目次
リフォームの前にまずやるべき準備
住宅のリフォームでは、リフォーム会社に相談する前にやるべきことがたくさんあります。事前準備に時間をかけすぎるのは避けたいところですが、まずは以下の3つの準備から進めていきましょう。
リフォームの目的と不満を洗い出す
まずはリフォームの目的を明確にしましょう。「何のためにリフォームをするのか」が明確になっていると、やるべきことや方向性を決めやすくなります。
目的の例 | 実現方法 |
|---|---|
子ども部屋を作りたい | 間取り変更 |
家事をよりスムーズに行えるようにしたい | 家事導線の見直し |
老後に備えてバリアフリーな家にしたい | バリアフリーリフォーム |
また、今の家に不具合が発生していたり不満を感じている場合は、それらを解消することがリフォームの目的になるので、不具合や不満についても洗い出しておきましょう。
不具合・不満の例 | 解消方法 |
|---|---|
家事がしづらい・家事の効率が悪い | 間取り変更 |
キッチンの使い勝手が悪い | 設備の入れ替え |
雨漏りが発生している | 外壁塗装・屋根塗装 |
理想の住まいのイメージを明確にする
理想の住まいのイメージについても明確にしておきましょう。理想の住まいや理想の暮らしのイメージが明確になっていないと、リフォーム会社側も最適な提案ができず、リフォームしても「思っていたのと違う」「イメージ通りじゃない」となってしまいかねません。
そのような失敗や後悔を避けるためにも、雑誌の参考になりそうな部分を切り抜いたり、インターネットでイメージに近い住まいの画像を検索するなどして、リフォーム会社の担当者とイメージを共有するための準備を整えておきましょう。
やりたいことの優先順位を決める
住宅のリフォームでは、予算を大きくオーバーすることも珍しくありません。大幅に予算をオーバーするとその後の返済が厳しくなるので、なるべく予算内で済ませることが大切です。
そのためにも、リフォームでやりたいことをリストアップしたら、それらに優先順位をつけていきましょう。
例えば、リフォームの目的が「子ども部屋を設けること」なのであれば子ども部屋の増設の優先順位が高くなります。一方で、「広い土間スペースがあったらいいな」という程度なら、優先順位は低めに設定しましょう。
優先順位が決まっていると、大幅に予算オーバーすることは避けやすくなります。
流れと工事期間を把握する
実際にリフォーム会社に相談してからリフォームが完了して引き渡しとなるまでの大まかな流れは以下のとおりです。ここでは、CRAFTにご依頼いただいた場合を例にまとめています。
工程 | 概要 |
|---|---|
1. 相談 | ・物件の現地調査 |
2. 基本プランの作成 | ・基本プランの作成 |
3. 契約 | ・設計契約の締結 |
4. 工事請負契約・着工 | ・請負契約の締結 |
5. 引き渡し | ・仕上がりの確認 |
6. アフターサービス | ・保証書の発行 |
戸建てのリフォームでは、1〜3までの工程で約2〜3ヶ月、4〜6までの工程で約3〜5ヶ月ほどかかります。一方、マンションのリフォームにかかる期間は、1〜3までの工程で約2〜3ヶ月、4〜6までの工程で約2〜5ヵ月程度です。短くても5ヶ月、長いケースだと8ヶ月ほどかかることもあるので、なるべく早めに動き始めることが重要になります。
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リフォームの設計から工事まで
リフォームの予算と資金計画を考える
リフォームは「工事をして終わり」ではありません。住宅のリフォームはローンを組んで行うケースがほとんどで、完了後も長い間ローンの返済を続けることになるので、資金計画についても丁寧に進める必要があります。
リフォーム費用の目安
リフォーム費用は依頼するリフォーム会社によって異なりますが、CRAFTでリフォームする場合の費用の目安は以下のとおりです。
マンション・戸建て(構造問わず):40万円~/㎡
また、マンションの平米数別の費用相場は以下のようになります。
平米数 | 費用相場 |
|---|---|
50平米 | 2,000万円〜 |
60平米 | 2,400万円〜 |
70平米 | 2,800万円〜 |
80平米 | 3,200万円〜 |
90平米 | 3,600万円〜 |
100平米 | 4,000万円〜 |
あくまでも参考価格ではありますが、オーダーメイドでハイグレードな住宅にデザインリフォームするとこれくらいの費用感になります。
戸建ての坪数別の費用相場は以下のとおりです。
坪数 | 費用相場 |
|---|---|
30坪 | 3,960万円〜 |
40坪 | 5,280万円~ |
50坪 | 6,600万円〜 |
60坪 | 7,920万円~ |
70坪 | 9,240万円〜 |
80坪 | 10,560万円~ |
90坪 | 11,880万円〜 |
100坪 | 13,220万円~ |
戸建てについてもこれくらいの費用を見ておくようにしてください。
ただし、リフォームの費用は、対象となる住宅の広さや状態、リフォームの内容、使用する建材や設備のグレードなどによって大きく変わります。正確な費用については、リフォーム会社に見積もりの作成を依頼しましょう。
リフォームローン・減税
リフォームローンは、住宅の改修時に利用できる専用のローンです。無担保型と有担保型の2種類があり、無担保型は比較的手軽に利用できる一方で、借入額は一般的に数百万円〜2,000万円程度が目安です。
有担保型はリフォームする物件を担保にすることで、より高額の借入や長期返済が可能になります。金利は無担保型で1,5〜5%前後、有担保型で0,5〜2%前後が一般的ですが、金融機関や条件によって異なります。具体的な金利は各金融機関へ確認しましょう。
所得税の控除は工事内容や条件によって異なりますが、最大で60〜80万円程度となるケースもあります。また固定資産税は、耐震・省エネ改修などの内容に応じて、2分の1〜3分の1程度が一定期間減額されます。制度ごとに適用条件が異なるため、事前に確認しながら進めることが大切です。
失敗しないリフォーム会社の選び方
リフォームが上手くいくかどうかはリフォーム会社選びにかかっていると言っても過言ではありません。リフォーム会社を選ぶ際は、以下の3つのポイントに注目しながら選ぶようにしましょう。
理想のイメージに近い施工事例が掲載されている
リフォーム会社を探す際は、その会社の施工事例をチェックするのがおすすめ。施工事例を見ることで、その会社の実績や設計力、工事力などがわかるからです。
理想に近い施工事例があれば、その会社の得意分野という証拠。設計も工事もとてもスムーズに進みます。
アフターサービスが充実している
リフォームした後に何十年も住み続けることを考えると、アフターサービスが充実しているかどうかも確認しておかなくてはいけません。保証などのアフターサービスが充実していないと、リフォーム後に発生した不具合やトラブルについて相談できなかったり実費で対応しなくてはならなくなるので、アフターサービスの内容も確認しながら選ぶようにしましょう。
CRAFTの場合だと、構造体は最長10年、防水は5年、設備電気に対しては3年の保証がつくので、リフォーム後も安心して過ごせるようになります。
相場よりも見積もりが安すぎない
リフォームの見積額はそれぞれの会社によって異なりますが、相場よりも極端に安い金額を提示する業者には注意が必要です。こういったリフォーム会社は、質の悪い材料を使用したり技術力の低い職人に作業をさせるなど、本来やるべきではない方法でコストカットを図っている可能性があります。
提示された見積もりの金額をきちんと確認し、相場よりも極端に低くなっていないかチェックしましょう。
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理想の住まいをリフォームで実現するためのコツ
リフォームで失敗したり後悔したりしたくないのであれば、理想の住まいをリフォームで実現するためのコツを押さえておくことも大切です。事前に把握しておきたいコツとしては、以下の4点があげられます。
リフォームでできること・できないことを把握しておく
リフォームは住宅に関するさまざまな悩みや不満を解消できますが、何でも自由にできるわけではありません。
例えば、壁式構造のマンションは建物を壁で支えるという性質上、どうしても撤去できない壁があるため間取りの変更に制限が生じることがあります。また、マンションはリフォームできる部分が専有部分に限られるので、バルコニーやベランダ、玄関ドア、窓などの共用部分を勝手にリフォームすることはできません。
戸建てについても、木造住宅や鉄筋コンクリート造のラーメン構造に比べて、ツーバイフォーや鉄筋コンクリートの壁式構造は「間取り変更の自由度が低め」という注意点があります。
気になるリフォーム会社に問い合わせる
気になるリフォーム会社が見つかったら積極的に問い合わせましょう。
リフォーム会社はそれぞれ特徴や強みが異なりますし、提示される費用やプランも異なります。何十〜何百というリフォーム会社の中から理想的なパートナーを探すためには、問い合わせて相談してから判断するのが一番です。
ただし、多すぎると時間がかかるので、多くても3社までに絞りましょう。また、正しく比較するためには、必ず同じ条件で見積もりを出してもらうことが重要になります。
資料を請求したり、相談会に参加するのもおすすめです。
予算には余裕をもたせる
住宅のリフォームでは、想定していなかった工事が必要になるケースが多々あります。特に築年数の古い戸建ては注意が必要で、補修に費用がかかることも。
想定外の工事が必要になると費用がかさみ、やりたかった工事ができなくなってしまう可能性があるので、予算を組むときは1割ほど余裕を持たせておきましょう。余裕を持たせておくことで、想定外の工事が発生しても対応しやすくなります。
補助金を活用する
住宅のリフォームにはさまざまな補助金の制度が用意されています。補助の内容はそれぞれ異なりますが、数十万〜数百万円単位の補助を受けられることもあります。
例えば、窓の断熱リフォームに対しては1戸あたり100万円が上限、省エネ性能の高い給湯器に入れ替えるリフォームについては7〜10万円ほどの補助が受けられる可能性があります。
参考になるリフォームのお手本事例
住宅のリフォームを検討しているのであれば、事例をたくさん見てイメージを膨らませておくのがおすすめです。CRAFTでリフォームした戸建てとマンションの事例を紹介します。
自然光が心地よい愛猫と暮らす理想の戸建て
築年数:20年
金額:6,000円
広さ:190㎡
こちらは、ご夫婦と2人のお子さま、4匹の愛猫が過ごす家をライフスタイルに合わせてデザインリフォームした事例です。
窓側にあったホールを取り込みつつ、独立する形で配置されていたキッチンの壁も撤去し、大空間のLDKに。開放感が向上しただけでなく、自然光をたっぷりと取り込めるようになったことで家族みんなで心地よく過ごせるようになりました。
また、キャットステップや折り上げ天井型のキャットウォークを設けるなど、愛猫も伸びやかに過ごせるようになっています。
家族のコミュニケーションが増える開放感のある住まい
築年数:19年
金額:-円
広さ:100㎡
こちらは、ライフスタイルの変化やお子さまの成長に合わせて、住み慣れたマンションをデザインリフォームした事例です。
キッチンの向きを変えてダイニングテーブルと横並びに配置することで、短い導線で配膳できるようにするだけでなく、自然と家族とのコミュニケーションが増えるような間取りに。間取りを変更したことでLDKへと視線が奥まで抜けるような印象になり、開放感もアップしました。
また、玄関とキッチンの間に広々とした収納スペースを配置することで、暮らしやすさも向上させています。
初めてのリフォームでよくある質問
初めてリフォームする方が事前に把握しておくべきよくある質問をまとめました。
家をリフォームするタイミングは?
家のリフォームを検討するのに最適なタイミングとしては、以下の3つがあげられます。
・住宅の劣化が目立ってきた
・間取り・デザインが合わなくなった
・設備の調子が悪い
劣化が目立つようになってきたり設備の調子が悪いなど、既存の住宅に対して不満や不具合が出てきたときは、リフォームを検討するのにベストなタイミングだと言えます。不満を感じたり不具合を放置したままだと生活に質が大きく下がるので、なるべく早くリフォームしましょう。
また、家族構成やライフスタイルの変化によって今の間取りやデザインが合わないと感じるようになったときも、リフォームを検討するのに適しています。
どのタイミングで相談すればよいですか?
「リフォームについて考え始めた」という段階での相談がおすすめです。早めに相談することで、迷う時間が減り、いろいろと提案してもらうことで選択肢の幅も広がります。
プランは無料ですか?
多くのリフォーム会社では、リフォームプランの作成を無料で行っています。ただし、設計事務所などの場合は費用が発生することがあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
リフォーム工事の前の準備は何が必要?
住宅を全体的に改修するフルリフォームでは、事前に荷物や家具などを別の場所に移しておかなくてはいけません。
荷物の移動が遅れれば遅れるほど、工事の着工も遅れていくので、前もって仮住まいやトランクルームの準備を済ませておいて、工事をスムーズに進められるよう荷物を移動させておくようにしましょう。
<まとめ>リフォームしたいと思ったら実績豊富なCRAFTへ
今回紹介した内容を参考にしながらリフォームの目的と不満を洗い出したり、理想の住まいのイメージを明確にしたら、気になるリフォーム会社に問い合わせて相談しましょう。
リフォームは、リフォーム会社に相談し始めてから完了するまで数ヶ月かかるので、なるべく早く動きだすことが大切です。なかなかイメージがわかなかったり思うように進められない場合は、専門家にアドバイスしてもらいながら一緒に進めるのもおすすめです。そのためには、できるだけ早く動き出すことが大切です。
CRAFTは、戸建てやマンションなど建物の種類に関わらずさまざまな住宅のリフォームを手掛けてきました。豊富な知識とノウハウ、実績を元に理想の住まいを実現するためのお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
<青山ショールームでできること>
・建築のプロが、お悩みを丁寧にヒアリング
・間取り図があれば、その場で可能なプランや費用感をお伝え
・建て替えとリフォームの比較
・ショールーム見学
など

<著者>上原 宏介
住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。
