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お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」
お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

「クラフトの口コミや評判をもっと知りたい!」という声をいただきます。そこで、クラフトでリフォーム・リノベーションしたお客さまにインタビューしました。

3人暮らしのSさんご一家。当初は新築を考えたものの、間取りやデザインが気に入らず、住み慣れたお住まいをリノベーションすることにしました。

クラフトのデザイナーは、バスルーム~LDK~寝室がゆるやかにつながるワンルーム・スタイルの間取りをご提案。仲のよい家族だからこそできた究極のミニマルプランです。

新築マンションも見たけれど、気に入る物件に出会えなかった

CRAFT(以下C):リノベーションのきっかけを教えていただけますか?

奥さま:エアコンが故障し、修理するには大工事になることがわかりました。「そこまでやるなら引っ越そう」と新築マンションを探していたんですが、モデルルームを見に行ってもあまり気に入らなくて…。間取り・デザイン・素材がありきたりなので、夫婦でがっかりして帰って来たんです。

ずっと暮らしてきたこのマンションは職場へのアクセスがよいし、窓からの眺めも陽当たりもいい。主人と話して、この家をリノベーションすることに決めました。

ホテルライクな空間で暮らしたい

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

C:エアコンの故障からお話が大きく発展しましたね。住まいにはどのようなご希望をお持ちでしたか。

ご主人さま:仕事で海外のホテルに泊まる度に過ごしやすさを感じていましたから、「ホテルのような空間にしたい」というのがありましたね。

奥さま:私たちの希望をお伝えした後、デザイナーさんからは5つのプランを提案されました。そのなかで気に入ったのがこちらです。バスルームとキッチンのスペースを贅沢にとり、子ども部屋と寝室をミニマルにするというもの。その後の打合せでブラッシュアップし、LDKと寝室を大谷石の壁でゆるやかに仕切ることになりました。ドアはなく、天井もつながっているので開放感があります。ワンルームのように過ごせています。

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C:壁だけで間仕切り。ずいぶん思い切ったプランですが、奥さまは躊躇しませんでしたか?

奥さま:ワンルームのような間取りには、私も賛成でした。実は何度か栃木県の『二期倶楽部』を訪れたことがあり、ベッドルームがこれくらいの高さで仕切られていて、とても過ごしやすかったんです。将来的なことも考えて子ども部屋を設けていますが、今のところはLDKと寝室で家族3人で過ごしていますね。

C:先ほどからお話していると、ご家族がとても仲がよいのがわかります。”いつも一緒に過ごす”のが当たり前だから、このようなプランがフィットしたんでしょうね。

主役レベルのモダンなキッチン

C:キッチンはかなりゆとりがありますね。白でシンプルにまとめられているものの、存在感が大きくて、”キッチンが主役”といった印象です。

ご主人さま:以前から欲しいと思っていた設備があったので、リノベーションのタイミングで導入しました。ワインセラー付きの冷蔵庫は〈LIEBHERR〉です。こちらも購入することを決めていたので壁面収納にフラットに納めていただきました。コンロは〈GAGGENAU〉、食洗機とオーブンは〈Miele〉と、設備は使いやすさで選びました。

C:ご主人も料理をなさるそうですが、実際に過ごしてみていかがですか。

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

奥さま:主人も一緒にキッチンに立てるようになりました。ソファに座っている子どもと話しながら料理ができるし、窓の外の景色もきれいに見えて気持ちがいいです。収納がたっぷりあるので、オープンキッチンなのに散らかりにくいことも嬉しいですね。

洗面室、トイレ、浴室がつながるワンルームスタイルの水回り

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

C:キッチンの壁の向こうは洗面室・浴室・トイレですね。上部がシームレスな1枚のFIXガラスでつながっているため、リビングとの一体感を感じます。こちらも、ご主人さまのご希望が色濃く反映されているとか。

ご主人さま:はい、洗面室・浴室・トイレを一カ所にまとめたワンルーム・スタイルです。水回りは毎日使うスペースですから、妥協したくありませんでした。ホテルのバスルームのように開放感があって気持ちいいですし、使うたびに贅沢な気分に。こだわってよかったなと思いますね。

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

C:こちらにお邪魔したとき、まずはじめに生活感がないことに驚きました。

奥さま:モノが出ているのが嫌いなので、収納を少しだけ増やしていただきました。ファミリークロークはゆとりを持って計画してくださったので、片付けやすくなりましたね。WICは天井高が必要ないので、上部をロフトにして寝室側から荷物を置けるようにしていただきました。収納スペースはまだ余っているくらいです。

お客さまインタビューvol.8「ワンルーム・スタイル」

C:リノベーション後の暮らしはどのように変わりましたか?

ご主人さま:ここは最上階なので冬は暖かい反面、夏はとても暑く、クーラーなしでは38度を超えることもあったんです。今回は断熱材を入れたので、かなり過ごしやすくなりましたね。

奥さま:解体してわかったんですが、リビング側の天井の断熱材がすごく薄かったんです。今回はスケルトンで状態をチェックし、断熱材を増し吹きできてよかったです。ほかにも天井の梁の凹凸を目立たなくしたり、通風を確保したり…。気になっていたところは、今回のリノベーションですべて解消できました。

C:クラフトにしてよかったな、と思われた点はどこですか

奥さま:「クラフトさんにしてよかった」と思ったのは、細かい話が通じること。私は建築の仕事をしていたので、つい図面を見ながら「ここの納まりが気になります」とか言ってしまっていたのです。それに対してデザイナーさんは、細かく配慮してくださいました。

ときには強く反対してくれたこともよかったです。たとえば私が「このくらいの寸法で十分」と言っても「それでは足りません」と。その通りにして、結果的にはとても過ごしやすくなりましたから。

インタビュー後記

住まいにホテルのような開放感を求めたSさんご夫婦。

ご夫婦でショールームを巡り、ご自身の目で確かめながら、設備や素材をじっくりと選んでいったとか。ご希望だった大谷石の壁、悩んみながら選んだキッチンやタイルには、ご愛用のLCシリーズの家具が美しく調和していました。

独特の価値観を持つお二人だからこそ、間取りもデザインもゼロからつくるリノベーションでなければならなかった。お話をうかがってみて、心からそう思いました。

<著者>中野 瀬里乃

大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。

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