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ワンルームをファミリー用の1LDKに

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00456 東京都 豊島区
一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
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物件データ

所在地:東京都 豊島区 / 戸数:8戸→4戸 / 築年数:30年 / リフォーム面積:370㎡ / 工期:6ヶ月 / 費用:-万円 / 賃貸マンション / 鉄筋コンクリート造(RC)
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
ワンルームをファミリー用の1LDKに

築30年のビルを、お母さまから譲り受けたKさん。これを取り壊して新たなビルを建てる計画でしたが、RC造でしっかりした躯体であったため、クラフトでデザインリフォームをすることに。最上階はKさんの住まいとし、それよりも下の階を賃貸住宅に、1階をテナントにする計画です。「自分たちが暮らしたくなるような家」をコンセプトに、賃貸部分を大規模にリフォームしました。もともとは単身者用のワンルームでしたが、2部屋をひとつにして住戸の広さを拡大。小さなお子さまがいる家族や共働き夫婦をターゲットとした1LDKに変更してます。照明や収納はもちろん、キッチンの位置から見直してデザイン性を高め、マンションとしての機能も拡充。エントランスの雰囲気も変えて、オートロックや宅配ボックスも設置しました。女性やお子さまなど誰もが安心して快適に暮らせるよう綿密に配慮し、住み心地とデザイン性を高めた結果、すぐに満室となりました。
※オーナー住戸の事例はリフォーム・リノベーションデザイン事例#16044をご覧ください。

BEFORE写真

BEFORE
BEFORE
BEFORE

カフェのようなデザインに一新

近隣の賃貸物件と差別化するため、「住まいにこだわりのある人」が暮らしたくなる部屋を計画しました。壁も床も白をベースに淡い色でまとめたフレンチシック系や、躯体をあらわしにするラフな男前インテリアなど、さまざまなデザインコンセプトを検討。その結果、重厚でガラス面が大きい框ドアやタイルを効果的に取り入れたカフェ風をベースにデザインすることとしました。女性の視点を大切にしながら、時代性も取り入れ、幅広い層に支持される部屋にしたいと考えたためです。

一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456

モノトーンのエントランス

建物の顔であるエントランスは、以前の倍近くのスペースを確保しました。床にはストーン柄が上品な印象を与えるタイルを貼り、入口の手前から建物内までの一体感を演出。壁にはモノトーンのシックなダークグレーのタイルを貼り、集合ポストと新たに設けた宅配ボックスは黒に。自転車置き場の床もこれに合わせて濃いグレーとし、スタイリッシュに仕上げました。

重厚感のあるエントランスホール

エントランスホールの正面には、凹凸の陰影が印象的な石壁。こちらの割肌の石に間接照明をあて、重厚なイメージに仕上げました。右側の壁には外部と同じシックなダークグレーのタイルを貼り、外からのつながりを感じさせています。上部のFIX窓には網入りの防火ガラスをはめ込み、自然光を取り込めるように。またこの窓は、階段を降りる際に外の景色が見えることも計算に入れた絶妙なサイズ。すぐ下には設けたごみ集積所は建物内からは見えないよう配慮しています。

一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456

軽やかなアイランドキッチン

キッチンのテーマは「女性に喜んでもらえるデザイン」。写真の住戸は壁向きだったキッチンの向きを変え、アイランドキッチンの背面にトイレやバスルーム、納戸の連なる機能的な家事動線が特徴です。腰壁には細かなモザイクタイルを貼り、機能性とかわいらしさも演出しました。また天井には一般的なシーリングライトではなく、ライティングレールを設置。家具を置く場所に合わせて光の向きを変えることもできます。この部屋の他にもダイニングを広く使える壁付きキッチンタイプも用意するなど、部屋を借りる方のライフスタイルに合わせた選択肢を用意しました。

3口コンロに広い作業スペース、
手元が隠せるキッチン

賃貸物件としては珍しいアイランドキッチンを採用。3口のガスコンロと広いシンクを備え、作業台も広々としたスペースを確保。天井取付けタイプのレンジフードも、このビルが建てられた30年前には見られなかった住宅設備です。キッチンの腰壁は手元を隠せる高さに設定。タイルなので油汚れにも強く、掃除がしやすいためきれいな状態を保てます。また、この部屋につながるドアには、光を共有できる框ドアを採用しました。

一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456

広さと収納にこだわりを

単身ではなく夫婦や家族の入居を前提としているため、寝室はダブルベッドを置ける広さを確保。壁一面に大きなクロゼットを設置し、収納スペースも広げています。床や壁はLDKと同じ仕上げとし、統一感のある空間に。寝室の掃き出し窓の先にはバルコニーとなっており、洗濯物を最短の家事動線で取り込むことも可能。また賃貸物件ならではの工夫として、このクロゼットは隣室との戸境壁も兼ねた位置に。隣室の生活音を軽減する効果も果たしています。

バス・トイレ別の
洗練されたサニタリー

洗面室とトイレ、浴室が一体となった典型的なユニットバスから一新。壁にはサブウェイタイルを貼り、収納も兼ねたミラーキャビネットを設置。洗面台はシンプルなタイプを採用し、下部はあえてパイプを隠さずオープンにすることで広さを感じさせています。この空間に設けた洗濯機置き場の上部には収納を設け、タオルなどをしまえるように。洗練された雰囲気の使いやすいサニタリーに生まれ変わりました。

一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
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外観やエントランスも統一性を
もたせて美しい仕上がりに

タイル貼りの外壁はきれいに洗浄し、タイルの状況を確認する全面打診調査を実施。劣化が見られる箇所はすべて取り除き、同じ色と形のタイルに貼り換えました。最小限の予算で、最大の効果を生み出しています。住居用のエントランスは広くとり、アプローチを設けて高級感を演出。1階テナントの軒看板やエントランスの軒は黒く、軒天(屋根の真下)はグレーに塗装。新築のような外観となりました。

宅配ボックスやオートロックも完備

共働きのご夫婦が快適に生活できるよう、エントランスホールの手前には集合ポストに加え、宅配ボックスを新設。セキュリティ性を高めるため、複数の防犯カメラとオートロックシステムも導入しました。また、エントランス奥には自転車置き場も設け、自転車を濡らさず駐輪できるように。また建物専用のゴミ捨てボックスも配置。タイルの壁で仕切りし、出入りの際には目に触れにくくするなどきめ細かに配慮しています。

一棟リフォーム・一棟リノベーションデザイン事例 #00456
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リノベーション後は
住戸もテナントも即満室に

一度は取り壊しを考えたビルでしたが、デザインや暮らしやすさにこだわってリノベーションを行った結果、住居はすぐに満室に。またもともと1階のテナントスペースは消防法上、事務所しか入れない物件となっていました。しかし消防設備をグレードアップして不特定多数の人が出入りできる「特定用途」の条件を満たすことで、幅広い業種が入れるように。こちらもすぐに問い合わせがあり、ビル一棟すべてが、すぐに満室となりました。

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