マンションリフォーム事例:愛犬と過ごす伸びやかな住まい #23012
物件データ


マンションにお住まいのOさん。当初は水回りだけ部分的にリフォームをする予定でしたが、飼い始めた愛犬たちも快適な住まいにするため、フルリフォームをすることにしました。2面をバルコニーに囲まれた明るさを活かすため、独立していたキッチンの向きを変え、壁をなくしてリビング・ダイニングと一体に。さらに廊下の一部を取り込み、広く伸びやかなLDKとしました。壁はゆるやかなカーブを描かせ特殊塗装で仕上げ、一部にリブ材を張って表情ゆたかに。既存の石やタイルなどさまざまな質感を調和させることで、上質感のある心地よい空間としています。愛犬の足腰に負担がないよう、床には滑りにくいコルクフローリングを採用しています。
必要な場所に収納スペースを
各所に収納を設け、すっきりとした状態をキープできるように工夫しました。例えば玄関は靴収納にプラスして、コート掛けを設置。LDKに向かう動線上には、スーツケースやゴルフバッグ、掃除機を充電しながらしまえる壁面収納を設けています。また、奥行きが深すぎて使いづらかった洋室のクローゼットはサイズを見直し、物の出し入れをスムーズに。暗かったユーティリティをなくし、横幅5m近いカウンター収納とトール収納、サイドに家電収納を設けるなど、収納量と使い勝手を向上させています。

LDKの一体感
独立していたキッチンは壁をなくして向きを変え、リビング・ダイニングと一体のオープンな空間に。鉄釉を思わせるダークブラウンのスタイリッシュなキッチンは、kitchenhouseでオーダーしました。アイランドタイプとすることで、より開放感を高めています。
機能的で目を引くダイニングキッチン
キッチンとダイニングテーブルと横並びにレイアウトし、まわりを回遊できる配置とすることで、調理や配膳、片付けもしやすい家事動線に。既存の折り上げ天井に合わせ、キッチン上部にも折り上げ天井を設けたこともポイントです。間接照明を入れることで天井高を強調しつつ、FLOSのペンダントライトにより、空間に立体感を与えています。


一部をギャラリーコーナーに
キッチンにはMieleのIHクッカーやGROHEの混合水栓を備え、下部にはMieleのウォールオーブンと食洗機を入れました。背面収納の下部はロボット掃除機のホームベースとし、すっきりと収納しています。背面収納の壁にはグレーの石目柄のタイルを貼り、ピクチャーレールを設置。ダイニング側は、お気に入りの絵画や写真が引き立つギャラリースペースとしました。
愛犬も心地よく過ごせるように
廊下からリビング・ダイニングにかけての床はコルクフローリングに。適度な弾力があるため滑りにくく、愛犬が走っても足腰に負担がかかりにくいことが採用の決め手でした。ウレタン塗装されているため、掃除がしやすいというメリットも。また衝撃や音を吸収してやわらげる効果も見込めます。カウンターの下部は愛犬用のケージ置き場に。調湿・消臭効果のある壁材を貼るなど、愛犬との暮らしに配慮しています。


壁と扉を一体に
洋室の扉はリブ材を張り、リビングのRの壁と同様に特殊塗装で仕上げました。T字型のレバーハンドルがなければ扉に気づかないほど、一体感のあるデザインに。リビングから続くこの壁が、空間に伸びやかさをもたらしています。
伸びやかなバスルーム
既存の浴室は在来工法で作られ、壁がコンクリート躯体だったため、ゆとりあるサイズのユニットバスに入れ替えることが難しい状況でした。そこで、撤去できる壁を確認し、洗面室と浴室の位置を交換。大きな浴槽を設置しつつ、洗面室の広さも確保できました。


幅広い用途で使えるパウダールーム
パウダールームの床と壁の一部には、エレガントな大理石模様の大判タイルを貼り、ホテルのように上質に。洗面カウンターは愛犬を洗う際にも利用できるよう、十分なスペースを確保しました。カウンター下部にはMieleの洗濯乾燥機を入れ、タオルウォーマーやランドリーパイプを設置。ランドリーとしての機能性も十分に備えた空間は、奥さまのお気に入りの場所となったそうです。
上質感が心地よい玄関ホール
石貼りのたたきや上がり框は気に入っていたため、既存を活用。玄関正面の壁は特殊塗装で仕上げ、NEW LIGHT POTTERYのブラケットライトで照らして趣のある空間に。照明のシェードは真鍮と大理石を組み合わせたデザインで、既存の床材と色を合わせました。サイドの壁には大きなミラーを貼り、リビングと同じ特殊塗装で仕上げたモールディングフレームを組み合わせ、室内に統一感を持たせています。


