物件データ
ヴィンテージマンションを購入したSさん。マンションが持っている趣や、経年の魅力を残しつつ、アンティーク家具やシャンデリアが似合う空間にしたいと考えていました。フローリングにはエイジング加工を施したオーク材、壁や天井は白く塗装し、アンティーク家具が引き立つように。外壁のレンガが室内の窓際まで続いている既存のデザインを残し、LDKのアクセントにしています。壁の一部に貼った輸入クロスは光が当たる度に模様が浮かび上がり、華やかさをつくります。全体的にクラシカルな印象ですが、キッチンカウンターはクールなステンレスを採用し、メタリックな質感でモダンさを感じさせています。さまざまなアイテム、質感、色合いをミックスしながらもバランスを図り、１つの空間にうつくしくまとめました。
アンティーク家具を調和させつつ、
輸入クロスでスタイリッシュに
個性的な色や質感など、デコラティブな雰囲気がお好きだったSさん。お持ちのアンティーク家具や照明などのリストを見せていただき、それらが調和するようにデザインしました。床はフローリングにエイジング加工を施して家具と馴染ませ、壁と天井は白く塗装し、それぞれのアイテムを引き立てています。玄関の正面とリビングの正面には、輸入したクロスを貼って、欧米のインテリア雑誌に出てくるようなスタイリッシュ感を演出。クラシカルな雰囲気のなかに、モダンさを感じさせる個性的な空間が誕生しました。
リビング・ダイニング
壁の一面だけに、ダークグレーの輸入クロスを貼りました。光が当たると濃淡の模様が浮かび上がり、ラグジュアリーな雰囲気が広がります。もともとお持ちのソファやモダンなシャンデリアが馴染むような、クラシカルでモダンなLDKに仕上がりました。
リビング・ダイニング
照明は天井に埋め込まずにレール式にすることで、天井を上げました。オーク材の質感豊かなフローリングや、輸入クロスの個性がぶつからないよう、天井と壁を白く塗装。それぞれのアイテムの魅力を感じつつ、大人がゆったりとくつろげるシックな空間となっています。
リビング・ダイニング
既存のデザインでは、バルコニー側の壁には、外壁と同じタイルが貼られていました。ヴィンテージマンションの趣や、もともとのコンセプトを、新しい住まいにもしっかりと取り入れたデザインがポイントです。タイルの壁の下部には、ダークブラウンの木の収納をオリジナルでデザイン。配管スペースの役割も担っています。
キッチン
独立していたキッチンは、オープンの対面式にしてリビング・ダイニングと一体に。木の家具やフローリングとは趣を変え、ステンレスのキッチンカウンターの側面にメタリックなタイルを貼りました。このキッチンが、シャンデリアやアンティークの家具に包まれたゴージャスな雰囲気をややクールダウンさせ、すっきり見せています。
リビング・ダイニング
リフォームプランに合わせて、イギリス製のソファや、アンティークのダイニングテーブルを購入しました。クラシカルな家具だけでなく、スタイリッシュなステンレスのキッチンカウンターも調和するニュートラルな空間に。素材や色彩でバランスを図りながら、異なるテイストが入り交じる個性的な空間が生まれています。
玄関
リビングと同様、玄関ホールにはエイジング加工を施したオーク材のフローリングを張りました。正面にはリビングと同じクロスを貼ることで、邸内全体の統一性を演出。リビングの空気感を感じさせるような印象深い玄関となっています。トップライトがクロスの模様をより華やかに、より印象深く照らし、それらに導かれるようにリビングへ向かう仕組みです。