物件データ
お持ちのマンションを賃貸に出すにあたり、インテリアにこだわりのあるDINKSや外国籍の方から選ばれるようデザインリフォームしました。オープンキッチンの広々としたLDK、外とのつながりを感じさせるウッドデッキのバルコニー、贅沢なほど広いベッドルーム。土足での生活も想定し、カーベットからフローリングへと変更しました。古材やタイル、特殊塗装などを使いながら、ヴィンテージの趣を演出しています。NYブルックリンのロフトアパートメントのような、味わいある空間が誕生しました。
BEFORE写真
素材感にこだわり
独特の表情をつくりだす
「ブルックリンスタイル」をつくるため、素材にこだわりました。リビングとダイニングの床はウォールナット、壁はさわやかなグリーンに塗装。キッチンの壁には大谷石、背面の棚は古材。さらに廊下の壁は赤サビのような味わいある特殊塗装を採用しています。長年住み続けることで増す趣を、素材によってリアルに表現しました。
個性的で心地よいLDK
床はウォールナットをヘリンボーン張りにし、奥行きをもたらしています。キッチンと廊下の床は、清楚性の高いタイルを採用。壁面にピクチャーレールを設け、ダウンライトとインダストリアルデザインのブラッケットライトを設置。住む人が思い思いに絵や写真を飾り、空間に個性を出しながら心地よく過ごせるようにしました。
ミントグリーンがアクセント
TVボードを配置する壁面はさわやかなグリーンで塗装し、リビングのハイライトに。塗装ならではのゆたかな表情が広がります。一方でキッチンサイドの壁には大谷石を貼りました。さまざまな異素材がぶつかり合いながらも、リズミカルに調和。たのしい気分を誘うヴィンテージ空間としています。
LDKにつながるバルコニー
LDKとバルコニーが連続するように空間を構成。内と外がゆるやかにつながり、特別な開放感が生まれています。既存のウッドデッキに保護塗料を塗り、フェンスを立ち上げて目隠し。近隣からの視線を気にすることなく、カーテンを開けたり、バルコニーで過ごせます。
大きなWICのある寝室
大きすぎるクローゼットをコンパクトにし、寝室のスペースを拡大。WICとの間は壁で緩やかに仕切り、グレーのアクセントクロスを貼りました。壁には壁掛けTVや絵画を設置できるように。サイドにはデスクカンターを造作し、テレワークも可能に。寝室以上の機能を備えた空間です。
サブウェイタイルの洗面室
壁にはサブウェイタイルを貼り、洗面カウンターはコンクリートを思わせる人工大理石を使用しました。ミラーの枠は古材を使用するなど、洗面室にもブルックリンの空気を感じさせるデザインに。柱型に合わせて収納棚を設け、凹凸を感じさせないようにしたこともポイントです。
タイルが連続する廊下
幅を少し広げ、ゆとりを持たせた廊下。その余白を活かすため、壁一面に赤サビを思わせる特殊塗装を施しました。サイドのスリットに間接照明を入れ、ムラが印象的に浮かび上がるように。ピクチャーレールを設け、こちらにもお好きな作品を飾ることができるようにしています。LDKへの入口ドアは、スチールのガラスドア。床のタイルをガラスの向こうまで連続させ、伸びやかさを強調しました。