス生まれの名門ファブリックブランド

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

1886年、スイスの郊外で誕生した〈Création Baumann〉。今でも現地の本社工場で、デザイン~製品開発~製造まで行っています。

最大の特徴は、機能性と美しさの共存。

遮光・遮熱・吸音タイプのカーテンは、一般的にデザインや質感、カラーが限定されてしまいます。しかし〈Création Baumann〉は、こうした機能性をキープしながらも豊富なカラーバリエーション、上質な風合いを実現。

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」
デザインリフォーム・リノベーションCRAFT #00338

たとえばこちらの〈SHADOW/シャドー〉は、緻密な織りが美しい透け感を紡ぎながらも、光・熱・UVをカット。ブラインドを下ろした状態でも、パノラミックな眺めを空間に取り入れることができます。とくに開口部が大きく、日差しの強いタワーマンションにおすすめです。

しなやかでクリアな発色。美しい遮光カーテン〈DIMMER Ⅲ〉

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

しかし〈Création Baumann〉のマスターピースは? と問われると、間違いなくこちらの〈DIMMER Ⅲ/ディマーⅢ〉。発売以来、世界中で愛されているロングセラーです。

遮光率は色によって異なるものの、いずれも99.81〜100%といった「ほぼ完璧」だと言える数値をたたき出しています。にもかかわらず、シルクのようになめらかな光沢、しなやかな肌ざわり。極細の糸を経糸に10,664本も使用しているため、形状記憶なしでも自然なドレープが生まれます。光を受けて詩的な陰影があらわれ、部屋の空気を心地よいものに変えてくれる。”劇的”にではなく、あくまでさりげなく。

ロングセラーであり続ける理由が、ここにあるのではないでしょうか。

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

また豊富なカラーバリエーションも〈Création Baumann〉の特徴です。なかでも〈DIMMER Ⅲ〉は遮光生地ながら66色ものバリエーション。これは世界中で同ブランドだけだと言えるでしょう。

通常遮光カーテンは黒糸を使用するため、くすんだ色合いになりがちです。しかし〈Création Baumann〉は、織りを工夫することでクリアな色合いを表現。ここまで種類をそろえるには膨大な研究とコストがかかります。しかし「ユーザーに生地を選ぶ楽しさを提供したい」という想いからカラー開発に注力し、さまざまなカラーを提案し続けているそうです。

建築家やコーディネーター。プロが訪れる南青山のショールーム

至極のマスターピースvol.2「Création Baumannのカーテン」

〈Création Baumann〉のファブリックを一挙にチェックできるのが、南青山の東京ショールーム。コンクリート・鉄・ガラスで構成されており、ファブリックのショールームとは思えないほどクールなファサードです。

中に入ると、さらにサプライズが。

入ってすぐのところに、ファブリックを使ったアーティスティックなディスプレイが現れます。そして中央には、黒い遮熱レースに囲まれた打ち合わせスペースが鎮座。その奥にさまざまな生地のサンプルが並んでいます。一般的なカーテンのショールームとは違った、アートギャラリーのような空間。

建築家やインテリアコーディネーターだけでなく、本質的な上質感を追求する一般の人々も訪れているそうです。

まとめ

スイス品質とは、〈実直さ〉にあると思います。

〈Création Baumann〉が奇抜なデザインでごまかしたり、売るためだけに新製品を出すことはありません。エンドユーザーの暮らしを考えて、機能・デザイン・使い心地ともに最高品質のファブリックを世に送り出す。そのために、純粋に研究を行っていることがわかりました。

リノベーションや新築時、「カーテンは最後の仕上げ」と言われています。このときいかに空間にフィットするカーテンを選ぶかが、その後の暮らし心地を大きく左右。

まずは〈Création Baumann〉のショールームを訪れ、上質なカーテンに触れてみてはいかがでしょう。

Création Baumann

1886年、スイスで誕生したファブリックブランド。600アイテム・6000色を超えるハイスペックなインテリアファブリックを製造。遮光・遮熱・吸音、そして美しさにおいて、世界中の設計デザイナーの信頼を獲得している。

<著者>中野 瀬里乃

大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。

SHARE ON