物件データ
以前クラフトでご自宅をリフォームしたSさん。今回は都内に所有するマンションをリフォームし、賃貸として貸し出すことにしました。コンセプトは「エッジのある住まい」。賃貸にありがちな無難なデザインではなく、ライフスタイルに奥行きを感じさせるような住まいを目指しています。そのひとつが玄関です。玄関ホールと廊下をなくし、ドアを開けた瞬間にLDKが目の前に広がるように。また洋室のひとつは防火区画により間取りが制限されていましたが、リビングインにすることで廊下を短縮。個性的ながらもシックにまとめたインテリアは、都会らしい洗練された暮らしを叶えてくれます。
BEFORE写真
玄関前に広がる伸びやかなLDK
「玄関前にはホールと廊下」という既成概念をなくし、居室スペースを広く確保できるプランをご提案しています。これまで暗かった玄関も明るくなりました。キッチンをオープンにしたことで、より広く開放的な雰囲気に。
クールなカラーのコントラスト
邸内は黒・白・ブルー・グレーのコントラストが印象的なモダンな空間としました。白い壁や天井を背景として、ブルーのカーペットやブルーのアクセントウォール、黒いキッチンタイル、ドアが際立つようです。エッジーな空間ながらも、くつろぎを感じさせる落ち着いたインテリア。都心の暮らしをたのしみたいDINKSやファミリーを意識して計画しました。
明るいオープンキッチン
独立型のキッチンは、壁を撤去しオープンの対面式に。家族やゲストと話しながら料理ができるようになっています。吊り戸棚を設けず軽やかなイメージを与えつつ、サイドにはカウンター収納を設けて必要な収納量を確保。すっきりと使えるモダンなキッチンで、料理がたのしくなりそうです。
黒いタイルで特別感を
キッチンの壁には黒い大判タイルを使用し、クールなイメージに。ニッチに設けたガラス棚とともに、スタイリッシュな印象を与えています。ダウンライトとブラケットライトでキッチン全体をやさしく照らし、特別なスペースであることを強調。ステージに立つような特別な気分を演出してくれます。
リビングインの洋室
長い廊下からアクセスしていた洋室は、入り口の位置を変えてリビングインに。洋室のドアは白いクロスとブルーのクロスをつなげる中間地点として、黒をセレクトしました。洋室のカーペットはリビングよりもワントーン落ち着いたカラーとし、ゆっくりと休めるように。
モノトーンの洗面室
極めてシンプルでシャープに仕上げた洗面室。洗面カウンターはフラットなスクエアタイプの洗面ボール、壁面収納はガラス棚のみとしています。壁面には黒タイルを貼り、アクセントに。モノトーンのコントラストが静かなインパクトを放つ空間です。