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鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はどこまでできる?

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はどこまでできる?
鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?

鉄筋コンクリート造(RC造)は基本的には自由な間取り変更が可能です。しかし、構造によってはリフォーム時に制限が出ることもあります。この記事では、鉄筋コンクリート造(RC造)の構造や間取り変更の自由度、費用や注意点・ポイントなどについて解説します。

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鉄筋コンクリート(RC)リフォーム・鉄筋コンクリート(RC)リノベーション

鉄筋コンクリート造(RC造)とは

鉄筋コンクリート造(RC造)とは、鉄筋で作った骨組みにコンクリートを流し込むことで形成する建物のことです。柔軟性があり引っ張る力に強い「鉄筋」と、圧縮力に強い「コンクリート」を組み合わせた鉄筋コンクリートは、互いの弱点を補い合うことで非常に高い耐久性・耐震性を持っています。また、耐火性能や遮音性能にも優れています。

鉄筋コンクリート造(RC造)の構造別の間取りの自由度

鉄筋コンクリート造(RC造)の構造は、大きく分けて「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つがあり、構造によってリフォーム・リノベーションの自由度が変わってきます。ここから、それぞれの構造や特徴について詳しく見ていきましょう。

ラーメン構造の特徴・できること

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?

ラーメン構造は、垂直に立つ「柱」と柱を水平方向につなぐ「梁」で骨組みを作り、建物を支える構造です。柱と梁によるフレームがしっかりしているため、柱と柱の間隔を広くでき、リフォーム・リノベーション時の間取り変更の自由度が高くなります。工法によっては室内に柱や梁が張り出すこともあり、家具が上手く配置できるか、イメージ通りになるかなど事前に確認しておくといいでしょう。

  • 【ラーメン構造でできること】
  • ・複数の部屋を一つの広い大部屋にする
  • ・間仕切り壁を取り払ってワンルームにする
  • ・壁・窓の位置を変更する

ラーメン構造は、上記のように自由度の高いリフォーム・リノベーションが行なえます。ただし、家の構造によっては制限が出る可能性もあるため、詳しくはリフォーム会社に確認してみましょう。

壁式構造の特徴・できること

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?

壁式構造は、壁と床の「面」によって建物を支える構造です。4枚の壁・床・天井の合計6枚の面で構成されており、ラーメン構造よりもさらに地震に強く、柱や梁が張り出さないため室内がすっきりするという特徴があります。

一方、壁式構造は「耐力壁」によって建物を支えているため、リフォーム・リノベーションではコンクリートの耐力壁を移動させたり取り払ったりということが難しく、間取り変更が制限されます。またラーメン構造と比べると窓や出入り口を大きくするといった開口部に制約が出てしまうことがデメリットです。

  • 【壁式構造でできること】
  • ・壁を部分的に開口するなど工夫して部屋をつなげる
  • ・耐力壁以外の壁の移動・撤去
  • ・構造上動かせない壁をインテリアに取り込み、存在を抑える

ラーメン構造と比べると不利と思われがちな壁式構造ですが、視覚的・デザイン的に工夫をすれば希望の間取りを実現できることも。CRAFTでは希望の間取りの実現のために、さまざまな工夫を取り入れたプランニングを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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「ラーメン構造」と「壁式構造」の見分け方

「自宅がラーメン構造なのか、壁式構造なのか」は、ある程度は見分けることができます。室内や間取り図を見て、以下の点をチェックしてみましょう。

  • ・柱が出っ張っている……ラーメン構造の可能性がある
  • ・柱が出っ張っておらずすっきりしている……壁式構造の可能性がある

室内に柱や梁が出っ張って見える場合は、ラーメン構造の可能性が高いと考えられるでしょう。ただし、あくまで簡易的な見分け方となるため、正確な情報を知りたい場合はプロに依頼してチェックしてもらうことが大切です。プロが見れば、「この壁は移動や撤去が可能」など、間取り変更できる部分についてのアドバイスもしてくれるでしょう。

鉄筋コンクリート造(RC造)のリフォーム費用相場

鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅のスケルトンリフォームやフルリフォームは、一般的には30万円〜/平米を見ておくとよいでしょう。

ただし、鉄筋コンクリート造(RC造)の戸建てのリフォームは、広さや工事内容(耐震補強や断熱リフォーム、屋根や外壁などの外装リフォーム、テラスやカーポート、フェンスの設置など)、建物の劣化状況よって費用は大きく変わってきます。ご自身の希望に近い事例やご自宅と同じくらいの広さの住宅の事例を参考にしたり、リフォーム会社に相談して見積もりを取るのがおすすめです。

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リフォームなら建て替えの1/2の費用で新築のような家に

鉄筋コンクリート造(RC造)の「建て替え」で解体費用がかかり、木造住宅の建て替えよりもコストがかさんでしまいます。一方で、リフォームの場合、木造住宅の費用とほとんど変わりません。丈夫な構造躯体を活かしたリフォームであれば、約1/2の費用で新築のように新しくすることも可能です。浮いたコストで設備や内装のグレードアップも検討できます。

鉄筋コンクリート造(RC造)リフォーム時の注意点・ポイント

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?

ここからは、鉄筋コンクリート造(RC造)リフォーム時の注意点やポイントについて解説します。

〈1〉耐震診断・耐震補強工事を行う

鉄筋コンクリート造(RC造)のなかには旧耐震基準の1981年以前に建てられた住宅も多くあります。現在の新耐震基準を満たしてしない建物の場合、表面的には劣化が見られなくても耐震補強工事が必要となることも。安心して長く住み続けるためにも、リフォーム・リノベーション前に耐震性に問題がないかチェックし、必要に応じて耐震補強を行いましょう。

〈2〉リフォーム工事中の騒音に配慮する

リフォーム工事でコンクリートの壁に穴を開けたり、削ったりする(はつり)や、壁の解体の際には大きな音が出ます。工事中の騒音がご近所トラブルのもとになることもあり、騒音への配慮が必要です。CRAFTの鉄筋コンクリートリフォームでは、事前の近隣あいさつはもちろん、なるべく大きな音が出ないように手ではつる・窓を閉めて作業するなど、さまざまな配慮を行っています。

〈3〉必要に応じて配管・配線工事も検討する

リフォーム・リノベーションでは、間取り変更や内装・外装だけでなく、見えない部分である配管や配線も重要です。配管や配線も劣化や傷みが起こるため、築年数が古い場合などは、交換工事を検討しましょう。傷んだまま使用すると水漏れや漏電などのトラブルにつながることもあるため、事前調査をしっかりと行い、必要な工事は行っておくと安心です。

〈4〉断熱リフォームを行う

鉄筋コンクリート造(RC造)は熱伝導率が高く、外気温に影響されやすいといわれています。築年数の古い物件の場合、「断熱材がほとんど入っていなかった」というケースもあり、冬の寒さや夏の暑さが気になることも。リフォーム・リノベーション時には断熱ボードの追加や発泡ウレタンの吹付けなどによる断熱工事を行い、断熱性能を高めると、気温に影響されにくくなり、一年中快適に過ごせるようになります。

〈5〉鉄筋コンクリート造のリフォーム事例が豊富な会社を選ぶ

鉄筋コンクリート造(RC造)のリフォーム・リノベーションは、信頼できるリフォーム会社に依頼することも大切です。鉄筋コンクリート造(RC造)は構造によっては間取り変更に制限が出ることもあり、壁を取り払ったり、吹き抜けを設けたりする大きな間取り変更は、構造計算を行い「どこの壁を取り払うか」「配管をどのように移動させるか」「どこを補強するか」などを慎重に検討する必要があります。

リフォーム会社にはそれぞれ強み・得意分野があり「キッチンや浴室、トイレなど部分的なリフォームがメイン」の会社もあれば、「スケルトンリフォームなど大規模なリフォームが専門」の会社もあります。鉄筋コンクリート造(RC造)のリフォーム事例がわずかで、専門知識やノウハウが少ない会社に依頼すると、以下のようなトラブルにつながる可能性も。

  • ・補強すべき箇所を見落としたまま工事が進んでしまう
  • ・配管の劣化に気づかず、雨漏りが起こる
  • ・工事が始まってから劣化を発見して追加費用が発生する、工期が長くなる など

また、リフォーム・リノベーションの費用や工事方法は、リフォーム会社や物件によって大きく異なる場合があるため、ホームページなどで事例を確認し、鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅のリフォーム実績が豊富な会社に依頼するのがおすすめです。

鉄筋コンクリート造(RC造)リフォーム事例

ここでは、CRAFTの鉄筋コンクリート造(RC造)リフォーム・リノベーション事例をご紹介します。

〈リフォーム事例1〉壁式構造の住宅をリフォームで一新

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?
デザインリフォーム・リノベーション事例 #18516

鉄筋コンクリート造(RC造)の壁式構造の住宅をスケルトンリフォームで一新。工夫を凝らしたプランで構造上の制限をクリアし、イメージを大きく変更しました。LDKに面した階段室の壁は取り払い、スケルトン階段に。珪藻土やサペリ材、アッシュ材といった自然素材をたっぷりと使い、リゾートのようにリラックスできる空間になっています。

〈リフォーム事例2〉レトロ・モダンが交差する心地よい空間

鉄筋コンクリート(RC造)リフォームの注意点&事例!間取り変更はできる?
デザインリフォーム・リノベーション事例 #16010

1階は賃貸として貸し出ししていた鉄筋コンクリート造(RC造)のご実家の2階部分を、ご夫婦と猫が暮らす住居にリフォーム。広々としたリビング、アンティーク家具やインテリアがマッチする空間というご希望に合わせて、ライフスタイルに合わなかった和室や書斎をなくし、キッチン〜リビング・ダイニング〜客間までひと続きの開放感ある空間にしました。

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〈まとめ〉鉄筋コンクリートリフォームは実績豊富なCRAFTへ

鉄筋コンクリート造(RC造)は建て替えよりも費用を抑え得ることができ、理想の間取りにリフォームしやすい建物です。しかし、経験と実績のある会社に依頼しなければ、無難なプランしか提案されず、これまでと変わり映えのしない住まいになってしまうでしょう。せっかくリフォームするなら、オリジナリティのある魅力的なプランを採用したいところです。

そのために大切なのは、リフォーム会社選びです。CRAFTでは入念な事前調査を行い、構造や工法を理解した上で最大限の工夫を取り入れたプランをご提案しています。

CG・VRを使い、リフォーム後のイメージを見ることができ「希望のイメージはあるが、どんな風になるのかわからない」という方も、安心してご依頼いただけます。ぜひ一度お気軽にお問合せください。

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CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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