物件データ
クラフトでデザインリフォームすることを前提に、築29年のマンションを購入したHさん。2つの浴室はひとつに、独立したキッチンはリビングと一体にするなど、ライフスタイルにフィットする間取りがご希望でした。インテリアは輸入クロスやタイル、羽目板を取り入れて、お好みのフレンチシャビーな雰囲気に。ダイニングや寝室だけでなく、トイレやWICに至るまで、邸宅全体のテイストを統一させています。また大きなSIC(シューズインクローク)やWIC、ストックルームなどで使いやすい収納を実現。また愛犬専用のトリミングルームや滑りにくい床材の採用や段差の解消、さまざまな遮音対策も行い、愛犬と楽しく暮らせる邸宅が完成しました。
BEFORE写真
愛犬と安心して暮らせるよう
防音対策も万全に
白を基調としたフレンチシャビーなインテリアをご希望だったHさん。そのため壁には輸入クロスを使用。エリアごとに雰囲気を変えるため、異なる色や柄をセレクトしました。また羽目板の腰壁やモールディング、アーチ型の開口やモザイクタイルなど、多様な装飾や素材をふんだんに取り入れ、お好きな家具と調和するように。さらにインナーサッシを設置し、壁や天井、窓にも遮音対策を実施。愛犬と安心して暮らせるよう、近隣への生活音対策を行いました。
クラシカルなリビング
マントルピースと、時々にご覧になる大型テレビをご希望だったHさん。インテリアに相反する要素が混在するため、マントルピース内にテレビを格納し、観ないときは隠せるように工夫しました。洋風のリビングに相応しい雰囲気となりました。またフローリングは愛犬が滑りにくいよう、コーティングを施してあります。
生活感のないダイニング・キッチン
独立していたキッチンは、壁をなくして向きを変え、リビングダイニングと一体にしました。背面にはL字型の作業カウンターと吊戸棚を設置。キッチン用品や家電製品を隠して収納し、インテリアの雰囲気を損なわないように。またダイニング側の出入り口にはスイングドアを設け、愛犬がキッチンの中に入らないように配慮。キッチン手前には小さなカウンター席も設けて、さっと朝食やランチができるようにしています。
クラシカルにまとめたキッチン
床にはグレーのヘキサゴン(六角形)タイルを貼り、天井は白い羽目板で軽やかなイメージに。作業台とキッチンには框扉を使用し、全体を海外の雰囲気にまとめました。キッチンとサンルームとの間には白い格子のガラスの腰高窓を設け、キッチンにいても心地よい自然光や風を感じられるように計画しています。
落ち着いたトーンの寝室
壁の一面にはレース柄のアクセントクロスを張り、エイジング加工の木目のベッドヘッドを造作。落ち着いたトーンでまとめ、ご多忙なHさんがゆったりと休める空間に仕上げました。
愛犬のトリミングルーム
掃除がしやすく傷がつかないタイルの床に、ドッグバスやアームドライヤーを設置した愛犬専用のトリミングルームを設けました。壁紙と合わせたピンク色の腰壁の上には小さなカウンターを設置し、専用のタオルやシャンプー置き場に。また、床のタイルのグリッド上には小さなピンクのタイルを貼り、華やかな空間に仕上げました。
プライベート感のある洗面室
バスルームの手前には、広々としたプライベート性のある洗面室をレイアウト。「水回り」というイメージではなく、ドレッシングコーナーのような空間に仕上げています。収納は造り付けではなく、あえて置き家具として部屋のように見せたこともポイントです。
日当たりのよい南側には
心地よいサンルーム
ダイニングだった部屋を、リビング・ダイニングに面したサンルームに変更。その間には、ガラス戸と格子のクラシカルな引き戸を設置しました。床には愛犬が滑らないようモザイクタイルを貼り、デザイン性と安全性を両立。光を感じながら心地よく過ごせる、特別な空間となりました。
WICもフレンチテイストに
WICは、輸入クロスと白いモールディングでフレンチテイストに。また寝室と廊下の2方向に出入り口を設け、使いやすくエレガントな雰囲気に仕上げました。ハンガーパイプや棚、引き出しはNさんがお持ちの帽子や衣類などを想定しながらサイズを設定。コーディネートした翌日に着る服をかけるためのフックも設けました。
自然に心が切り替わる
アーチの開口
パブリックゾーンとプライベートゾーンをつなぐ廊下には、扉を設けずアーチの開口部に。プライベートゾーンの床はWICでも採用した温もりのあるホワイトオークの無垢フローリングに、玄関ホールは白の大理石を採用。アーチをくぐるだけで、自然と気持ちが切り替わります。