デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00395 東京都 世田谷区

物件データ

所在地:東京都 世田谷区 / 家族構成:夫婦+子ども2人 / 築年数:28年 / リフォーム面積:170㎡ / 工期:4ヶ月 / 費用:2600万円

BEFORE
BEFORE
AFTER
トラディショナルモダンな空間

2人目のお子さまの誕生をきっかけに、マンションから、軽量鉄骨の一戸建てに住み替えることにしたMさま。都心ながらもほどよく緑が点在する、子育てにぴったりのエリアに物件を購入しました。ご希望のトラディショナルなテイストを演出するために、ディテールにこだわったことがリフォームのポイントです。LDKや玄関ホールにはモールディングで装飾し、それぞれの建具には框ドアを使用。また、リビングの入り口には両開きの大きなドアを設けてゆったりとした雰囲気に。トラディショナルな雰囲気を保ちつつ、白をベースにしたことで、よりリラックスできる空間となっています。床は肌ざわりのやわらかなヨーロピアンオークを採用。構造上なくせなかった既存の柱や、巾木や階段の笠木を白く塗装するなどして既存を活用しています。

間取り変更により伸びやかなLDKに。
モールディングや框ドアでご希望のトラッドスタイルを実現

キッチンをオープンの対面式に変更し、和室の一部を取り込んでLDKを拡大。和室はお子さまのお昼寝スペースや客間としてリビング横に残しました。もともとキッチンがあった場所は、たくさんの靴をしまうシューズクロークとパントリーに。生活用品が表に出ない、すっきりとした暮らしを手軽に実現できます。LDKや玄関ホールの天井はモールディングで装飾し、建具も框ドアを使うなど、さまざまなアイテムでご希望のトラッドスタイルを演出。リビング入り口の両開きドアは、オリジナルで製作しました。シンボリックなデザインで空間を彩っています。

LDK

独立していたDKは、リビングとつなげて開放的なLDKに。クラシカルなデザインを取り入れながら、白をベースにさわやかにまとめています。オークの無垢材や表面がゆらぐタイルといったぬくもりある素材により、リラックスした雰囲気に。小さなお子さまも一緒にくつろげる明るさが生まれました。掃き出し窓の先には、リビングまで延長したウッドデッキ。その先には清々しい緑が広がっています。

リビング・ダイニング

天井と壁の境目にモールディングを入れ、ご希望の雰囲気を演出しました。また、たくさんの本をお持ちだったことから、ダイニングの壁面に大きな本棚を新設。本棚まわりをモールディングで飾り、本棚の存在が際立つように工夫しました。リビングと一続きで和室を設けたこともポイントです。生まれたばかりのお子さまをお昼寝させたり、引き戸を閉めて客間にしたりとフレキシブルな空間です。

キッチン

南側に移動したオープンの対面キッチン。窓からは自然光がたっぷり注ぎ、外にはさわやかな緑の景色が広がります。見通しと居心地のよさが高まり、奥さまお気に入りのスペースになりました。セレクトしたのはシンプルながらも框の収納扉が上品なオーダーキッチン。壁には手作り感のあるタイルを貼り、レトロなアクセントに。左右から出入りできる動線のため、料理の後片付けもスムーズになりました。作業スペースも十分で、季節ごとの花や小物を飾ってたのしむことができます。

パントリー

見通しのよいフルフラットのキッチンを、さらにすっきりとさせるため、パントリーを設置。たくさんの食料をストックできるほか、レンジなどの家電もこちらにしまって生活感が見えないように。既存の出窓により明るさは十分で、さらに換気扇を設けて通気性と換気性をアップ。框組のドアは、輸入品を白く塗装して空間に調和させています。同じ白でもイメージが大きく異なることから、現場で微妙な色味を調整しながら塗装しました。

ホール

大きな玄関の前には、大きな両開きドアをオリジナルで造作。アメリカの邸宅をイメージさせるような、ゆったりとした存在感です。ガラス面を多くしたため、玄関ホールは室内の様子が一目でわかります。帰宅したご主人さまが玄関を開くと、ガラスの先には家族の姿が見え、あたたかな気分になるそうです。

エントランス

玄関横の白いドアは、どちらもシューズクロークと納戸へ続いています。一方は玄関の土間が続くようにして、シューズクロークから直接出かけられるように。土間と玄関ホールには同じタイルを貼って、伸びやかさを感じさせています。また土間と玄関ホールの段差が大きかったことから、式台を設置。小さなお子さまも自分で上り下りできるようになりました。

既存を利用してコストバランスを

階段は、既存の段板の上に加工した板を被せ、既存の蹴込板や巾木、手すり壁の笠木を白く塗装してイメージを一新。またLDのフローリングも同様に既存の上から新しいフローリングを張りました。キッチンは既存の窓の手前に腰壁を立ち上げ、サッシを交換せずに位置を調整しました。

大容量の収納で
いつもすっきりと

たくさんの洋服や靴しまえるように玄関の横には大容量のシューズクローク、さらに2階には大きなWICを2つ設けました。毎回衣替えをする必要がありません。また、キッチンには吊り戸棚を設けずフラットに仕上げ、パントリーを新設。いつでもすっきりとした状態を保てるようになりました。

LDKのインテリアを
彩るキッチン

フルフラットで見通しのよいキッチン。2列に並ぶⅡ型キッチンは、スペースの広さはもちろん、対面ながらもレンジフードを壁側に設置できるといったメリットがあります。壁には手作り感のあるがあたたかなタイルを貼り、空間のアクセントに。LDKのクラシカルな雰囲気を引き立てるキッチンとなっています。

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