マンションリフォーム事例:ミッドセンチュリーモダンな住まい #23055
物件データ


ご結婚を機に、中古マンションを購入し、デザインリフォームをしたKさん。物件購入からリノベーションまで、クラフトにご依頼いただきました。L・D・Kがそれぞれ壁で仕切られていた間取りは、ひと続きの伸びやかな空間に一新。リビングは既存のダウンフロアを活かし、段差や下がり天井をR(曲線)とすることで、空間をゆるやかにエリア分けし、同時にやわらかな印象に仕上げました。また、デザイナーズ家具が馴染むように、家中に石や木を使い、重厚感あふれるミッドセンチュリーの雰囲気を演出しました。WICを囲むように貼り巡らせた割肌の石壁は、ガラスのテンパードアを採用することで、石の連続性を演出。より大きなインパクトを与えています。
玄関近くに収納や防音室をレイアウト
「収納を充実させたい」「楽器を演奏できる防音室が欲しい」といったご要望に応えるため、玄関横の洋室だったスペースに納戸と防音室を設けました。玄関〜土間収納〜納戸とひと続きの間取りにすることで、防災用品やキャンプ道具などを出し入れしやすいように。バイオリンや電子ピアノを演奏する防音室も、楽器を持ち運びやすい場所を意識してレイアウトしています。

デザイナーズ家具がなじむ空間
ダイニングの床にはブラックチェリーのフローリングを、壁には割肌の石、下がり天井にはブラックチェリーの突板など、存在感のある素材を採用。イームズのラウンジチェア&オットマンやルイスポールセンのペンダントライトなど、ミッドセンチュリーモダンの家具がなじむ空間をデザインしています。
ゆるやかにゾーニング
リビングとダイニングは腰壁で仕切られていましたが、壁をなくしてひと続きの伸びやかな空間に。ダイニングの床はフローリング、リビングはグレージュのカーペットを敷き、空間をさりげなくゾーニングしたこともポイントです。家族の存在を近くに感じながら、それぞれの時間を楽しめるようになりました。


R(曲線)のリビング
ダウンフロアのリビングは段差を活かしてR(曲線)に。下がり天井もRとし、間接照明を入れることで曲線の持つ優美さや、やわらかな印象を深めました。また、ダイニングの床フローリングに合わせて、上がり框やテレビ背面の壁、下がり天井はブラックチェリーの突板張りに。 木のぬくもりに包まれた、くつろぎのスペースとなっています。
石壁の連なり
リビング・ダイニングの手前にあった和室をなくし、書斎とWICを設けました。WICを中心に玄関ホール~廊下~書斎と回遊できる間取りにするとともに、WIC外側の壁をぐるりと割肌の石貼りに。廊下や書斎のドアをテンパーガラスとすることで、石壁が奥まで続く様子が視界に入り、空間の広がりを感じさせます。


木やタイルの素材感が調和
キッチンはダークブラウンのシックな色合いと木目が印象的な、重厚感のあるデザインを採用。壁には濃紺のツヤがあるボーダータイルを貼り、上質感や落ち着きを演出しています。キッチンサイドにはパントリーを設け、収納量を確保するとともに、冷蔵庫などの家電類も収めていつもすっきりとした印象をキープできるようにしました。
仕事に集中できる書斎
リビングの横には独立した書斎を設けました。デスクカウンターは、ノートパソコンやディスプレイ、プリンターを置いてもゆとりあるサイズに。上部には吊り戸棚を、サイドには本棚を設け、本や資料などをすっきりと収納できる環境に。カウンターはダークブラウンの木目調、背面は石壁で、LDKと同じくつろぎを感じられるようにしています。


寝室もシックに
寝室はクイーンサイズのベッドを置いてもゆとりある広さを確保。ベッドヘッド側の壁には濃紺のアクセントクロスを貼り、空間のアクセントとしました。ベッドのサイズに合わせて両サイドにはコンセントを、ベッドヘッド上部には照明用のスイッチを設置。いずれもアクセントクロスにマッチするよう、グレーのタイプをセレクトしています。
スムーズな家事動線
サニタリーはキッチンと横並びにレイアウトし、洗濯などの家事動線をスムーズに。洗面台は天板も扉部分も黒で、重厚かつ上質感のあるデザインを採用しました。正面の壁には、ガラスや金属釉薬を使ったタイル、人造石のモザイクタイルを貼りました。さまざまな素材感の調和や凹凸が、空間に表情を与えています。


シックでモダンなトイレスペース
柱型にはダークグレーのアクセントクロス、手洗いカウンターは木目の化粧材を使用し、落ち着いた色で統一。手洗いカウンター奥の壁には水平方向にスクラッチが入った大理石模様のタイルを貼り、間接照明を入れました。スクラッチのラインが強調され、シャープで洗練された印象を与えています。
暮らしに合わせた動線を計画
玄関ホールから見えるWICの壁には、割肌の石を貼ってダウンライトで照らし、室内の雰囲気を統一。同時に空間の奥行きを感じさせています。また玄関ホールからLDKの動線上にWICを、その奥には書斎をレイアウトしたこともポイントです。仕事から帰宅したらWICで着替えて書斎に荷物を置き、その足でリビングに向かうといった、スムーズな生活動線を叶えています。



相談会では、可能なリフォームプランと費用感を個別にご案内いたします。