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お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」

お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」
お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」

クラフトがリノベーションした住まいに暮らして、2年。Sさんご夫婦はarflexやCassinaの家具を少しずつ増やしながら、自分好みの空間を作り上げていきました。お茶や料理、映画鑑賞といった趣味の時間もますます充実し「コロナ禍で在宅時間が増えたけれど、まったく苦にならなかった」と話します。

リノベーション後の住まいで「暮らしの愉しみ」を見つけたご夫婦に、住まいづくりのヒントをうかがいました。

クラフトでリノベーションして2年経っても、引っ越ししたてのような清潔感

お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」

お住まいがあるのは高台の住宅街。傾斜地にあるため、1階のリビングには明るい光がたっぷりと注いでいます。季節は冬なのに、室内は春の陽だまりに包まれているようなあたたかさでした。

クラフトでリノベーションしたのは2年前にもかかわらず、まるで引っ越したばかりのよう。室内はどこもきちんと整理整頓され、生活感がまったくありません。そこにarflex、Cassina、TIME&STYLEの家具たちがさりげなく、そして美しくおさまっています。

とくに目を惹くのが大きなキッチン。やさしい冬の光を受けて質感が際立ち、LDKのなかで間違いなく主役であることが一目瞭然。ご夫婦はずっと前から「リノベーションするならamstyleのオーダーキッチン」と心に決めていたそうです。

シンプルで洗練されたamstyleのキッチンに

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「キッチンを暮らしの中心にしたかったので、多少予算をかけても納得するものを入れたいと思っていました。いろいろ見たけれどamstyleのキッチンの素材と形が理想的。シンプルだけど洗練されていて、特別な存在感がありますね」とご主人さま。キッチンに立つことは少ないけれど、家具同様に美しさやたたずまいにこだわりたかったそうです。

一方、奥さまは実用的な面でamstyleに惹かれていました。

「見た目のデザインはもちろん、引き出しを開けたときも他のキッチンとは違うんです。開けても美しいし、お皿やカトラリーのサイズに合わせて仕切りを設計してくださっているから使いやすい。たくさんある食器や茶器もきちんとしまえます」と奥さま。

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クラフトのデザイナーから『高さを1cm単位で設定できるメーカーはそうないので、せっかくならベストなサイズにしましょう』というすすめもあって、背面カウンターは90㎝、アイランドカウンターは92cmでオーダー。

「まな板で食材をカットしたり、シンクで食器や食材を洗う動作などを試してみて、アイランドカウンターは92㎝がよさそうだと思いました。自分の身長にぴったり合わせたので、本当に使いやすくて満足しています」(奥さま)

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カウンターは壁一面に連続しており、クックトップ部分からクランクして幅広になるというユニークなデザイン。キッチンスペースを広くとるための工夫は、モダンなデザインとして活かされています。

キッチンの奥はランドリースペースで、そのまま廊下へとアクセスできる導線。「料理をしながら洗濯や掃除ができるので、とても便利です」(奥さま)

思い出深い茶器でいろどる、居心地のよいティールーム

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2階には、奥さまのティールームを設けています。上海赴任時代に中国茶に魅力せられ、その後は紅茶や日本茶のインストラクターの資格も取得したそうです。TIME&STYLEのチェストの中には茶器がぎっしり。とくにお気に入りの茶器はショーケースに入れられ、いつも眺めることができるようになっていました。

お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」

ほとんどが上海で買い集めたもの。ひとつひとつに、大切な思い出が詰まっているそうです。

お客さまインタビューvol.36「ささやかだけど大切な、暮らしのたのしみ」

「今はセカンドリビング兼ワークスペースとして使っています。好きな茶器に囲まれているとうれしいし、仕事の合間にお気に入りの器でお茶をいただくとほっとします。そのうち友人を招いてお茶会ができたらいいなと思います」(奥さま)

ティールームのデスクとダイニングセットも、引越し後にarflexで購入しました。

好きな家具を、ちょっとずつ買いそろえていく愉しみ

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「2年前にクラフトさんが開催されたショールーム見学ツアーに参加して、Cassinaのマラルンガを購入しました。それから少しずつ二人でショールームを巡って、いろんな家具を集めたんです。暮らしてみると『ここにこんな家具があったらいいな』なんてイメージしやすいし、とてもたのしかった」(ご主人さま)

引越し前に家具をまとめて買うのもいいけれど、暮らしてからじっくり集めていくのも1つの方法。住まいを少しずつ、自分好みに近づけていくのも素敵なことです。

ご主人さまの転勤が多く、国内外含めてこれまで10回以上引越しをしたというSさんご夫婦。「どうせまた引っ越すと思うと家具にこだわる気になれませんでした。ようやく定住の家が決まって、『ずっと大切にしたい』と思える家具を選ぶように。リノベーションが終わった後もクラフトのデザイナーさんにアドバイスをいただきながら家具を購入しました」(奥さま)

ハウスメーカーの知識があって、ショールームも素敵。「ここにしよう」と

福岡赴任を最後にようやく転勤が終わり、ご実家に住むことになったSさんご夫婦。築20年のハウスメーカー住宅で建て替えも考えたけれど、築20年でまだまだ住めることがわかったためリノベーションを選んだそうです。

「実はクラフトさんにご相談する前に、大手リフォーム会社2社にお話をしていたんです。でもプランがあまり好みではなくて。キッチンを中心にリノベーションしたかったけれど、2社とも『amstyleはやったことがない』という点も少し気になっていました。

そんなときに妻がネットでクラフトさんを見けたので、一緒にショールームへ行きました。お話しさせていただくと、担当の方たちはハウスメーカーの工法やamstyleのキッチンについて詳しく、知識が豊富で実績もあることがわかりました。ショールームもとても素敵だったので『ここにしよう』と決めました」(ご主人さま)

福岡でもキッチンや家具のショールームを見ては、リノベーションのイメージを膨らませていたお二人。「キッチンにこだわりたい」「インテリアにこだわりたい」というご希望がはっきりしていたからこそ、会社選びもブレることがありませんでした。

家で過ごすひとときが、とっても大切で愛おしい

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現在はご夫婦でテレワーク中のため、ご自宅で過ごす時間が圧倒的に増えたそうです。「リノベーションをした2019年は、これほど在宅時間が増えると思っていませんでした。でも結果的にリノベーションしていてよかった。居心地がよくて家にいる時間がたのしいです。旅行から帰ると『うちが一番』と思ってしまいます」と奥さまは笑います。

奥さまの料理の腕も、ますますふるいます。

もともと料理がお好きだったけれど、ワインセラーを買ったことと、コロナ禍によって外食の機会が減ったことで、キッチンに立つ時間が増えたとか。ワインにはシーフードマリネやパテ、Mieleのオーブンで焼いたローストビーフ。日本酒にはヒラメ・タイ・イカなどの昆布締めを。ご主人さまのお酒に合わせてさまざまな料理が食卓に並びます。

そんなご主人さまは、お酒の他にも「コーヒー」という趣味が加わったそうです。

「今までコーヒーはほとんど飲まなかったのに、居心地のいいキッチンのおかげでしょうか。あるとき急にハマってしまって。週末の朝はいつも、豆から挽いてハンドドリップするひとときに癒されています」(ご主人さま)。

リノベーションしたことで、気持ちやライフスタイルにあらわれた小さな変化。お二人はそれを大切に受けとめて、日々の暮らしをかけがえのないものに変えていました。

『好きなこと』『好きなもの』を包みかくさず話すこと

その他にも、リビングで映画を観たり、大きな音で好きな音楽を聴いたりと、おうち時間を快適に過ごしているというご夫婦。強いられた在宅時間ではなく、自ら選んで豊かなひとときを過ごしています。

「たのしく過ごせる住まいづくり」のポイントをうかがうと、「趣味に合わせて空間を作ることが大切」というお返事が返ってきました。

「はじめに私たちの『好きなこと』『好きなもの』をすべてデザイナーさんにお話ししました。紅茶が好き、夫婦でゴルフが好き、映画と音楽が好き、料理が好き…それに合わせて空間を提案していただいたんです。だから玄関にはゴルフ収納があるし、音楽が外に漏れないように二重窓になっています。ワインセラーも購入予定のサイズに合わせてスペースを設けていただいたので、収まりがきれい。ほんとうに『好きなこと』『好きなもの』は包みかくさず、すべてお話ししました」

好きなことを語るときのSさんご夫婦は、まるで子供のように無邪気な笑顔。心地よい住まいづくりのコツは、「好き」からプランニングをはじめること。素敵なライフスタイルを送るご夫婦が、さりげなく気づかせてくれました。

※こちらの詳しいプランは、デザインリフォーム・リノベーション事例 #18664をご覧ください。

<著者>中野 瀬里乃

大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。

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