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エレガントでクラシックなフレンチ・開放的な南欧リゾート風…フランスインテリアは、いつの時代にも根強い人気があります。
フランスインテリア作りのポイントは、古い建物の落ち着いた雰囲気を演出し、品良くまとめること。空間づくりのコツをリフォーム事例とともにご紹介していきます。
フランスインテリアのポイント:アーチの開口部
南フランスのリゾート地、プロヴァンス地方をイメージしたリビングです。地中海のあたたかな風が通り抜けるような開放的な間取りに、アーチ型の開口部がアクセントになっています。
床には、オイルステインで味わい深い色に仕上げた、スギの無垢フローリングを採用。
高さを上げた天井に設けた古材の化粧梁や、壁に塗られた水色の珪藻土がナチュラルでやさしい表情を見せます。
フランスインテリアのポイント:ナチュラルなタイル
フランスインテリアをつくるなら、クラシックな焼き物の建材を取り入れてみませんか。古い建物を解体した際に入手できる「アンティーク煉瓦」や、南欧で産出される粘土を固く焼き締めた「テラコッタタイル」がおすすめ。職人による手作りで、不揃いな形や火のあたり方により生まれる豊かな色合いが魅力です。
こちらの実例では、キッチンの壁に長方形・床に六角形のタイルを採用しました。ひとつひとつ異なる表情を見せるタイルのあたたかな色味が、白いキッチンキャビネットを引き立てています。
フランスインテリアのポイント:あたたかな暖炉
フランスインテリアがお好きなら、暖炉に憧れる人も多いのではないでしょうか?こちらの実例は、タイル貼りのアシンメトリーなマントルピースがモダンな印象。
煙突などの排気設備が不要なバイオエタノール暖炉なら、マンションにも気軽に設置できます。
炎のゆらめきを眺めながら、やさしい温もりを愉しむ時間はいかがですか。
フランスインテリアのポイント:合わない要素を隠す
インテリアの雰囲気によっては、モダンな大型家電の存在感が目立ちすぎてしまうことがあります。
こちらの実例では、リビングの大型テレビを、マントルピースのなかに配置しています
。テレビを観ないときには隠しておけるため、クラシックなフランスインテリアの世界観が壊れません。
フランスインテリアのポイント:クラシックな建具や壁紙
格子ガラスと框仕上げの、クラシックな引き戸を設けた事例です。
白い腰壁と、ボタニカルな壁紙の組み合わせがエレガント。
床に貼ったモザイクタイルは、華やかなデザイン性とともに、一緒に暮らす愛犬が滑りにくいという実用性も持ち合わせています。
〈まとめ〉フランスインテリアはリフォームで叶えられる
フランスインテリアのポイントを、実例とともにご紹介しました。
・開口部をアーチ型にする
・珪藻土や古材・無垢材などナチュラルな素材を採用する
・アンティーク煉瓦やテラコッタタイルを使用する
・フランスインテリアの雰囲気に合わない家電は隠す
・暖炉を設置する(バイオエタノール暖炉がおすすめ)
・エレガントな壁紙やクラシックな建具を採用する
クラシックで上品な雰囲気が魅力のフランスインテリア。フルリフォームで、理想の住まいを実現してみませんか?高級リフォームに特化したCRAFTでは、こだわりの住まいを叶えます。
<著者>中野 瀬里乃
大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。