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都内にも横浜方面にもアクセスしやすい東急東横線。通勤や通学にも便利なため「東横線沿線でマンションを買いたい」という声もたくさんあるほど人気の沿線です。そこで今回は、東横線沿線でマンションを買うならおすすめの駅をご紹介します。「子育てのしやすさ」「利便性」「将来性」に注目しました。ぜひマンション探しの参考にしてください。
1.子育てがしやすい〈都立大学駅〉
「子育てのしやすさ」からおすすめしたいのが、都立大駅。「急行が停まらないから不便」なんて思われがちですが、実はその逆。各駅停車だからこそ混雑せず、ベビーカーや小さなお子さまも乗車しやすいのです。
駅周辺はスーパーや飲食店が充実している一方で、少し離れると静かな住宅街が広がっています。たとえば「柿の木坂」「八雲」もそのひとつ。どちらも高級住宅地として知られていますね。ゆるやかな坂道の〈柿の木坂通り〉を上った、高台に位置します。日当たりがとてもいいです。
坂の途中にある〈めぐろパーシモンホール〉には音楽ホールや図書室があり、ときどき小さなお子さまもたのしめるクラシックコンサートも開催。目の前には芝生の広場、遊具や小川で遊ぶ子供たちの笑い声がいつも聞こえています。
周辺には八雲学園、トキワ松学園、桜修館中等教育学校、東京医療保健大学と教育機関が充実していることもポイントが高いですね。なかでも目黒区立八雲小学校は、公立の人気小学校としても知られています。
美しい住宅街には、上質な低層マンションが点在しています。ただし中古物件数は限られているので、周辺エリアをご希望なら早めに不動産会社に声をかけておきましょう。
2.ハイセンスな暮らしが叶う〈自由が丘駅〉
東急東横線線で「もっとも有名な街」と言えるのが「自由が丘駅」。その魅力をひとことで言うなら「洗練された空気感」です。
自由が丘駅南口前には〈マリ・クレール通り〉、その先には〈九品仏緑道〉があり、レンガづくりの地面や並木がヨーロッパのような雰囲気。緑道沿いのスタバでお茶をしたり、ワンちゃんのお散歩やランニングをしている住民の姿もちらほら。また〈モンサンクレール〉のようなスイーツの名店をはじめ、自由が丘にしかないショップがあるのも特徴です。
開業時期はまだ不明ですが、「ピーコックストア自由が丘」跡地に「イオンモール」が誕生します。ピーコックの閉店で長らくスーパーが枯渇していた自由が丘の買い物環境がぐっと改善されそうです。さらに自由が丘駅前の再開発もスタートしており、2026年には大型ビルが誕生。
「自由が丘が好きだけど、もう少し落ち着いて暮らしたい」という方は、自由が丘から少し離れてみるのも手。奥沢駅、尾山台駅、等々力駅など、自由が丘の楽しさを享受しながら、静かに過ごせる街がたくさんあります。ぜひ周辺エリアも検討してみましょう。
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3.住みたい街ランキングNO.1!〈横浜駅〉
「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」でトップに輝いたのが横浜駅。
東海道本線・京浜東北線・根岸線・横須賀線・湘南新宿ラインのJR線、横浜市営地下鉄ブルーライン、東急東横線、京急本線、相模鉄道本線、みなとみらい線の6線が乗り入れています。新幹線こそ通ってないものの、東京駅に負けない利便性の高さです。
横浜駅には〈高島屋〉〈そごう〉〈ルミネ〉などショッピング施設が充実しているため、買い物はすべて完結。むしろ東京にわざわざ行く必要がないくらいなんでもそろっています。そのためか「ここ何年も東京に行っていない…」という横浜市民は多いです。
横浜駅界隈で中古マンションが充実しているのは、金港町エリア。〈ナビューレ横浜タワーレジデンス〉〈アルテ横浜〉をはじめとしたタワーマンションが有名。商業施設の〈ベイクウォーター〉の先なので駅から徒歩10分以上かかりますが、にぎやかな横浜駅から少し離れ、海の近くで暮らしたい方に人気です。
横浜駅隣の「新高島」も横浜らしい風が吹くエリア。あえて最寄りの「新高島駅」を使わず、日産グローバル本社ギャラリーを通って横浜駅まで歩いて通勤する…というのも素敵ですね。
天気のよい日は、みなとみらいでショッピングやお散歩。横浜市は観光客誘致に取り組んでいるため、地元の方もたのしめる週末イベントが盛りだくさん。ライフスタイルを重視するなら、横浜駅はおすすめです。
4.コスパがよく、将来有望!〈綱島駅〉
「多摩川を越えたくない」というこだわりがなければ、綱島駅もおすすめです。東横線のこのエリアでは、「大倉山」「日吉」が人気ですが、どちらも中古マンションの売り物件がそれほど多くりません。
そこでおすすめしたいのが、大倉山と日吉の間の「綱島駅」。大倉山や日吉に比べて売り出し物件も多く、マンションの坪単価も控えめな印象です。
綱島駅は急行が停まり便利なものの、駅まわりは少しだけ雑多な印象があります。しかし2023年3月の「新綱島駅」誕生に伴い、駅東側周辺の一体開発が急速に進んでいます。
同年には綱島初のタワーマンション〈ドレッセタワー新綱島〉が完成し、〈港北区民文化センター(芸術ホール)〉が入居予定。駅前をうっそうとさせているバスターミナルも一新され、これからの綱島駅のイメージが大きく変わるでしょう。「第二の武蔵小杉」とまではいきませんが、それくらい印象が変わるはずです。
また新綱島駅が開通すれば、新横浜駅へ乗り継ぎなしで1本。出張などで新幹線を使う方はとても便利ですね。
将来への期待感も含め、新築マンション・中古マンションともに動きが活発な綱島駅界隈。今ならご希望の物件が見つかるかもしれません。新綱島駅開通後は物件価格も上がりそうなので、中古マンションを買うならその前が断然おすすめです。
〈まとめ〉東横線沿線には暮らしやすい街がいっぱい!理想のライフスタイルで選ぼう
東横線でマンション買うのにおすすめのエリアをご紹介しました。
今回ご紹介した街以外にも、おすすめエリアはたくさんあります。ハイスペックなタワーマンションが多い〈武蔵小杉駅〉、にぎやかなブレーメン商店街がたのしい〈元住吉駅〉、特急が停まる穴場の〈菊名駅〉など。またちょっと視点を変えて、大きな公園とショッピング施設に囲まれた〈センター南駅〉あたりを狙うのもいいでしょう。(東横線・日吉駅からはグリーンライン一本。ファミリー層に人気のエリアです)
マンションを買う街を探すときに大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」ということ。「夫婦で静かに暮らしたい」「子育てを楽しみたい」「老後の暮らしをゆたかにしたい」などそれぞれの想いを大切にしましょう。
CRAFTでは、みなさまの想いを大切にしながらマンション探しをお手伝いさせていただきます。ぜひご相談ください。
<著者>中野 瀬里乃
大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。