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ヴィンテージなワンルーム

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00415 東京都 港区
インダストリアルマンションリフォーム・インダストリアルマンションリノベーションデザイン事例 #00415
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物件データ

所在地: 東京都 港区 / 家族構成:本人 / 築年数:22年 / リフォーム面積:52㎡ / 工期:2ヶ月 / 費用:1245万円
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
ヴィンテージなワンルーム

都心で築22年の中古のマンションを購入したSさん。一人暮らしを満喫できるゆとりある空間にしたいと、クラフトでデザインリフォームをすることに。形状や床面積からいくつかのプランを検討した結果、ワンルームにWICを加えたシンプルな間取りに決定。キッチンや浴室、洗面所などの水回りを一カ所にまとめ、居室とWICの広さを確保しました。床はモルタル塗りとし、壁の一部はアクセントウォールとして白く塗ったアンティーク煉瓦を。天井や梁はコンクリート躯体をそのまま見せ、黒皮鉄や古材など無骨な味わいの素材を散りばめました。またガラスのテーブルや黒を基調としたシンプルな家具で、モダンな雰囲気もプラス。NYのロフトアパートメントのような無骨さに、ハイクラスのホテルの上質感がプラスされたヴィンテージモダンな空間です。

無骨さと上質感

床面積は、一人暮らしには充分な52㎡。とはいえ限られた空間をいかにムダなく使うかがポイントでした。その結果、間取りはごくシンプルに水回りを一カ所にまとめ、生活空間とWICを広く確保。床はもとあったカーペットを全て剥がしてモルタル塗りとし、天井もその色に合わせコンクリート躯体をそのまま露出させています。壁の一面にはアンティーク煉瓦を施し、ファブリックガラスの引き戸や白く塗装した壁など、モダンな要素を加味。居室の照明は天井にライティングレールを3本並べ、工場や倉庫のような雰囲気に仕上げています。

インダストリアルマンションリフォーム・インダストリアルマンションリノベーションデザイン事例 #00415

ホテルライクな空間構成

デザインの希望はヴィンテージの味わいと、モダンな雰囲気。そこでモルタル床やアンティーク煉瓦、古材などのラフな素材に、ガラスやアイアンなどシンプルな素材を組み合わせました。ワンルーム+WICという必要最低限の要素で構成しつつ、暮らしやすさも追及。帰宅してすぐに横になれるベッド、友人を招いてお酒を酌み交わすモダンなテーブルを置いてホテルライクな空間としました。

アンティーク煉瓦のアクセント

ベッドの壁にはアンティーク煉瓦を貼り、経年したように白くペイント。その上部には、黒皮鉄の照明用ハンガーパイプを設置しています。天井と梁はコンクリートあらわしとし、天井のパイプも露出させました。一方で左の壁は白く塗り、清潔感のあるイメージに。ピクチャーレールを設置しています。

インダストリアルマンションリフォーム・インダストリアルマンションリノベーションデザイン事例 #00415
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廊下を兼ねたキッチンスペース

玄関を入ってすぐに現れるのは、廊下を兼ねたキッチンスペース。床はエイジング加工を施した無垢のオーク材をヘリンボーンに張りとしました。上がり框は照明パイプと同じ、黒皮鉄で統一感を。玄関ドアの内側から角パイプの収納、そキッチンの壁は、光の角度によってイメージが変わるメタリックな特殊塗装です。またキッチンと居室をオープン棚でゆるやかにゾーニングし、全体の広がりを演出。玄関から奥まで視線が抜けると同時に、ベッド側からの視界をほどよく目隠ししています。

ファブリックガラスで広がりを

WICはフルオープンにもできる引き戸を採用しました。ファブリックガラスのため閉めていても開放感と奥行きが感じさせています。見ても美しいWICは、LDKのアイポイントに。

インダストリアルマンションリフォーム・インダストリアルマンションリノベーションデザイン事例 #00415
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ドレッシングルームを兼ねたWIC

ドレッシングルーム兼ねたこだわりのWIC。床はモルタル、壁は白く塗装して、居室と同じく天井や梁は躯体をあらわしに。壁面には、セミオーダーした高級感のあるクロゼットシステムを導入しています。光沢感のある鏡面パネルやレザー張りの棚板が、ホテルのような佇まいです。大きな窓に面したWICでは、自然光のなかで身支度を整えることができます。

水回りは一カ所に

トイレや洗面室、浴室などの水回りは一カ所にまとめることで、広い居住スペースを確保しました。入って左側の壁は玄関と同じ塗装とし、右の壁は洗面室から浴室にかけてタイルを設置。壁と扉はガラスにして空間のつながりを見せ、限られたスペースを広く感じさせています。手前の洗濯機置き場には濃い色のタイルで腰壁を立ち上げ、生活感が出ないように。対面の壁にはタオルウォーマー、浴室内にはシャンプーなどを置くニッチも設置。使いやすさにも配慮しました。

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黒皮鉄と古材のシェルフ

キッチンとベッドルームをゆるやかに分けるオープンシェルフは、両側から使うことが可能。フレームは、ほのかに青く光るような黒と、ざらついた手触りやなど素材感が味わえる黒皮鉄で製作しました。使い込むうち表面に傷やムラ、錆などが現れ、無骨さとともに愛着が湧く素材です。これに合わせ、棚板には木目や節が浮かびあがった古材を設置。洋書やオブジェを置くだけで絵になる、実用性とデザイン性を両立させた収納となりました。

ガラス素材とタイルの質感

洗面室はグレーをベースにガラスを使い、シックにまとめました。棚や洗面ボウル、ガラスのドアと間仕切りで、コンパクトな空間を広く演出。水栓はhansgroheのアクサースタルクVを採用。クリスタルガラスの水栓から、美しい水の流れを鑑賞できるデザインとなっています。さらに特徴的なのは、BOCCIのペンダントライト。3つの球体がやわらかな光を放ち、モダンで上質な印象を与えます。

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