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リフォームにおいて「満足できそうな会社に依頼すること」はとても大切です。でもひとつお伝えしたいのが、「みんなにとっての100%ではなく、ご自身にとっての100%の会社」を見つけることが重要だということ。またそのためには、ご自身がどんなリフォームを求めているかをはっきりとさせておきましょう。
今回はリフォーム会社の種類や各リフォーム会社の特徴、リフォーム会社を選ぶときに押さえておくべきポイントなどについて紹介します。
(作成日2023.4.6 更新日2024.2.7)
リフォーム会社の種類と各リフォーム会社の特徴
「リフォーム会社」と言ってもその種類はさまざまです。
代表的なものとして、
・大手ハウスメーカー系のリフォーム会社
・独立系のリフォーム会社
・不動産系のリフォーム会社
・工務店
・設計事務所
の、5つがあげられます。
これらのリフォーム会社はそれぞれ特徴が異なるため、どの会社にどういった特徴があるかしっかりと把握し、最適だと思われるところに依頼するようにしなくてはいけません。それぞれのリフォーム会社の概要や特徴について解説していきます。
1.大手ハウスメーカー系のリフォーム会社
三井不動産の「三井のリフォーム」や住友不動産の「新築そっくりさん」などは、大手ハウスメーカーが手掛けるリフォーム会社です。
大手ハウスメーカー系のリフォーム会社の主な特徴としては、
・アフターフォローが充実している
・自社の住宅の工法を熟知している
・設計や工事を委託しているケースがある
などが、あげられます。
設計や工事を委託しているところだとこだわりのデザインに対応してもらいにくいというデメリットはありますが、安心や信頼という点ではピカイチだと言えるでしょう。
2.独立系のリフォーム会社
特率系のリフォーム会社は、デザイン性と心地よさにこだわったオーダーメイドのリフォームを提案してくれるリフォーム会社です。
独立系のリフォーム会社の主な特徴としては、
・こだわりの住まいを実現できる
・コンセプトづくりが得意
・社内に設計部や工事部を設けているところもある
・物件探しからサポートしてくれるところもある
などが、あげられます。
独立系のリフォーム会社は規模が小さいところが多く「都心のみ」などエリアを限定している場合もありますが、こだわりの住宅づくりをサポートしてもらうのに最適なリフォーム会社です。
CRAFTでは都内のみならず、山梨や軽井沢のような別荘エリアのリフォームにも対応しています。さらにご希望があれば、物件探しからリフォームまでワンストップのサポートも。自分らしい空間づくりにとことんこだわりたい方におすすめです。
3.不動産系のリフォーム会社
ここ数年増えてきているのが、不動産系のリフォーム会社です。
不動産系のリフォーム会社の主な特徴としては、
・物件探しが得意
・マンションリフォームを中心に行っている
・予算調整がしやすい
などが、あげられます。
不動産系のリフォーム会社は不動産会社が経営しているリフォーム会社ということもあり、物件探しを得意としています。そのため、物件選びからサポートしてもらいたいときにうってつけです。
マンションリフォームが中心となっている会社が多い点には注意が必要ですが、物件の購入費用とリフォーム費用をまとめて借り入れできるので、資金計画や予算調整をしやすいというメリットもあります。
4.工務店
工務店の主な特徴としては、
・技術力が高い
・ベテランの職人が在籍していることが多い
・デザインを苦手としている傾向にある
などが、あげられます。
すべての工務店に当てはまるわけではありませんが、工務店はデザインを苦手としている傾向があり、プランニングを外部の設計会社に任せているケースも少なくありません。その場合、こちらの希望や意図が伝わりにくくなってしまう可能性があります。
一方、技術力は高いため、デザイン力やプランニング力よりも施工力の高さや技術力の高さを重視している人におすすめです。
5.設計事務所
設計事務所の主な特徴としては、
・デザイン性が高く提案力がある
・設計料が割高
・ラフプランから有料となるケースが多い
・施工は基本的に外注になる
などが、あげられます。
個性的なデザインやプランで選ぶなら設計事務所にリフォームを依頼するのもおすすめです。
ただ、新築とリフォームは勝手が異なるので、リフォームを得意としている設計事務所やリフォームの実績が豊富な会社を選ぶようにしましょう。
失敗しないリフォーム会社の選び、6つのポイント
リフォーム会社を選ぶときにリフォーム会社の種類とあわせて把握しておきたいのが、会社選びのポイントについてです。
主なポイントとしては、
・希望しているリフォームと同じ実績がある
・要望をしっかりと汲み取って提案してくれる
・良い評判や口コミが多く、ユーザーからの評価が高い
・費用が相場よりも安すぎない
・リフォーム前に建物の状態をしっかりと見てくれる
・アフターサービスが充実している
の、7つがあげられます。
これらのポイントを意識しながらリフォーム会社を選ぶようにすれば、会社選びで失敗してしまうことはありません。それぞれのポイントについて解説していきます。
1.希望しているリフォームと同じ実績がある
そのリフォーム会社のデザイン力や施工力をチェックする上で参考になる「実績」。実績をチェックする際は、こちらが希望している内容と同じ、あるいは似ているリフォームの実績が豊富かどうかをチェックするようにしましょう。
例えば、アイランドキッチンを導入するリフォームを希望しているのであれば、アイランドキッチンのリフォーム実績が豊富な会社や得意としている会社にお願いすることで満足のいく仕上がりになる可能性が高くなります。
実績は、会社のホームページに掲載されているリフォーム事例からチェックできるので、事前にしっかりとチェックしておくようにしましょう。
2.要望をしっかりと汲み取って提案してくれる
いくら施工力が高く実績が豊富なリフォーム会社でも、こちらの要望をしっかりと汲み取ってくれる能力が低ければ納得のいく仕上がりにはなりません。リフォーム会社の中には、こちらの要望を聞き入れずに会社側や担当者の意見を強引に押し通そうとするところもあるため、そういった会社への依頼は避けるべきです。
こちらの要望を汲み取った提案をしてくれるの大前提、加えて理想を叶えるためのベストなプランを積極的に提案してくれる会社を選ぶようにしましょう。
また電話やメールでは、担当者の対応を確認してみてください。相談しやすいか、要望をしっかりと汲み取ってくれるか、自分たちの考えや価値観に合わせた提案をしてくれるかを冷静に見てみましょう。
3.良い評判や口コミが多く、ユーザーからの評価が高い
リフォーム会社を選ぶ上でどんな情報よりも参考になるのが、その会社で実際にリフォームしたユーザーの意見です。良い評判や口コミが多く、ユーザーからの評価が高いリフォーム会社を選ぶようにすれば、会社選びで失敗する確率はグッと低くなります。
ただ、匿名性の高い口コミは自作自演で簡単に用意できてしまうので、信憑性の高さを注視しつつ、参考にする評判や口コミをピックアップするようにしてください。
〈CRAFT〉では、弊社でリフォームしていただいたお客様にインタビューを行い、ホームページに掲載しています。写真を交えながらお客様に率直な意見を述べていただいておりますので、きっと参考になるはずです。
ぜひチェックしてみてください。
4.費用が相場よりも安すぎない
リフォーム会社の中には一般的な費用相場よりもかなり安い価格で見積もりを出す会社がありますが、そういったリフォーム会社にはリフォームを依頼するべきではありません。
なぜなら、そういったリフォーム会社は、
・粗悪な材料を使っている
・技術力の低い職人に施工させている
・本来必要な工程を省いている
などの方法でコストカットしている可能性が高いからです。
企業努力によって相場よりも多少安くすることは可能ですが、相場よりも極端に安い金額を提示してくる会社はそれなりの対応をおこなっていると考えておかなくてはいけません。
5.リフォーム前に建物の状態をしっかりと見てくれる
リフォーム時、すでに老朽化が進んでいるケースがあります。とくに戸建ては注意。表面的にはきれいでも、内部が著しく劣化していることは珍しくありません。
そこでおすすめなのが、建物の状態をしっかりと調査してくれるリフォーム会社です。CRAFTでは、基礎・壁・床・柱・梁といった耐力性に関わる部分や、サッシ・屋根といった雨水の侵入に関わる部分を建築のプロが入念にチェック。必要があれば、補修工事や耐震補強をご提案するケースもあります。間取り変更やインテリアはもちろん大切ですが、リフォームで何より大切なのは、こうした住まいの性能に関わることです。
ただ表面的にきれいにするリフォームではなく、これからも長く安心して暮らせるためのリフォームを行っている会社に依頼するのがよいでしょう。
6.アフターサービスが充実している
リフォームして終わりではなく、その後のアフターサービスまで対応してくれるかも事前にチェックしましょう。リフォームが完了しても、暮らしているうちに不具合が生じることもあります。その際に、「スマートに対応してくれるか」はとても重要です。
リフォームをした後も「やっぱりここに手すりが欲しい」「本棚を造作したい」といったケースもあります。そうした時も、すぐに相談に乗ってくれるとリフォーム会社だと安心です。
追加工事も同じリフォームに依頼することで、統一感あるリフォームができ、また要望をスムーズに汲み取ってくれるというメリットがあります
相見積もりをとる時は、多くても3社まで
リフォーム会社を選ぶときはできれば相見積もりを行うようにしましょう。複数の会社から見積もりを取り、比較することで適切な価格が見え、よりベストな業者に工事を依頼できるようになります。
相見積もりをとるときは、
・見積もりの依頼は3社までに留めておく
・希望や予算などの条件は統一する
・同じタイミングで見積もりを依頼する
の、3点を意識しながらとるようにしましょう。
見積もりの作成は時間と労力がかかるので、多くなりすぎるのも考えものです。3社から見積もりをとれば相場がわかるので、3社程度に留めておくことをおすすめします。
見積もりをお願いする際は、工事の内容や希望の条件、予算などを必ず統一するようにしてください。条件が統一されていないと正しく比較できません。また、依頼するタイミングがズレてしまうと希望や求める条件が変わってしまう可能性があるので必ず同じタイミングで依頼するようにしましょう。
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〈まとめ〉リフォーム会社はポイントを意識しながら選ぼう
住宅のリフォームは会社選びでうまくいくかどうかが決まると言っても過言ではありません。そのため、リフォーム会社の種類と各リフォーム会社の特徴はもちろん、会社選びのポイントも意識しながら選ぶ必要があります。
施工力やデザイン性など自分の中で重要度の高いポイントを意識しながら選ぶようにすると、おのずとどのリフォーム会社に依頼するべきかが明確になってくるので、自分の中で重要度が高いと思われるポイントをピックアップするところから始めてみてはいかがでしょうか?
数あるリフォーム会社の中でも独立系のリフォーム会社に魅力を感じる場合は〈CRAFT〉にお任せください。高い提案力とデザイン力で理想の住宅づくりをサポートさせていただきます。実際に〈CRAFT〉でリフォームさせていただいたお客様の声も参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。
<著者>上原 宏介
住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。