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マンションの床のリフォームはどうする?費用と部屋の印象を決める5つのポイント

マンションの床のリフォームはどうする?費用と部屋の印象を決める5つのポイント
マンションの床リフォームはどうする?費用と部屋の印象を決める5つのポイント

フローリングやカーペット、タイルなど、マンションをフルリフォームする際に床の素材の選択肢はさまざまです。今回はマンションの床をリフォームする際の費用感とポイントをご紹介します。

住み心地を変える!マンションの床リフォームで考える5つのポイント

床を張り替えると部屋の雰囲気がガラリと変わります。そのため、マンションの床をリフォームする際に考えておきたい5つのポイントがあります。

床を張り替えるときの5つのポイント

・素材
・色(柄)
・張り方
・機能性
・費用

「好みの雰囲気にしたい!」「撥水性は絶対!」などのこだわりのある方は、吟味して選びたいポイントです。ではそれぞれの選び方を詳しく紹介していきます。

部屋の雰囲気を決定するのは「素材・色・張り方」

マンションの床リフォームを行うときのポイント3つ、素材・色・張り方についてです。これらは部屋の雰囲気を決める重要なもの。それぞれを詳しく紹介します。

1、素材

柔らかな素材や手触り、質感なども部屋の印象に大きく影響します。

●主な素材
・フローリング(複合・無垢)
・タイル
・カーペット
・コルク
・クッションフロア
・畳

ナチュラルにしたいならフローリングがおすすめです。特に、アースカラーにするとよりナチュラルな印象にできますよ。 タイルは木目や石材風など色々なデザインが選べます。また、カーペットはやわらかい印象でクッション性もあるため、「裸足で直接床を歩きたくない…」という方に最適。コルクは軽やかな質感で、レトロな印象にもできます。

2、色(柄)

部屋の床が「明るい↔暗い」によって印象が全く異なります。 明るくなればなるだけ、フレッシュで清潔感のある雰囲気に、暗いとシックで大人っぽい雰囲気にできます。 また、明るい床は部屋全体の明るさにも直結しています。明るい部屋にしたい場合は明るい床に、落ち着いた暗めの部屋にしたい場合は暗い床にするのがおすすめです。

3、張り方

見落としがちなのが、床の張り方です。色・素材がイメージ通りでも、張り方によってイメージと異なる場合もあります。張り方もしっかりと考えておきましょう。 張り方には以下の4つがあります。

・定尺張り

規則正しく並べる張り方です。全体にまとまり感があり、スッキリとしたイメージになります。

・乱尺張り

フローリングの切れ目が不規則に張られる方法です。リズミカルで、木の印象が強まる張り方です。

・市松

隣の床材と向きを90°変えて貼っていく方法です。継ぎ目が目立ちにくくなります。

・ヘリンポーン

ヘリンポーンは「く」の字の張り方。クラシカルで華やか、上品な印象になります。 定尺張りと乱尺張りはシンプルでインテリアにも合わせやすい張り方です。一方市松張りやヘリンボーンはデザイン性の高い張り方になります。それぞれ好みの張り方を選びましょう。

●POINT!
それぞれの素材に良し悪しがあるため、色やデザインだけでなく、触り心地や質感、張り方など、総合的に選ぶのがおすすめ。

マンションの床をリフォームするなら機能性も大切

マンションの床リフォームを行うときのポイント4つめ、機能性についてです。床材にはそれぞれに違った機能性があり、特に注目すべき機能性は以下です。

●防水
●防音
●耐久
●ハウスダスト防止

水が飛び散りやすいキッチン周りは、防水・撥水加工の優れた床材を選ぶことで掃除が簡単になりますし、ホームシアターを作りたい場合は防音性の高い床材を選ぶことが必須になってきます。また、雑巾で拭くだけで落書きがサッとふき取れる特殊加工を施された床材は 小さな子どもがいる家庭には大助かりです。床材の機能は暮らしの快適さに繋がるので、慎重に選びたいところです。

マンションの防音規約に注意

集合住宅の場合、床のリフォームに関する管理規約や使用細則が定められています。戸建てと違い、下の階の住人に対しての防音に関わってくるためです。そのため、マンションの床のリフォームをする際は事前に住んでいる集合住宅の防音規約をしっかりと確認しましょう。

・遮音等級

一般的に集合住宅の防音規約には、L値で示される遮音等級が設けられています。L値とは、床衝撃音をどれくらい遮断できるかを数値化したものです。L値はL-80~L-30まであり、数値が小さいほど防音がしっかりしています。マンションの床をリフォームする際は、管理規約にある遮音等級を満たす必要があります。 ほとんどの集合住宅では管理規約で遮音等級をL-45かL-40にしています。L-45は床衝撃音が下の階に聞こえるがそれほど気にならない、L-40はかすかに聞こえる程度の防音性があります。

・大規模リフォームには近隣住民の同意が必要

集合住宅の管理規約には「大規模なリフォームをする際には近隣住民(上下左右の部屋)の同意書を必要とする」と書かれていることが多いです。施工時の騒音、フローリングに変更したことによる騒音問題があるためです。近隣住民の同意が得られず工事ができないなどのトラブルも多発しています。リフォームしたい旨を誠心誠意伝え、同意が得られるよう努めましょう。

・フローリング禁止の物件も

そもそも「フローリングへの変更自体を禁止」しているマンションもあります。この場合、どのような防音対策をとってもフローリングへのリフォームはできません。リフォームを前提に中古マンションを購入する際は、事前にそのマンションの管理規約や使用細則をしっかり確認しましょう。

一般的な床の張り替え費用をご紹介

マンションの床リフォームを行うときのポイント5つめ、費用をご紹介します。使用する床材や面積、工法などによって金額は大きく変わってきます。

床材の種類

使用する床材の種類によって値段が大きく変わってきます。

・複合フローリング

合板の上に薄い天然木を張り合わせた複合フローリング材はデザインが豊富で扱いやすい特徴があります。合板を使用しているため、安価で購入できます。

・無垢フローリング

天然木だけを使った無垢フローリングは調湿効果が高いです。天然木のみを使用しているので複合フローリング材より高価です。物によっては複合フローリング材の3倍ほどの値段がします。

面積

床リフォームは、張り替える床の面積に比例して料金が高くなります。張り替える面積が広いほど使う材料も作業時間も増えるためです。

工法

床リフォームの工法には2通りあります。

・張り替え

古い床板を剥がし、新しい床板を張る工法です。古い床板を剥がす際に床下の状態が確認でき、場合によっては補修・補強ができます。作業工程が増えるので重ね張りより費用が高くなります。

・重ね張り

古い床板の上に新しい床板を張る工法です。作業工程が少なくなるので、張り替えより安く済ませられます。しかし、床が高くなるので天井高が低くなるデメリットがあります。

●POINT!
・床材の種類、面積、工法によって床リフォームの費用は大きく変わる

・複合フローリング材や重ね張りでリフォームすることで費用を安く抑えられる

〈まとめ〉マンションの床のリフォームは計画的に行いましょう

ここまで床リフォームのポイントを色、素材、張り方、機能、費用別にご紹介してきました。床材は選び方ひとつで快適さが大きく変わってきます。また、床リフォームの工事は大規模で費用も数十万円かかります。「こんなはずじゃなかった」と後悔がないように事前にしっかりと計画を練ってからリフォームを行いましょう。

※CRAFTはフルリフォーム専門のため、床のリフォームのみには対応していません。

マンションリフォーム・リノベーション事例一覧はこちら

CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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