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ホテルのように心地よいバスルームをつくるには、浴室だけを整えるのではなく、パウダールームやWICまで含めて考えることが大切です。デザインに統一感を持たせ、入浴から身支度までの動線をなめらかにつなぐことで、日常の中に上質なくつろぎの時間が生まれます。
この記事では、CRAFTのリフォーム事例をもとに、浴室のデザインのポイントと、周辺空間まで含めた考え方をご紹介します。
ホテルライクなバスルームの7つの事例とポイント
ホテルライクなバスルームに必要なものは、視線の抜け、素材の質感、光の落ち方、窓の外に見える景色など。いくつもの要素を丁寧に組み合わせることで、非日常を感じる空間が生まれます。
浴室と洗面室をガラスでつなげる
ホテルライクなバスルームにおすすめなのが、ガラスのドア扉と間仕切りです。視線が奥まで抜け、水まわり全体に広がりと一体感が生まれます。さらに光も通りやすくなるため、明るく開放的な印象に。
こちらの事例では、実際にガラスのドアと間仕切りを採用したことで、バスルームと洗面室、それぞれのタイルの照明が双方から美しく見え、ホテルのような洗練された空間を演出しています。
浴槽から見える景色を取り入れる
海や庭・空・夜景など、窓からの風景を取り込むことで、浴室がより印象的な空間になります。湯船に浸かった姿勢からの目線を想定し、浴槽の位置や向きを設計しましょう。
景色を主役にするなら、壁や床は色数を絞りシンプルに仕上げることも、ホテルライクな空間づくりのポイントです。
こちらの浴室は、JAXSON(ジャクソン)の大きなバスタブを据え、正面に大きなFIX窓、サイドにも窓を設けました。床と壁はグレーの大判タイルでミニマルに仕上げ、窓の外に広がるオーシャンビューを引き立てています。
大理石やタイルで上質感を高める
浴室は、壁や床が視界に占める割合が大きく、素材の質感が雰囲気を大きく左右します。大理石や天然石、大判タイルなどを取り入れると、美しい石目や陰影が空間に表情を与えてくれます。
同系色でも、華やかなツヤの光沢仕上げと、落ち着いたつや消し仕上げでは印象が異なるため、微妙なテクスチャーの違いも考えながら選びましょう。
素材とカラーを統一する
浴室の床・壁・浴槽は色味を揃え、同じトーンの中で質感の差をつけると、落ち着いた奥行きが生まれます。水栓やタオルバー・ドアハンドルなどの金物も、仕上げをそろえておきたい要素です。
こちらの事例では、大理石の洗面カウンターを床や壁と色味を揃えました。さらにガラスの間仕切りを採用したことで、洗面室から浴室までひと続きの空間に感じられ、伸びやかな開放感が広がります。
バスタブや水栓のメーカーにこだわる
ホテルライクな雰囲気をつくるには、照明で浴室全体を均一に照らすのではなく、光源を絞って陰影をつくりましょう。ダウンライトや間接照明を組み合わせ、壁や床へやわらかく光を落とすと、空間の奥行きが引き立ちます。
調光機能のある照明なら、明るくすることも光を絞ることもできるため、過ごし方に合わせて雰囲気を変えることが可能です。
こちらの事例では、照明を壁に向けることでモルタルの穏やかな繊細な濃淡を照らし出し、落ち着いた浴室に仕上げています。
空間に合った浴槽や水栓を選ぶ
浴槽と水栓は、バスルームの印象を左右する主役級の設備です。たとえばこちらの事例のJAXSON(ジャクソン)のようなデザイン性の高い浴槽を取り入れると、空間の特別感がぐっと高まります。
角形の浴槽ならスマートな印象に、オーバル型ならやわらかい表情の浴室になります。空間のトーンに合わせて選びましょう。
水栓は、GROHE(グローエ)などの洗練されたデザインを選ぶことで、ホテルライクな雰囲気がさらに際立ちます。クローム・マットブラック・真鍮など、素材で印象が変わるため、タオルバーやドアハンドルなどと仕上げをそろえておくと、統一感が出ます。
浴槽のレイアウトを工夫する
浴槽は、窓へ向けて角度をつける、中央寄りに置く、高さを調整するなど、レイアウトを工夫することで、浴室からの景色の見え方や過ごし方が変わります。
「どこを眺めながら湯船に浸かりたいか」「どのような姿勢で過ごしたいか」を考えることで、オーダーメイドならではのバスルームが実現できます。
こちらの浴室は、お湯が海へ流れ込んでいるかのような一体感を感じられるよう、バスタブを斜めに配置し、窓枠と同じ高さに上げました。
ホテルライクなバスルームは周辺空間まで考える
ホテルのバスルームが心地よいのは、入浴から身支度、着替えまでがひと続きの空間として設計されているからです。ご自宅のバスルームも、隣接するパウダールームやWIC、寝室までを含めて計画しましょう。
素材や照明の印象を揃え、入浴から着替え、身支度までをスムーズにつなぐことで、水まわり全体に上質なまとまりが生まれます。
洗面室との印象を揃える
バスルームと洗面室の印象に差があると、空間の連続性が途切れてしまいます。床材は同じ素材や似たカラーを採用するなど、印象を揃えましょう。タイルは目地が一直線につながるように施工すると、ひと続きの空間に見えます。
バスルームと洗面室をひとつの同じ空間として計画することが大切です。
寝室やWICへの動線をつくる
バスルームからパウダールーム、WIC、寝室へと自然につながる動線をつくると、入浴後の着替えや身支度がスムーズに。朝の身支度も一連の流れで行えるため、暮らしにゆとりが生まれます。
廊下を介さず、プライベートな空間だけで移動できる間取りもポイントです。生活動線がコンパクトになるだけでなく、ホテルのような特別感を演出できます。
生活感を見せない収納を作る
洗面室の洗濯機や洗剤などが目に入ると、生活感が出やすくなります。洗濯機を隠すための扉を設けたり、リネン庫や収納を設け、日用品をすっきりと収められるように計画しましょう。
生活感のあるものを隠すことが、ホテルライクな空間づくりのポイントです。
ユニットバス・オーダーバス・在来工法の違い
バスルームは、施工方法により大きく「ユニットバス」「オーダーユニットバス」「在来工法」の3つに分けられます。それぞれの特徴を比較してみましょう。
工法 | 向いている希望 | 注意点 |
|---|---|---|
ユニットバス | 防水性・清掃性・費用を重視したい | 素材や寸法、デザインの選択肢が限られる |
オーダーユニットバス | 防水性とデザイン性を両立したい | ユニットバスより費用が高い |
在来工法 | 素材・浴槽・形状を自由に設計したい | ユニットバスやオーダーユニットバスより高い |
既製品のユニットバス
ユニットバスは、工場で製造された浴槽・床・壁・天井などの部材を、現場で組み立ててつくる浴室です。品質が安定しており、防水性や清掃性に優れていることが特徴。工期を短縮しやすく、比較的コストを抑えやすいというメリットもあります。
一方、壁や床の色、浴槽、水栓などは、基本的にメーカーが用意した範囲から選びます。タイルやオーバーヘッドシャワーなどを選べる製品もありますが、デザインや仕様の自由度には限りがあります。
向いている人
浴室乾燥、テレビ、スピーカー、ジェットバスなどの機能を、清掃性にも配慮しながら取り入れたい方
費用をできるだけ抑えながら、バランスの良いバスルームをつくりたい方
オーダーユニットバス
オーダーユニットバスは、ユニットバスの防水構造をベースにしながら、寸法や仕上げ、浴槽、水栓などを希望に合わせて選べる浴室です。床や壁をタイルで仕上げたり、円形やオーバル型の浴槽を採用したりと、既製品よりも自由度の高い空間づくりができます。
選べる素材や設備の範囲はメーカーや仕様によって異なり、既製品のユニットバスより費用も高くなります。ただし、防水性とデザイン性の両方を求めるマンションリフォームでは、有力な選択肢のひとつです。
向いている人
マンションで好みの浴槽や水栓を選び、床や壁をタイルで仕上げたい方。
現場造りのバスルーム(在来工法)
在来工法は、現場で防水工事を行い、浴槽、水栓、シャワー、床・壁の素材などを一から組み合わせる方法です。浴室の広さや形状、浴槽の位置を自由に設計でき、タイルや天然石、檜なども取り入れられます。
現場で防水層を施工するため、設計・施工の精度が重要です。特にマンションでは、万一の漏水が下階に影響するため、管理規約や躯体、配管の状況などを確認したうえで、採用できるかを慎重に検討します。
向いている人
景色を楽しめるように浴槽の位置や向きを変えたい方
檜・天然石などを使ったオリジナルの浴室をつくりたい方。
青山ショールームで上質な住まいづくりを相談
ホテルライクなバスルームをつくるには、浴室だけでなく、パウダールームやWIC・寝室とのつながりまで含めて考えることが大切です。CRAFTでは、住まい全体の動線・素材・照明のバランスを見ながら、バスルームを含めたフルリフォームをご提案しています。
CRAFT青山ショールームでは、実際にホテルライクなバスルームをご覧いただきながら、理想の住まいについてご相談いただけます。まずは、理想の暮らし方をお聞かせください。
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