目次
築11年のタワーマンションをリノベーションしたDさん。物件探し~リノベーションまでクラフトにご依頼くださいました。お子さまがいても散らかりにくい収納計画、スムーズな家事動線、そして生活感のないホテルライクなインテリア。すべての要望を叶えることができ、とても満足そうなご様子です。「物件探しも、リノベーションも、まったく大変じゃなかった」と話すDさんにお話をうかがいました。
どんなテイストでも、クラフトならキレイにまとめてくれそう
CRAFT(以下C):素敵なタワーマンションですね。ロビーや廊下もまるでホテルみたいです。今回は、物件探しからクラフトにご依頼くださったとか。
奥さま:はい。はじめはsuumoなどを見ながら、自分たちで探していました。でも「この物件ならキッチンを動かせる」とか「壁を抜ける」とか、さっぱりわからなくって…。「リノベーション会社に物件を紹介してもらったほうが話が早い」と思って、まずは他のリノベーション会社さんに声をかけていたんです。
C:最初はクラフトじゃなかったんですね。
奥さま:はい(笑)。最終的にクラフトさんにお願いしようと思ったのは、HPのデザイン事例が素敵だったからです。よくあるカジュアルなリフォームじゃなくって、大人の上質なリフォームというイメージ。それに私たちの好みのデザインじゃなくても、カッコいいんですよね。
どんなテイストを選んだとしても、クラフトさんならキレイにまとめてくれそうな気がしました。
内見時に”どんなふうにリノベーションができるか”がわかった
C:物件にはどのようなご希望があったんですか?
奥さま:はじめは『通勤しやすい』『南向き』『80平米以上』で探していたんですけど、なかなか希望のエリアに見つからなくて。徐々にエリアを広げて行きましたね。そして途中から「築年数」も重視するように。というのは、最初は「マンションでもリノベーションで窓を大きくできる」と思っていたから。できないと気がついてからは、比較的窓が大きい「築10年以内」という条件も加えました。
C:物件を探しながら、条件を少し変えたんですね。10件ほどご覧になったそうですが、けっこう大変だったのでは…?
奥さま:それが、物件探しにエネルギーをかけた..という印象がないんですよね。不動産担当のKさんがすべて手配してくださって、私たちはついて行くだけ(笑)。件数は見たけど、あっという間に終わりました。
奥さま:うれしかったのは不動産担当の方が内見前にかならず、”この物件でどんなリノベーションができるか” ”どんな制約があるか”を説明してくれたこと。「オープンキッチンがいい」「リビングは窓側に寄せたい」といった私たちの要望を叶えられるかどうかを基準にして、物件を探してくれる。内見を重ねるうちに、私たちもだんだん知識が身に付いてきました。「水回りを動かすには配管の勾配が必要」なんて(笑)。
C:最終的にこちらの購入を決めたのはどうしてですか?
奥さま:窓が大きくて明るかったこと。必要な広さもあること。それから、このエリアに発展性があったからです。『こういう環境で子育てするのもたのしいかな』と思いました。
子どもがいても生活感がなく、ホテルみたいにシックな空間
C:物件が決まって、いよいよリノベーションがスタートしますね。正直なところ、小さなお子さまがいらっしゃるお住まいとは思えません。どちらかと言えば、”大人の夫婦の2人暮らし”といった印象です。
奥さま:そうなんです。”子どもがいてもごちゃごちゃしない” “ホテルみたいにシックな空間”が私の中のコンセプトでした。よくある子ども向けのナチュラルな感じにはしたくなかった。「とにかくモノが出ないようにしたい」とお伝えしました。
そしたら、廊下に大きなファミリークローゼットと納戸を提案してくださって、荷物を一カ所にまとめられるように。それぞれの部屋には、あえて収納をつくらなかったんです。空間をフルに使いたかったので。
C:かなり大きなクローゼットですね。これだけたっぷり収納スペースがあれば大抵のモノは納まりそうです。
奥さま:そうなんですよ。子どものモノが散らばってても、ぱぱっと片付いちゃう。家事はすごくラクになりましたね。それにキッチンを移動したおかげで、子どもの様子を見ながら家事ができるようになりました。
奥さま:そして、玄関~洗面室~キッチン~リビングという回遊性も、とても便利で助かっています。
この間取りだと、買った食材をすぐに冷蔵庫に入れられるし、料理の途中で洗濯機をまわしたり、お風呂から上がった子どもに服を着せたりできるんですよね。
育休があけたらきっと忙しくなるので、今のうちに体制を整えることができてよかったです。
デザイナーの提案を受け入れて、木のぬくもりある空間に
C:モノトーンのシンプルなインテリアは奥さまの好みですか?
奥さま:はい。こちらのキッチンは、どうしても入れたいと思いました。私は I 型のキッチンで考えていたんですが、デザイナーさんに「この広さで I 型だと重くなるから」とセパレート型を提案されて。ボリューム感もちょうどよく、横つながりでダイニングテーブルをレイアウトできるようになりました。
C:一方で、収納扉は木が採用されていて、ほっとする空間になっているような気がします。
奥さま:こちらもデザイナーさんの提案です。私は「ガラス素材でクールに」とお伝えしていたんですけど…。「ここで木を使ったらおもしろいですよ」と言われて。ほんとにその通りでしたね。
自分の好みをはっきり伝え、あとはプロに任せる
それと、「青山モデルルームみたいに木の要素を取り入れたい」とお伝えしたら、ヘリンボーンの木のドアを提案してくださいました。シンプルなインテリアなので、どこかにインパクトがほしかった。このドアがアクセントになって、空間に表情が生まれています。
C:ホテルライクなインテリア、家事や子育てのしやすさを重視した間取り。ご自身の理想をしっかりとお持ちですが、ある時点からはデザイナーにすっかり任せていらっしゃいますね。
奥さま:ええ。信頼できるデザイナーに私の好みをはっきり伝え、あとはプロに任せる。「これで間違えるはずはない」と思っていました。
家事の時間が短縮できて、ほんとにストレスがなくなった
C:こちらに引っ越して、暮らしは変わりましたか?
奥さま:もちろんです。一番大きいのは家事の負担ですね。モノがでないような工夫がされているので、多少子どもがちらかしてもすぐにリセットできる。家事の時間が短縮できて、ほんとにストレスがなくなりました。
振り返ってみても、リノベーションはたのしいことばかりで終わっちゃいました。大変なことはなかったんですよね。自分の言いたいことだけ言って、あとはクラフトさんを信じてお任せ。このスタンスにしたのがよかったんですよね。きっと。
インタビュー後記
ご自身の理想の暮らしやライフスタイルの理想を、明確な言葉で伝えてくださったDさん。すべて伝えきったら、あとはプロに任せる。そのスタンスが『リノベーションの成功の秘訣』だと語ってくださいました。
家事の負担を軽減するスムーズな家事動線や最新設備。小さなお子さまがいても散らかりにくい収納計画。そしてホテルライクな空間。
もうすぐ2人目のお子さまが誕生し、育休後はもちろん復帰するご予定だとか。「これからもっと忙しくなるけど、この家なら大丈夫そう」と笑いました。
※こちらの詳しいプランは、リフォーム・リノベーションデザイン事例 #17002をご覧ください
<著者>中野 瀬里乃
大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。