fbpx
デザインリフォームならクラフトへ

マンションのトイレをリフォームしたい!費用や注意点について

マンションのトイレをリフォームしたい!費用や注意点について
マンションのトイレをリフォームしたい!費用や注意点について

マンションのフルリフォームで意外と悩むのがトイレ。ゲストが使うならラグジュアリーにしたいけれど、それだと費用は高くなりがち? 今回はマンションのトイレリフォームの費用感や注意点をご紹介します。

マンションのトイレリフォームにかかるおおよその費用

マンションのトイレのリフォームといっても、内容はさまざまです。便器の交換だけ、床や壁の張り替え込み、手洗い場と扉も交換などです。

大手リフォーム会社の提示する金額から、それぞれのリフォームについての費用、また便器の種類別の相場を割り出しました。

マンションのトイレリフォームにかかる全体の費用

費用の平均を割り出し、グラフにしました。

マンションのトイレをリフォームしたい!費用や注意点について

便器のみの交換は、設置する便器の種類にも依りますが、20万円以下で済みます。便座だけであれば通販で買って、個人で取り付けられるため比較的安価です。ですが、タンク式やタンクレスなど工事が必要なものに交換すると、およそ21~60万円はかかってきます。

壁や床の交換を含めると、60万円以上になります。

手洗い場などを含めた全体のリフォームとなると費用はグッと上がり、最低でも80万円はかかると考えておきましょう。

※上記はあくまで一般的な費用感となり、CRAFTのリフォーム費用とは異なる場合があります。

便器のリフォームの相場

先ほどのリフォーム費用の紹介でも書きましたが、便器のリフォームは大きく分けて3つになります。

便座を交換するリフォーム

用を足すときの座る部分と蓋の部分です。便座のヒーターのないタイプ、ウォシュレットの強弱を細かく設定できるタイプなど、機能を見ていくと種類がたくさんあります。通販で取り寄せることができ、また個人で設置できるため工賃は安く済みます。

タンク式トイレへ交換するリフォーム

用を流すための水をタンクに溜めるタイプになります。手洗い場としても使えるものが多く、スペースを有効的に活用したい方にオススメです。

タンクレストイレへ交換するリフォーム

用を流す水をタンクに溜めず、水圧で流すタイプです。タンクがない分、スペースをグッと広げられるのが最大のメリットです。最近では水圧の弱さを補うブースターを搭載したモデルが多いのですが、マンションのような集合住宅では水圧が低く、設置できないということもあります。事前に調べておきましょう。

マンションのトイレリフォーム前に注意すべきこと

次に、マンションのトイレのリフォームを行う前に注意すべき項目をご紹介いたします。

注意点は下記の5つになります。

便器の大きさ

ショールームなどで試してみると、大きい便器の方が安定して座れることがほとんどです。しかし、トイレの部屋の大きさに対しあまりに大きい便器へ交換すると、ズボンを穿くのが困難になったり、便器の裏側まで掃除するのが困難になったりします。

一般的に、便座の先から壁までの距離が500mm確保されていないと、大変窮屈に感じます。掃除を考えると横幅もある程度余裕がないといけません。サイズに悩んだ際はリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

排水管の位置

トイレの排水には2種類あります。排水管の見えない床排水、壁に向かって排水管を接続した壁排水です。見分け方は簡単で、壁排水の場合は排水管が便座の裏に見えます。また配管の径も変わるので注意しましょう。もちろん、床排水と壁排水とで便器の種類が変わりますので、事前にチェックしておきましょう。

床の素材

家の床をフローリングで統一するリフォームは人気ですが、トイレの床は水や汚れに強い素材にすることをオススメします。木材は水に弱く、また洗剤やアンモニアによる腐食、変色が進みやすいためです。

手洗い場の位置や扉の種類

トイレ全体のリフォームを行うと考えたとき、手洗い場の位置、扉の開閉方法にも注意が必要です。タンク式の便器はスペースを有効的に使えるため便利ですが、手を洗っている最中に床や壁、便座に水が跳ねることがあり、その点では不便といえます。

扉もまた注意が必要で、内開きや外開きを誤るとトイレに入りづらくなってしまいます。引き戸は入りやすく便利ですが、引きスペースを確保する必要があります。

トイレの増設

今あるトイレに加え、もう1つ、2つと増設する場合は、マンションの管理組合などに相談、確認が必要となります。またマンションの排水などの構造上、増設ができない場合もあります。一度、リフォームに相談し、構造上の問題はないかなどを確認しましょう。

床の素材に注意。失敗しないためのトイレの床選び

先ほどの注意点にも挙げましたが、トイレの床は慎重に選ぶことをオススメします。部屋のフローリングと合わせ、オシャレだからといってトイレの床もフローリング材にすると大変です。

フローリング材がトイレの床に不向きな理由は以下の通りです。

水に弱い

フローリング材の中でも、無垢は耐水性があまりありません。汚れに対しても弱いため、特に汚れやすいトイレの床には向いていません。

アンモニアに弱い

木材の曲げ処理にアンモニアを使用するほど、木はアンモニアに弱い素材です。家族内で用を跳ねさせないように気を付けていても、来客が気を付けるということはなかなか難しいものです。そのため、木材であるフローリングを使用することは、不向きであるといえます。

トイレの床に使われる素材は主に下記のようなものがあります。

クッションフロアシート

CFシートと略される、長尺塩ビシートです。名前の通りビニール素材のため水拭きができる上、値段も安く済みます。模様もさまざまあるため、好みの床を作ることができます。床のリフォームで最もオススメの素材です。

サニタリー用幅広フローリング(複合フローリング)

本物の木の風合いを再現した、特殊なシートで仕上げられたフローリングです。水に強いことが特徴ですが、「耐アンモニア」という表記がないものは前述の通り、トイレの床には不向きです。また、フローリングの継ぎ目から染み込んでしまうと臭いの原因となるため、工夫が必要です。

大型セラミックタイル

一枚の大きなセラミック製タイルを、便器の周りだけに使用するものです。塩ビよりも耐久性に優れています。光触媒を利用するハイドロテクトのタイルでは、臭い、汚れの染みつきを防ぎ、さらに抗菌効果もあるため、より清潔感を保てます。タイルは便器の周りだけのため、他の部分をフローリング材にできるという美観のメリットもあります。

手洗い場や扉はどうしたらいい?機能的かつ美観を保つには

トイレには用を済ませた後に手を洗う、手洗い場が必要です。また、扉もキチンと閉まるだけでなく、リフォームするからには綺麗でオシャレなものにしたいですよね。それぞれご紹介いたします。

手洗い場のリフォームについて

タンク式のトイレは手洗い場が一体になっているのがほとんどですが、タンクレスの場合は別で必要になってきます。特に最近では白い陶器を使ったものが人気です。手洗い場は壁に取り付けるもの、カウンターと一体型になっているものなどさまざまな種類があります。

手を洗う際にどうしても水が跳ねることが多いため、トイレットペーパーの設置位置はどうか、便座にまで水が跳ねないか、手をふくタオルはすぐそばに設置できるかなど、注意しましょう。

トイレの扉について

一般的に、住宅のトイレは外開き、会社などのトイレは内開きであることが多いようです。内開きにする際はトイレのスペースが十分にないと、非常に窮屈になってしまいます。逆に、外開きの場合は扉を十分に開けるか、別の扉に干渉しないかなど、部屋の構造に注意する必要があります。

開閉が簡単な引き戸を採用する、という手もあります。その場合、引きスペースがあるかを確認しなくてはなりません。

〈まとめ〉マンションのトイレのリフォームは計画的に行いましょう

工賃の相場、費用だけでなく、便器の種類、大きさから手洗い場についても紹介いたしました。一度にかかる費用が数十万と高く思えますが、一日に何度も使用するため、なるべく快適な空間にしたいところです。

トイレは自分や家族だけでなく来客も利用することもあるため、しっかりと計画を練ってリフォームに臨みましょう。

※CRAFTはフルリフォーム専門会社のため、トイレのリフォームのみには対応していません。

マンションリフォーム・リノベーション事例一覧はこちら

CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

SHARE ON