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中古マンションのリノベーションは、「コストを抑えやすい」「好きな間取りやデザインにできる」など多くのメリットがあります。一方で、「希望の間取りにできなかった」などのデメリットも。中古物件購入~リノベまでをワンストップで対応できる会社に依頼すれば、こうしたトラブルを避けられます。
中古マンションをリノベーションする6つのメリット

1.好みの間取り・デザインに変えられる
中古マンションリノベーションでは、自分の好みやライフスタイルに合わせて間取りや内装をカスタマイズできます。
和室を取り込んでLDKを広くしたり、バスルームを窓側に移動するなど思いのまま、床や壁紙はもちろん、キッチンや浴室といった設備も自由にセレクトできます。
新築マンションは基本的に無難なインテリアが採用されていますが、中古マンションリノベーションなら、ご自身の一つひとつのこだわりを詰め込んだ、オリジナルの住まいを手に入れられます。
2.新築よりも費用を抑えられる
中古マンションは、新築マンションに比べて物件価格が抑えられているため、当然ながら新築よりも低予算で物件を購入できます。
また、新築マンションでは割引や値下げなどの価格交渉ができないケースが多いですが、中古マンションであれば価格交渉に応じてもらえる可能性があります。
物件の購入費用で浮いた分の予算はマンションのリノベ費用に充てられるため、仕様にこだわるなどしてカスタマイズの幅をさらに広げることが可能です。
3.物件の選択肢が増える
近年、人気エリアほどマンション用地の取得が難しく、好立地に新築マンションが建てられるケースは稀です。
しかし、中古マンションであれば立地条件が良いエリアに既に建てられているケースが多く、新築マンションよりも立地の選択肢が豊富です。
住まいや住環境にこだわりがある方であれば、新築よりも中古マンションリノベーションで検討してみると良いでしょう。
4.住環境を購入前にチェックできる
新築マンションは竣工前に契約するケースがほとんどです。しかしモデルルーム見学だけでは、日当たり・風通し・騒音・管理状況などはわかりません。
一方で、中古マンションは「実際に暮らす空間」を見学できるため、騒音や日当たりなどもしっかりと確認できます。
ご自身の住居だけでなく、エントランスや自転車置き場は整頓されているか、どのような人が暮らしているか、などもチェックしておけば、暮らしてから近隣トラブルに悩まされるリスクを低減できます。
5. 資産価値が下がりにくい
新築マンションを購入して住み続けた場合、10年ほどで当初の購入価格よりも価値が下がるケースがほとんどです。
一方で、中古マンションであればすでにある程度の築年数が経過しているため、資産価値の低下が緩やかです。
都市部や駅近くなどの立地条件が良いエリアの物件であれば、常に一定の需要があるため、資産価値が下がりにくい傾向です。数年後に売却することがあっても、売れ残る心配はありません。
6.リノベ費用も低金利の住宅ローンで借入れできる
リノベーション費用は「リフォームローン」で借り入れるのが一般的です。ただし「リフォームローン」は「住宅ローン」よりも金利が高く、借入れ条件も厳しくなる傾向があります。
ただし中古マンションを購入してリノベーションをするなら、リノベ費用も低金利の「住宅ローン」でまとめて借り入れられます。
物件購入時にリノベの見積りが必要になるため、一般的な不動産会社では対応が難しいケースがありますが、CRAFTのようなワンストップリノベーション会社なら対応できます。
中古マンションをリノベーションする3つのデメリット

1.希望の間取りにできない場合がある
マンションの構造には「壁式構造」と「ラーメン構造」の2種類があります。
壁式構造だと撤去できない壁があるため、希望の間取りにできないケースもあります。また、直床・直天井では配管経路を確保できず、水回りの移動が難しくなることも。
購入後に「思っていた間取りにできなかった」と発覚するリスクがあるのは、中古マンションリノベーションのデメリットの一つです。
2.欠陥マンションを買うリスクがある
築年数の古い中古マンションには、コンクリートのひび割れ、耐震性不足、給排水管の劣化、雨漏りなど、目に見えない不具合が潜んでいることがあります。
外壁や廊下などの共用部のリノベーションは管理組合の承認が必要となり、住民個人ではどうにもできず、管理組合の対応を待つしかありません。
また、専有部分に想定外の不具合が見つかると、リノベーション時に追加費用や工期延長、最悪の場合は計画の大幅変更が必要になります。
3.住み始めるまでに時間がかかる
当然ですが、購入物件はリノベーションが完了するまでは住むことができません。マンションリノベーションの工期は概ね3~5ヶ月程度ですが、広さやプランの内容によってはさらに長くなることも。
ご自宅の売却のタイミングによっては、仮住まいやトランクルームが必要となり、想定外の家賃が発生してしまいます。
中古マンションリノベーションの成功ポイント
先ほどご紹介した「デメリット」を回避するためのポイントをご紹介します。
「リノベで実現できる間取り」を知る
購入前にリノベーション会社に「どのようなプランが実現できるか」を聞いておけば、物件購入で失敗するリスクがなくなります。ここで「理想の間取りにできない」とわかったら、購入をやめることもひとつの手。
また「間取り変更が難しい」とされている壁式構造、直床・直天井のマンションでも、プランを工夫することで、希望の間取りにできる場合があります。ご自身で「間取り変更できる・できない」を判断するのは難しいため、専門家に相談することが大切です。
「建物の状態」をきちんと把握する
中古マンションの耐震性は、一般の方でもある程度は築年数で判断できます。たとえば1981年(昭和56年)の5月31日までに建築確認を受けた「旧耐震基準」マンションは、耐震性に不安があるとされてます。
同年翌日の6月1日以降に適用された「新耐震基準」で建てられているマンションであれば、耐震性が大幅に強化されているため安心度が高いと考えられます。さらに2000年以降の新築マンションであれば、耐震等級や構造計算書の確認がしやすく、より安心です。
一方、マンションのコンクリートのクラックや雨漏りなど、建物の内部に関わる不具合は、一般の方には判断が難しいため専門家に任せるほうがよいでしょう。しかし、リノベーションの経験が豊富なプロであれば、天井のシミ、クロスの剥がれ、バルコニーのひび割れなどから雨漏りの兆候を見つけることが可能です。
また「旧耐震基準」のマンションでも、その後に耐震補強されていれば問題ない場合もあります。購入前には、リノベーション会社など専門家に建物の状態を確認してもらいましょう。
ワンストップリノベーション会社に依頼する
中古マンション購入〜リノベーションまでの期間を短縮したいなら、ワンストップリノベーション会社に依頼しましょう。
不動産仲介とリノベーションプランをほぼ同時に進められるため、時間や手間を節約できます。CRAFTではご自宅の売却もサポートしていますが、その際は仮住まい期間が短く済むように、売却のタイミングを調整するなどして、お客様のご負担を減らすように努めています。
さらに「リノベ費用」を「住宅ローン」で借り入れられる点もメリットです。一般的な不動産会社では対応が難しいのに対し、ワンストップリノベーション会社では住宅ローン申請に必要な書類を用意できるため可能になります。
中古マンション購入~リノベまで、まとめてCRAFTへ

中古マンションリノベーションは、ワンストップリノベーションの会社に依頼するのがおすすめです。「希望の間取りにできない」「欠陥のあるマンションを買ってしまう」などといった失敗がなく、理想の住まいをつくることができます。
CRAFTのワンストップサービスの特徴
- ●物件見学に同行しアドバイス
- ●無料で建物調査(戸建て)
- ●雨漏・構造を無料5年保証(戸建て)
- ●仲介・設計・施工・アフター自社対応
- ●上質なオーダーメイドデザイン
CRAFTのワンストップサービスでは、毎回の物件見学にリノベのプロが同行します。「リノベでどのように変わるか」「それにはどのくらいの費用がかかるか」がその場ですぐにわかるため、購入の判断がスムーズに。また管理状態や修繕履歴など、マンションの資産価値に関わる要素も厳しくチェック。「本当に価値ある物件」だけを購入していただけるようにサポートしています。
さらに、戸建ては無料で建物検査を実施します。雨漏り・構造の不具合に関しては5年保証を無料で付与するため、内部の劣化状態がわかりにくい中古戸建ての購入も安心です。
CRAFTは業界でもめずらしい「自社設計・施工」という点もポイントです。不動産・営業・設計・工事の社内の各担当者がひとつのチームとなり、物件探し〜リノベーション〜お引き渡しまで進行。最後まで担当者が変わらないため、行き違いがなく、確実に理想の空間を叶えることができます。
設計を担当するのは、これまで数多くの高級リノベーションを手掛けてきたデザイナーばかり。お客様のご希望をしっかりとヒアリングし、家族構成やライフスタイルに合わせてオーダーメイドのプランをご提案。どのように古いマンションも「心地よさ」と「美しさ」が両立する住まいに生まれ変わります。
中古マンションリノベーション事例
事例1:中古マンションを買って、ホテルライクな空間にリノベーション

CRAFTのワンストップサービスを利用し、中古マンションを探していたIさん。内見時にCRAFTからの「部屋の形状を活かして、広い寝室とバスルームを設けましょう」という提案に惹かれ、築36年のマンションを購入しました。
プランニングでは、贅沢な広さの洗面・浴室とベッドルームをひと続きにレイアウト。ガラス扉で仕切ることでより広さを強調し、伸びやかな印象をもたらしています。ホテルライクな暮らしを叶える住まいの誕生です。
費用:-万円
工期:4ヶ月
リノベーション面積:120㎡
築年数:36年
事例2:中古戸建を買って、静寂に包まれた和モダンな邸宅に

都内で中古戸建てを探していたKさん。広い庭のある築22年の中古戸建てを購入し、二世帯で暮らせる住まいにリノベーションしました。
リビングとダイニングをつなげてLDKを拡大し、庭の景色がどこにいても視界に入るようにレイアウト。床にはオークの挽板フローリングを張り、オークの突板でテレビカウンターを製作。正面の壁には存在感のある「白河石」を採用するなど、木と石を心地よく調和させました。庭のグリーンや自然素材が、静寂のひとときをもたらします。
費用:-万円
工期:7ヶ月
リノベーション面積:400㎡
築年数:22年


<著者>中野 瀬里乃
CRAFTのインハウスエディター兼ライター。出版社を経て2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。