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マンションリフォームで壁面収納をつくりたい!5つのメリットと注意点をご紹介

マンションリフォームで壁面収納をつくりたい!5つのメリットと注意点をご紹介
マンションリフォームで壁面収納をつくりたい!5つのメリットと注意点をご紹介

マンションの壁面収納リフォームとは?

マンションの壁面収納リフォームとは、マンションの壁面を利用して、棚や収納戸棚などの収納スペースを設けるリフォームです。マンションの部屋の間取りに合わせて自由に設計でき、既成の家具が設置できないような狭い場所や高い場所にも収納を設置できます。

部屋のインテリアや雰囲気に合わせてカラーコーディネイトや素材も自由に選べるのがこのリフォームの特徴です。

壁面収納リフォームをマンションでする5つのメリット

壁面収納をリフォームで行うメリットは、マンションだからこそ実感できます。マンションでの壁面収納の5つのメリットをご紹介します。

デザインの統一感が得られる

収納を壁面に設置するリフォームのメリットはなんといっても雰囲気の統一感でしょう。壁は部屋の大部分の面積を占めていますので、デザイン性の高い壁面収納なら、部屋全体の雰囲気のグレードを高めてくれる効果が期待できます。

奥行きが自由に設計できる

既製の家具は一般的にどのようなインテリアにも合うように平均的に設計されています。しかし、既製の家具では、スペースの限られたマンションの間取りの場合、凹凸ができてしまいます。

その点、壁面収納リフォームは10㎝の幅から奥行きが設定できるため、無駄になっているデッドスペースまで収納として活用できます。

隙間が無いため掃除が簡単

壁面収納のリフォームは無駄のない設計をできるのがポイント。壁面を無駄にすることなくフロアーから天井まで収納を取り入れられます。このことで家具と家具との間に生まれる隙間がなくなり、掃除が非常に簡単になるわけです。

インテリア性に優れた収納になる

壁面収納リフォームのメリットは、その自由な設計にあります。使用する素材を吟味し、デザインにこだわった職人が作る家具をオーダーして設置することも可能になるわけです。使う方の用途・目的・好みに合わせたカスタマイズができることも注目したいポイントです。


予算に応じたデザインが可能

壁面収納のリフォームにかかる費用は、工事範囲とデザインに応じて幅広く変わります。そのため、事前の計画がとても重要です。パネルを組み合わせた「システム家具」のようなものから、大工さんが作り付ける「造作家具」まで、素材や形を工夫することで低予算でも満足のいく壁面収納が完成するでしょう。

マンションの壁面収納リフォームにはどんなものがある?

マンションの間取りで一般的に壁面収納があれば便利な場所を検証してみましょう。また実際に壁面リフォームを取り入れている実例をご覧頂きながら、壁面収納をご紹介します。


リビングでの壁面収納

リビングに壁面収納を設けると、スペースがより広く活用できます。

テレビのリモコンや本など表に出ているとガラクタのように見えてしまう小物は、壁面の収納に収めてスッキリとさせます。

こちらの実例では壁面収納の棚にLDE照明が組み込まれ、照明器具としても効果を発揮していますね。

キッチンの壁面収納

キッチンに壁面収納をリフォームで設けると、料理の際の作業導線が非常にスムーズになります。バラバラの高さに置かれたキッチン用具や食器棚ではなく、調理台とキャビネットが統一され、料理がスムーズにできます。

壁面収納を設計する際に、コンセントの増設や照明の配置も考慮しましょう。キッチンカウンターがアイロン台やパソコンスペースのような、更に機能的な場所に早変わりします。

こちらの実例では、壁面の白とグレーのコントラストで統一され、とても広々とした空間に感じられます。

玄関の壁面収納

マンションの玄関はスペースが非常に手狭です。そんな場所だからこそ、壁面を利用して下駄箱+収納スペースを確保したいものです。

こちらの実例は玄関のエントランスホールまで続く、大容量の壁面収納を新設。エントランスホールのデッドスペースを無駄なく活用しています。靴箱としてだけでなく、雨具なども十分収納できるスペースが誕生しました。

寝室の壁面収納

寝室の壁面を収納にリフォームしたこちらの実例では、寝室・書斎・オフィスの3つが見事に一体となったスペースが確立されています。

寝室は元々プライベートなスペースですから、使う側のニーズがすべて網羅されたリフォームが実現。必要なものにすぐに手が届く利便性と機能性を叶えたリフォームに仕上がっています。

マンションの壁面収納リフォームをする際の注意点は?

マンションの壁面収納リフォームを始める前に注意をしておきたいポイントが3点あります。マンションリフォームならではの工事の留意点も踏まえて、注意したいことをまとめました。

①リフォームのマンション管理規約確認をしましょう

マンションには工事の際にマンション管理組合に届け出や確認の必要な「共用部分」という場所が存在します。マンションの柱や壁の共用部分の工事が必要な際は、必ず管理組合に届け出を行いましょう。

リフォーム計画を立てる際にマンションの構造上、工事に支障をきたさないかどうか、事前に確認をしておきたいものです。

②用途に合わせた計画を立てましょう

壁面収納は一度設けると、すぐには撤去ができません。増設する棚の数や、作り付けをしたい収納の高さや幅などは、生活の中で十分利便性を満たしているか?十分にシミュレーションを行ってみてください。

③予算やデザインに応じた壁面収納を

壁面の収納のリフォームには、大きく分けて3種類選択があります。それぞれのメリットデメリットをご紹介しますので、予算やデザインに応じた壁面収納選択の参考にご覧ください。

●「オーダー家具」:家具屋さんにすべてオリジナルオーダーで作る家具

メリット…思い通りの家具が仕上がる

デメリット…日にちがかかり、手作りのため費用が高くつく

●「造作家具」:大工さんが現場で作り付けをする家具

メリット…大工さんの手早い作業で効率がよく、格安

デメリット…材質などを選べない他、複雑なデザインの注文は難しい

●「キャビネット家具」:キャビネット方式で組み立てるユニット家具

メリット…短時間で組み立てられ、価格も安い

デメリット…サイズや材質に限りがある

リフォームの前の最終確認!マンション壁面収納リフォームの成功のカギ

壁面収納のリフォームを満足したものにするために、もう一度計画に入る前に、リフォームの留意点を振り返っておきましょう。

◆壁面収納のリフォームによって生活が便利になる?

壁面の収納リフォームは一度設けると移動することができません。リフォームによって、以前の生活機能よりも確実に便利で有意義になることをしっかりとシミュレーションしておきましょう。

◆予算と用途に応じたリフォーム計画

壁面収納リフォームは、機能性とデザインのバランスが大事です。設置した後も長く愛用できることを念頭において、好みの素材やデザイン・適当な価格の折り合いのつく選択をしましょう。また、専門のリフォーム会社に見積もり相談をして、アドバイスを仰ぐと計画が進めやすくなります。迷っている方は是非リフォーム会社に相談することをおすすめします。

◆マンション構造上の工事範囲確認は大丈夫?

マンションのリフォームで気を付けたいのが構造上の建築に関するマンション管理規約です。フロアーから天井までの壁面収納リフォームの工事では天井に釘を打つ必要性や壁に穴をあける作業が必要になる場合があります。

壁や天井も構造上にかかわる範囲に至る場合は「共用部分」とみなされます。この場合、マンション管理組合への工事の届け出及び確認が義務付けられています。リフォームに入る前に必ず確認しておきましょう。

CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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