物件データ
ヴィンテージマンションを賃貸用にリフォームすることにしたTさん。250㎡を超える空間を活かしてゆったりと過ごせる空間を計画しました。2ヶ所に分散していたLDKは1ヶ所にまとめ、リビング・ダイニングは35畳の広さを確保。床にはチークの挽板フローリングを張り、落ち着いた印象を与えています。玄関から続く素材使いで、視覚的につながりが感じられる空間に。リビング・ダイニングとキッチンは同じ空間にありますが、床材の切り替わりやリビング・ダイニングの折り上げ天井により、空間をゆるやかにゾーニングしています。
BEFORE写真
富裕層に好まれる間取りやデザインを意識し、
上質感がある空間を計画
2ヶ所のLDKを1ヶ所にまとめて大空間とし、寝室は約16畳、3つの居室は10畳以上の広さを確保。それぞれの居室にWICを設置し、使い勝手に配慮しました。室内は大半がカーペット仕様でしたが、フローリングやタイルで統一。LDKや寝室には床暖房を備え、快適性を高めています。外壁面にガラスブロックを使うなど意匠性が高いヴィンテージマンションに合わせて、浮造りのフローリングや左官仕上げの壁など質感のゆたかな素材を取り入れ、落ち着いた中に上質感がある住まいに仕上げました。
LDK
リビング・ダイニングは約35畳の広さ。可能な限り天井高をとり、やわらかな光により上質で開放感のある空間に。独立していたキッチンをオープンにすることで、より伸びやかに、視線と風が抜ける心地よい場所にしました。
キッチン
ゆったりとしたカウンタースペースと、冷蔵庫や家電、ごみ箱などが見えないように意識してプランニングしたキッチン。大きなカウンタースペースに大理石柄が映え、空間をより上質に見せています。
マスターベッドルーム
2つの折り上げ天井や左右の引き戸など、シンメトリーを意識して仕上げた主寝室。空間に安定感をもたらし、落ち着いた印象を与えています。ベッドヘッド側の壁には、海外から取り寄せたシックなクロスを貼り、空間のアクセントとしました。床暖房も入れ、快適性を高めています。
マスターパウダールーム
マスターベッドルームに隣接したパウダールームにふさわしい、ゆとりのある広さ。モノトーンカラーで大人の落ち着きを演出しています。
マスターバスルーム
パウダールーム同様、シックでゆとりのある空間に。ホテルライクに、オーバーヘッドシャワーも完備しています。
玄関
入って正面にフォーカルポイントを配すことにより、ここから広がる上質な空間を期待させています。
上質感のある
シンプルな空間
二面の窓からやわらかな光が入り明るい居室。内装は、ヴィンテージマンションにマッチする、落ち着いた色合いで統一しています。シンプルですっきりとした空間に仕上げました。
モノトーンの洗練されたトイレ
トイレは3ヶ所にありますが、ゲスト用のトイレには手洗いカウンターを設置。リビング側のウッディな印象からイメージを変え、モノトーンでシャープなインテリアにしています。
大型のシューズクローク
玄関に、約3畳のシューズクロークを設けました。多くのシューズ類を収めることができる大容量となっています。