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世界一のお風呂好きと言われる日本人。
一日の締めくくりの入浴は、疲れを癒やし明日への英気を養う大切な時間です。
至福のバスタイムを過ごすために、自宅のバスルームをラグジュアリーな空間にしませんか?ホテルのようにラグジュアリーなバスルーム作りのポイントと、リノベーション事例をご紹介します。
高級感のある浴室づくりのコツ
理想どおりにするなら在来工法
バスルームはその施工方法によって「ユニットバス」と「在来工法」に分けることができます。まず「ユニットバス」とは、浴槽や天井・床材などの各種パーツを組み合わせて構成する浴室のこと。設置場所の寸法に合わせて工場で製造した部材を、建築現場で組み立てて仕上げます。製品のバリエーションは安価なものからハイグレードなものまで幅広く、一般家庭に採用される浴室の主流となっています。
つぎに「在来工法」とは、防水処理を施した空間に水栓や浴槽を据え付け、周囲にタイルや石材などを張って浴室をつくる方法です。複雑な空間にも対応することができ、使用する素材の自由度も高いため、思い描いた浴室を実現することができます。ほかにはないオリジナルなバスルームをご希望なら、在来工法がおすすめです。
伸びやかな開放感を演出する
ホテルライクなバスルームをつくるには、視線が伸びる開放感が大切です。浴室の間仕切り壁にFIXガラスを採用すると、隣接する空間との連続性が強調され伸びやかな印象に。窓からの美しい風景が楽しみやすいように浴槽の向きを変えるほか、間取りを見直してバスルーム自体を移動するという選択肢もあります。
素材感を重視する
ホテルライクなバスルームは、素材感にこだわりましょう。大理石やヒノキといった贅沢な自然素材は、空間をラグジュアリーに彩ってくれます。
バスタブや水栓のメーカーにこだわる
バスタブや水栓の選定には、機能性や品質はもちろんインテリアとしてのデザイン性にもとことんこだわりましょう。高級ホテルにも採用されているJAXSONのバスタブ、GROHEの水栓金具などが人気です。
ラグジュアリーなバスルーム事例1
リノベーションにあたり既存の間取りを大きく変更し、バスルームを野趣あふれるロックガーデンが眺められる場所に移動しました。入浴中のひとときに、窓の向こうに四季の移ろいを感じることができます。大理石の洗面カウンターは、床や壁と色味を揃えて統一感を持たせています。オーバルのバスタブはJAXSON、シャワーはGROHEです。開放感のあるガラスの間仕切りは、必要に応じてロールスクリーンを下ろし、視線を遮ることもできます。
ラグジュアリーなバスルーム事例2
浴室と洗面室が一体になった、まさにホテルのように広々としたバスルームです。円形の大きなバスタブの周囲には、石目が美しいベージュの大理石の板で弧を描いています。壁には、イタリアから取り寄せた貴重なタイルを張りました。型押しのクロコダイル柄が静かに輝きます。
ラグジュアリーなバスルーム事例3
海を望むマンションを、セカンドハウスにリノベーションした事例です。壁には、海と調和する青いタイルを採用。風景の見え方にこだわり、バスタブを斜めに配置し高さを上げました。まるでお風呂と海がつながっているかのような贅沢な空間です。バスタブはJAXSON、ハンドシャワーセットはDornbrachtをセレクトしました。
ラグジュアリーなバスルーム事例4
床と壁に御影石、間仕切り壁に大理石を採用したラグジュアリーなバスルームです。バスタブはJAXSONで、シャワーはバスシャワー・レインシャワー・ボディシャワーの3つを装備しました。暑い日には、隣接するテラスでシャワーを浴びることも可能です。
洗面室の壁には、電源を入れると映像が浮かび上がり、スイッチを切るとミラーになる「グラスルーチェ」を設けました。バスルームでくつろぎながら、ガラスの間仕切り越しに映画やTVを見ることができます。
まとめ
ホテルのようにラグジュアリーなバスルームづくりのポイントをご紹介しました。
・在来工法なら思い通りの浴室が実現可能
・伸びやかな空間構成で開放的に
・床や壁材の素材感にこだわる
・JAXSONの浴槽やGROHEの水栓が人気
お住まいをリノベーションするなら、バスルームにも思い切りこだわってみませんか?
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<著者>CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。