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シンプルモダンな木の空間

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00394 神奈川県 川崎市
建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394
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物件データ

所在地:神奈川県 川崎市 / 家族構成:夫婦+子ども1人 / 築年数:5年 / リフォーム面積:100㎡ / 工期:3ヶ月 / 費用:1430万円
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
シンプルモダンな木の空間

築5年の一戸建てに暮らすMさん。吹き抜けやロフトのような中2階が魅力的な空間でしたが、ナチュラルすぎるデザインは好みではなかったそうです。また「玄関ホールが狭い」「キッチンが使いにくい」「WICにあまり服が置けない」など暮らして行くうちにさまざまなお悩みが出てきました。今回のリフォームでは、間取りを大きく変えるのではなく、仕上げ材にこだわったり、壁を動かしたりすることで問題を解消しています。たとえば、吹き抜けに面する中2階は、既存の縦格子の手すりを黒いスチールとガラスに替え、見通しをアップ。リビングやダイニングでからは、吹き抜けの奥まで視線が通り、より開放感と伸びやかさを感じることができます。その床にはチークを張り、大きな木板が浮かんでいるような印象です。既存を活かしてコストダウンを図りつつ、イメージを大きく変えたこともポイントです。

デザインも動線も、
暮らしに合わせて心地よく

壁を動かして玄関ホールを拡大したり、キッチンのレイアウトを変えてダイニングとの動線を短縮するなど、大きく間取りを変えずに、既存を活かしながらお悩みの箇所を解決。もともと節の強い樹種を多用しカジュアルテイストだったLDKは、すっきりとした柾目のチークを使ったシンプルモダンな空間に。吹き抜けに面した中2階は、手すりをスチールと強化ガラスで設けて見通しをアップ。伸びやかな印象が生まれました。また、狭かった玄関ホールの拡大に伴い、リビングに壁面が増えたことで、ご主人さまのデスクカウンターを設けることができました。

建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394

LDK

吹き抜けに面した中2階の手すりは、スチールとガラスに変更。吹き抜けの見通しを高めることで、リビング・ダイニングから見たときに視覚的な伸びやかさが生まれています。床は、ご希望のミャンマーチークの無垢フローリング。重厚な存在感があり、使うほどに趣が深まるたのしみがあります。これに合わせ、造作家具もチークで統一しました。全体の木のボリュームやバランスを図りつ、モダンでぬくもりのある空間に仕上げています。

リビング

吹き抜けの開放感と明るさに包まれたリビング。中2階下の天井と側面にはすっきりとした柾目のチークを張り、リビングから見たときに一枚の木板が浮かび上がるような印象に仕上げています。シンプルなインテリアの中で、モダンなアクセントとなりました。また、サイドの窓はブレースがあることから、今回のリフォームで縦格子を設置。ブレースの存在を隠しつつ、防犯効果を高めるといった役割を果たしています。

建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394
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リビング

リビングには壁面が1つしかなく、TVの配置が限定されていました。しかし玄関ホール拡大にともない壁を設けたことから、レイアウトの自由度がアップ。TVボードを入り口側に配置しました。壁にはアクセントのボーダータイルを張り、素焼き特有の素朴なテクスチャーでぬくもりを演出。上部の見せ方にもこだわりました。中に2階の既存の形状を活かし、チーク張りの天井と、白い手すり壁の対比をきれいに見せています。木を多用しつつも、整然とモダンに見えているのはそのためです。

デスクスペース

ご主人さまのご希望で、リビングの一角にデスクカウンターを造作しました。中2階下の空間に位置し、こもったような雰囲気が。デスクと棚はLDKに合わせてオリジナルで造作。デスクは天板が縦格子に掛かるスタイリッシュなデザインです。棚はスリムな箱のように見せ、上下に間接照明を入れて軽やかに仕上げました。黒塗装のタモ材でリビングを引き締め、同時に書斎のような落ち着きを。縦格子と木目の美しい天井でL字に囲み、おだやかにゾーニングしたことで、書斎のような独立性が生まれました。

建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394
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ダイニング/キッチン

これまでのフルオープンの対面キッチンは、キッチンから回り込んでダイニングに行くのが不便でした。そこで、壁付けのL型キッチンで一部をオープンに。セミクローズドキッチンにすることで動線を短縮し、リビング・ダイニングのお子さまの様子がわかるようにしています。キッチンの腰壁には床材と同じチークを張り、LDK全体の木のボリュームを調整。ダイニングもチークを使ったカウンター収納をオリジナルで造作。L字型で必要な収納量を確保しつつ、棚にお好きな花や小物を飾っていただけます。

多目的ホール

LDKを見渡すことができるホール。階段室から続く腰壁は、あえて高く設けて上りきるまでの視野を制限しました。階段を上りきった瞬間に視界が一気に開けます。縦格子だった手すりと支柱は細いスチールとガラスに替え、上下階のつながりを体感させていることもポイントです。この心地よいホールを通って、それぞれの寝室に行くといったゆとりの動線。本を読んだり、くつろいだりするのにぴったりな心地よさです。

建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394
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縦格子を設けてブレースを目隠し

リビングの一つの窓は、FIXガラスでシャッターを閉めるのにわざわざ外に回り込む必要がありました。また内側にはブレースがあり、それを隠すためにロールスクリーンをいつも閉めている状態。そこで、木の縦格子を設けてブレースが目立たないように。ガラスと縦格子の間は掃除ができる程度に隙間を設けるなどし、清掃性にも配慮しました。

階段は収納の中に隠してすっきり

もともとリビング内にあった階段。玄関ホールを拡大したことで、階段の一部がリビングの外に。残りの一部がリビングに差し掛かり、中途半端に見えていたため、階段を覆うように収納を設けました。収納の扉を天井まで伸ばすことで、壁のようにフラットに見せています。必要な収納量を確保しつつ、空間をすっきりとさせることができました。

建築家フルリフォーム・建築家フルリノベーションデザイン事例 #00394
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既存の魅力を活かしてモダンに

既存の吹き抜けと中2階の形状を活かしたモダンな空間構成が特徴です。多目的ホールの床は、側面から下にかけてチークを張り、木が浮かび上がるようなデザインに。スチールとガラスの手すりに替えて、より軽やかな印象です。そこにクロスする2階の廊下は、白いボリュームのある手すり壁を設置。床と壁のボリュームの対比が、洗練された印象を与えています。

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