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中古マンションをリノベーションするときに知っておきたい、7つのメリット・4つのデメリット

中古マンションをリノベーションするときに知っておきたい、7つのメリット・4つのデメリット
中古マンションをリノベーションするときに知っておきたい、7つのメリット・4つのデメリット

近年、新築マンションではなく中古マンションを購入し、リノベーションで理想の住宅を実現しようと考える方が増えてきています。実際、リノベーション前提で中古マンションの購入を検討している方も多いかと思いますが、事前にしっかりと確認しておきたいのが「中古マンション+リノベーション」のメリットとデメリットについて。

今回は、中古マンションを購入してリノベーションするメリットとデメリットについてご紹介します。

中古マンションを買ってリノベーションする7つのメリット

代表的な7つのメリットについて解説していきます。

1. コストを抑えやすい

以下のデータは、首都圏にある中古マンションの築年数ごとの販売価格に関するデータです。

築年数販売価格㎡単価
~築5年6,902万円107.1万円
~築10年5,935万円95.8万円
~築15年5,783万円86.8万円
~築20年5,048万円77.8万円
~築25年4,461万円71.1万円
~築30年2,612万円55.7万円
築30年~2,832万円57.1万円

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構

同じ首都圏の新築マンションの平均販売価格は「6,536万円」、㎡単価は「97.4万円」となっています。築10年以内までであれば新築マンションと中古マンションの価格にそれほど差はありませんが、築30年以上になると、新築マンションの半額以下で購入することも可能になります。

物件の購入費用が安くなる分トータルのコストを抑えやすくなる点は、非常に魅力的なメリットだと言えるでしょう。

2. 物件の選択肢が増える

物件の選択肢が増えるのも、リノベーション前提で中古マンションを購入するメリットの一つです。

新築のマンションだと、どうしても建設できる土地が限られてしまうため、住みたい街で理想の物件を見つけるのが難しくなってしまいます。

一方、中古マンションの場合は売りに出されている中古マンションすべてが購入の対象になるため、物件の選択肢が増え、

・地域
・最寄り駅からの距離
・近隣の環境

など、条件に合う物件が見つかりやすくなっています。

3. 間取りや内装を好みに変えられる

中古マンションを購入してリノベーションする場合、部屋の間取りや内装などを自分好みに変更可能です。

・間取りが気にいらない
・収納が少ない
・部屋の壁紙の色やデザインが気にいらない

など、条件にそぐわない箇所があったとしても、変更できます。

4. 資産価値が下がりにくい

新築のマンションは購入と同時に住宅価格の2割ほど価値が下がってしまうと言われていますが、中古マンションの価格は築20年で下げ止り、ほとんど変化しなくなります。

この資産性をキープしやすい点も、リノベーション前提で中古マンションを購入する際の大きなメリットになります。

5. 物件や周囲の環境を事前にチェックできる

新築マンションを購入する場合、建設前の契約がほとんどで、周囲の環境を事前にチェックできないケースも少なくありません。

また、確認できるのはあくまでモデルルームですので、実際の住戸の

・日当たり
・通風
・騒音

などを確認できないのも大きな懸念点になります。

一方、中古マンションの場合は、周囲の環境はもちろん実際の部屋の内覧もできるため、そういった心配がありません。同じマンションにどういった住人が住んでいるか確認できる点も、中古マンションならではのメリットになります。

6. 売却するときに買い手がつきやすい

中古マンションは築年数が古くなれば古くなるほど買い手がつきにくくなってしまいます。

一方、中古マンションを購入してリノベーションする場合、リノベーションによって部屋全体が新しく生まれ変われば、古さが解消され、売却するときに買い手がつきやすくなります。

7. 物件費用とリノベーション費用をまとめて低金利の住宅ローンで借り入れできる

中古マンションは新築のマンションよりも安く購入できるとはいえリノベーションの費用も合算すると結構な金額になりますが、物件の購入費とリノベーションの費用をまとめた金額で低金利の住宅ローンの借り入れがおこなえます。

物件費用とリノベーション費用をすべてローンで借り入れたい方には、非常に大きなメリットになるはずです。

ただ、後日リノベーションを実施するとなると、金利の高いリフォームローンを利用することになり、金利が高くなるので、なるべく物件の購入とリノベーションを同じタイミングでおこなうことをおすすめします。

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中古住宅購入と同時にリフォームしたらおトク?住宅ローン控除や減税、補助金のメリットも

中古マンションを買ってリノベーションする4つのデメリット

代表的な4つのデメリットについて解説していきます。

1. ローンの借り入れ金額が少なくなってしまうケースがある

中古マンションを購入してリノベーションをする際に利用できるローンには、「有担保型の住宅ローン」と「無担保型のリフォームローン」があります。住宅ローンは、物件の購入とリノベーションの両方に利用できるローンです。

一方、リフォームローンは、物件を購入した後でリノベーションする際に利用するタイプのローンです。無担保型のリフォームローンの場合、借り入れできる限度額が500万円程度と少なくなってしまうため注意が必要になります。

2. 間取りを変えられないケースがある

中古マンションを購入してリノベーションを実施する際のメリットとして間取変更ができる点をあげましたが、構造上間取りの変更できないケースもあるため注意が必要です。

物件の購入とリノベーションを別々の業者に依頼してしまうと、「物件を購入したものの、間取りが変更できず断られてしまった…」となってしまいかねないため、トータルで依頼できる業者への依頼をおすすめします。

3. すぐに住むことができない

中古マンションを購入してリノベーションするケースでは、当然ですが、リノベーションが完了するまで住むことができません。

新築マンションは部屋の購入が完了して契約が成立した段階ですぐに住み始められるため、この点は、リノベーション前提で中古マンションを購入するケースならではのデメリットだと言えるでしょう。

4. リノベーションのプラン次第では費用が高くなる

新築マンションを購入するよりもコストを抑えられやすい点がリノベーションを前提として中古マンションを購入するメリットだと紹介してきました。

しかし、リノベーションのプラン次第では逆に費用が高くなってしまうこともあるため注意しなくてはいけません。

・間取りを大きく変更する
・すべて最新の設備に入れ替える
・高い建材を取り入れる

など、こだわりすぎると費用が高くなってしまいかねません。

業者に相談しながらこだわるところと妥協するところを決め、予算の範囲内でリノベーションをおこなうようにしましょう。

中古マンションをリノベーションした事例

中古リノベーションは「ワンストップ」が断然おすすめ!物件探し~リノベの進め方
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #17002

こちらは、CRAFTでで物件探しからリノベーションまで対応した事例の一つです。

「ホテルライクな環境で子育てをしてみたい!」という要望を叶えるため、江東区の中古マンションを購入してリノベーションを実施。

まるでホテルのようなモノトーンスタイルのシックな空間ですが、大きなファミリークローゼットと納戸を備えていたり、奥さまの家事をスムーズにする導線が整えられていたりと、暮らしやすさも兼ね備えています。

物件を購入する際の悩みのタネだった収納不足と家事動線の悪さを、リノベーションによって解消しています。

〈まとめ〉物件探しからリノベーションまでトータルでCRAFTにお任せ

リノベーション前提で中古マンションの購入を検討されている方向けに、「中古マンション+リノベーション」の、メリットとデメリットについて紹介してきました。

中古マンションを購入してリノベーションをする場合、

・コストを抑えやすい
・物件の選択肢が増える
・間取りや内装を好みに変えられる
・資産価値が下がりにくい
・物件や周囲の環境を事前にチェックできる
・売却するときに買い手がつきやすい
・物件費用とリノベーション費用をまとめて住宅ローンで借り入れできる

など、新築マンションにはないさまざまなメリットがあります。事例としても紹介したように、物件のマイナスポイントをリノベーションで補えるのは非常に大きなメリットだと言えるでしょう。

一方、

・ローンの借り入れ金額が少なくなってしまうケースがある
・間取りを変えられないケースがある
・すぐに住むことができない
・リノベーションのプラン次第では費用が高くなる

など、デメリットもあるので注意が必要です。そのため、メリットとデメリットをよく比較しながら検討するようにしてください。

また、デメリットの一つである「間取りを変えられないケースがある」については、物件探しからリノベーションまでトータルで依頼できる会社に任せることでそのデメリットを回避できるようになります。

CRAFTでは、物件の購入からリノベーションまでトータルでサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。

中古物件購入+リノベーションの事例一覧はこちら

中古マンションリフォーム・リノベーションの事例一覧はこちら

CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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