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“鉄筋コンクリート・RCリフォーム” | デザインリフォームのクラフト

“鉄筋コンクリート・RCリフォーム”
リフォーム費用は建て替えの約1/2

鉄筋コンクリートの中古一戸建ては、間取り変更の自由度が高く、きちんとメンテナンスを行えば「100年以上持つ」と言われています。さらにリフォーム費用は「建て替え(新築)の約1/2」と、コスト面での大きなメリットも、鉄筋コンクリートリフォームが選ばれる理由の一つです。ただし、鉄筋コンクリートリノベーションの実績と建築知識のある会社に依頼することが大切です。

“鉄筋コンクリート・RCリフォーム”のデザイン事例

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RCの中古戸建てを東京でお探しの方もぜひご相談ください。無料ホームインスペクションを実施し、建物の状況を正確にお伝えするため安心してご購入いただけます。また見学時には「リノベでできること」や「大まかな費用感」をアドバイス。ご自宅の売却もサポートしています。

鉄筋コンクリート造(RC造)とは? 

鉄筋コンクリート造(RC造)とは、「鉄筋」と「コンクリート」でつくられた建物のこと。鉄筋は引っ張る力には強く、圧縮には弱い。コンクリートはその逆で、圧縮には強く、引っ張る力には弱いという特徴があります。鉄筋とコンクリート、それぞれがお互いの弱さをカバーして強度を高めているため、木造や軽量鉄骨住宅よりも頑丈です。鉄筋コンクリート造(RC造)は高い耐久性・耐震性があり、メンテナンスをしっかりと行えば、かなり長持ちします。鉄筋コンクリート造はリノベーション向きの建物です。

鉄筋コンクリート造がリフォーム向きな5つの理由

1.耐久性・耐震性が高い

鉄筋コンクリート造(RC造)の建物は、木造や鉄骨造(S造)よりも耐久性が高いため、リフォーム・リノベーションやメンテナンスをしっかり行うことで100年以上暮らし続けることができます。引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートの組み合わせで、高い耐震性も発揮します。地震の多い日本においては、とても安心な住まいです。

2.火事に強い

コンクリートは不燃材のため、もし火災が起きても全壊することはありません。高温の熱に長時間さらされ構造が劣化することはありますが、ほとんどの場合は建て替えではなく、リフォームで再生可能。費用もかなり軽減できます。もちろん、そのためには日頃からのメンテナンスが大切です。

3.音が響きにくい

壁や床に質量があるほど、音は伝わりにくくなります。つまり質量が詰まったコンクリートは、「音や振動が伝わりにくい」という特徴があります。多くのマンションで採用されている鉄筋コンクリート造は、上下階の音が響きやすい二世帯住宅にもおすすめです。家族の生活音が気にならないため、ストレスなく暮らせるでしょう。

4.プランの自由度が高い

「鉄筋コンクリートのラーメン構造」なら、壁をなくして大空間を設けるなど、ほとんどのケースで好きな間取りに変えられます。一方「壁式構造」は自由度が低いため、部分的に開口するといった工夫で希望の間取りに近づけます。

5.建て替え費用の1/2

鉄筋コンクリート造(RC造)の建て替えには「解体費用」と「建築費用」がかるため、かなり高額に。でもリフォームなら建て替え費用の約1/2。耐久性の高い鉄筋コンクリート造(RC造)は、断然リフォームがお得です。

鉄筋コンクリート造の「ラーメン構造」「壁式構造」の違い

ラーメン構造は自由なプランでリフォームしやすい
鉄筋コンクリートリフォーム・RC造リフォーム

鉄筋コンクリート造(RC造)のメリットを最大限に受けることができるのが、ラーメン構造です。ラーメン構造は柱と梁が一体化になるよう接合されています。RC造で住戸の四隅に太い柱があるならラーメン構造だと判断して良いでしょう。強い地震や台風が起こっても接合部分は変形せず、建物の状態をキープできます。梁や柱による凹凸があるものの、耐力壁やブレースを入れる必要がないため、リフォームで間取りを変えやすいというメリットも。間仕切り壁を撤去してリビングを広くしたり、天井を開口して吹き抜けを設けたりと、自由な発想で大胆なリフォームが可能です。二世帯住宅へのリフォームにもぴったりです。

壁式構造はリフォームプランの工夫が必要
鉄筋コンクリートリフォーム・RC造リフォーム

鉄筋コンクリート造(RC造)の壁式構造は、建物を柱や梁ではなく「耐力壁」で支えています。部屋の四隅に柱がない場合は、壁式構造と判断できます。最大のメリットは、柱や梁の凹凸がなく、空間がすっきりとしていること。一方で耐力壁を撤去できないため、ラーメン構造と比べると間取り変更がしずらいことがデメリットです。ラーメン構造と比較すると、少し不利になってきます。壁式構造の住まいをリフォームする場合は、できるだけ既存の間取りを活かしてレイアウト変更するのが基本です。ただし構造計算のもと、壁を部分的に開口して部屋をつなげることはできます。「壁式構造だから間取り変更できない」のではなく、視覚的・デザイン的に工夫すれば、ご希望の間取りにできるケースも。「RCの壁式構造だから」と諦めずに、ぜひCRAFTにご相談ください。

鉄筋コンクリートリフォームのビフォーアフター事例1

鉄筋コンクリートリフォーム・RC造リフォーム

築40年の鉄筋コンクリートリフォームのビフォーアフターです。建物の構造はしっかりしていたものの、冬は寒く、間取りが細かく別れて窮屈な印象でした。リフォームでは1階のワンフロアすべてを趣味のためのプレイルームに変更。断熱材を充填し、窓はペアガラスと断熱サッシに交換。さらに床暖房も入れて、あたたかな環境で映画や音楽をたのしめるようにしています。広い土間との間には室内窓を入れて、海外のラフな住まいのように仕上ました。

鉄筋コンクリートリフォームのビフォーアフター事例2

鉄筋コンクリートリフォーム・RC造リフォーム

築30年の鉄筋コンクリートリフォームのビフォーアフターです。ゲストをもてなすことが多いため、リビング横の和室をとりこみ広々としたLDKに。独立していたキッチンはオープンにし、CUCINAでオーダー。キッチンの収納扉にはやさしい木目をセレクトし、下り天井はこちらに合わせて同じカラーの木を張りました。モダンながらも木のぬくもりを感じさせる空間です。

鉄筋コンクリートリフォームのポイント

間取り変更は大胆に

RC造のリフォームは、ラーメン構造であればほぼ思いのままに間取りを変えられます。柱のない大空間のリビングや吹き抜けなど、理想の間取りを実現しやすいのが鉄筋コンクリート造(RC造)のラーメン構造のメリット。ただし、間取り変更の際は、柱や梁が目立たないようにプランニングしましょう。間取りが制限されてしまう壁式構造も、耐力壁の存在を抑える・インテリアに取り込むといった工夫をすることで、理想の空間に仕上がります。

必要があれば構造補強を

RCの戸建てリフォームでは、間取り変更に伴って構造補強が必要になる場合があります。パートナーの構造設計事務所とともに、構造計算を実施。「壁を撤去できる」とわかったら、撤去作業とともに補強工事を行います。壁の撤去後に、建物の耐久性が著しく低下することは避けたいところ。構造設計事務所としっかり連携が取れており、補強方法の経験豊富なリフォーム会社に依頼することが大切です。

寒さ・暑さ対策

鉄筋コンクリート造(RC造)の住まいの大半「冬は寒く、夏は暑い」と言われています。これはコンクリートの熱伝導率が高いため。冬に冷えたコンクリートはあたたまりにくく、夏に熱くなったコンクリートはなかなか冷めません。そこで必要なのが断熱工事。リフォームではほとんどの場合、断熱ボード貼り付け、もしくは発砲ウレタンフォーム吹き付けによる「内断熱」を行います。鉄筋コンクリートリノベーションでは、暑さ寒さ対策も可能です。

結露対策

結露は室内と屋外の温度・湿度の差から生じます。断熱工事に加えて「窓の性能アップ」と「通風の確保」が必要です。窓はLow-E複層ガラスやペアガラスといった断熱性能が高いもの、もしくは二重サッシに変更。さらに換気口や給気口の新設、風通しのよい間取りへ変更することで、空気の流れをつくり風通しをアップ。鉄筋コンクリートの家をリフォームすると、こうしたお悩みも解消できます。

バリアフリーも考えよう

鉄筋コンクリート造のリノベーションでは、ホームエレベーターの設置も可能です。建物にゆとりがあれば、確認申請を提出して邸内に設置します。この場合、構造計算と構造補強が必要になることも。また、敷地にゆとりがあり、建ぺい率・容積率が建築基準法に基づいていれば「増築」してホームエレベーターを設けることができます。バリアフリー対策としてもおすすめです。

RC造のフルリノベーション費用の目安

鉄筋コンクリートリフォーム・RC造リフォーム

鉄筋コンクリートの中古一戸建てをフルリノベーションする場合は、解体工事費用/耐震工事費用/断熱工事費用/窓、サッシ交換費用/外壁・屋根工事費用/設備交換費用/電気配線工事費用/床や壁の材料費用/その他諸費用といった費用が必要になってきます。さらに外構まわりを工事したり、リノベーションで増築する場合はそちらの費用も必要に。工事内容はご家庭ごとに異なるため、「だいたいこの金額になります」とお伝えしにくいのが現状です。おおまかな金額を知りたい場合は、CRAFTの戸建てリノベーション事例を見てみましょう。ご自宅と同じような広さ・リノベーションやりたいことに近い事例の金額が参考になるはずです。リノベーション費用は、木造もRC造もそれほど変わりません。

鉄筋コンクリートリフォームが、建て替えよりも経済的な理由

鉄筋コンクリート造(RC造)は頑丈に建てられているため、そのぶん新築費用も高額で、木造の約1.5~2倍に。さらに解体費用も木造の約1.5〜2倍です。地面に杭が刺さっている場合、解体だけで1000万円以上になることも。せっかく頑丈に建てられ長持ちするRC造は、高額なコストをかけてまで建て替えるメリットは少なく、そのまま活かしたほうがはるかに経済的。鉄筋コンクリートのリノベーション費用は、建て替えに比べて1/2~1/3程度抑えられます。「RC造だからリフォーム費用が高くなる」ということはありません。むしろ費用は木造住宅とほとんど変わりません。構造躯体のクラックや鉄筋のサビ、雨漏りなどをスケルトンの状態でチェックし、メンテナンスをした上で躯体を活かすことが大切です。

鉄筋コンクリート・RCリフォームの工事の注意点

耐震補強工事が必要かもしれない

鉄筋コンクリート造(RC造)は寿命が長いとされています。とはいえ、耐震基準が改正された1981年以前に建てられた場合は、劣化に強くとも耐震性に不安があります。リフォームの際には耐震チェックを行い、必要であれば耐震補強工事を行いましょう。耐震壁を増やす・壁を厚くする・鉄骨ブレースを入れる・柱を太くするなど、コストや工期を考慮して選択します。

工事中の防音対策はしっかりと

解体工事中にコンクリートの壁をはつる(けずる)とき、大きな音が出てしまいます。この騒音はご近所トラブルのもと。住宅密集地や集合住宅ではとくに、近隣の方への配慮が必要です。クラフトでは、騒音が出る機械はできるだけ使わず、手作業ではつる・窓を閉めきって作業するといったことで、騒音が出ないように配慮。鉄筋コンクリートリフォームだからこそ、慎重に工事を進めます。

鉄筋コンクリートの家をリフォームするメリット

資産価値を向上できる

鉄筋コンクリートリノベーションでは断熱性やデザインアップをすることで、住まいが新築のように生まれ変わります。それにより、建物の価値もアップ。築年数にかかわらず、将来の売却や賃貸がスムーズになります。鉄筋コンクリートリフォームは、資産価値の向上にも効果的です。

相続税対策に

もし近い将来、鉄筋コンクリートの家をお子さまに引き継ぐ予定がある方も、フォームがおすすめです。「古い実家が空き家になって困った」という話はよく聞きますが、リフォームすることでお子さま世帯も心地よく暮らすことができ、もし賃貸に出すとしても借り手を見つけやすくなります。資産価値は上がる一方で、固定資産税は据え置きです。リフォームでキャッシュアウトし、価値ある建物として次世代に引き継ぐことも有効な相続税対策のひとつです。

地球環境にも貢献

鉄筋コンクリート造の家を建て替えるとなると、解体時に大量の産業廃棄物が出ます。また、まだ使える構造躯体もやりかえる方法は、サスティナブルな世の中に反していると言えるでしょう。建物をそのまま活かし、鉄筋コンクリートリフォームによって心地よく美しい住まいに一新することで、地球環境に貢献しながら次世代に受け継ぐことができます。