物件データ
メゾネットタイプのタワーマンションを購入したHさん。最上階・角部屋の眺めを活かせるようにリフォームしました。ポイントは、水回りを大きく動かしたことです。ダイニング・キッチンは窓側に移動し、吹き抜けに面したリビングとひと続きの明るく伸びやかな空間に。リビングに面したプレイルームは、ガラスの引き戸でゆるやかに仕切り、お子さまにも目が届くようにしています。バスルームもバルコニー側に移動し、夜景を見ながら入浴できるようにレイアウト。デザインは「別荘のように落ち着いた空間」をイメージし、モノトーンで統一しました。
BEFORE写真
LDKやバスルームから、
素敵な景色を眺めるプラン
タワーマンションの最上階・角部屋・メゾネット住戸という、ポテンシャルの高さを活かしたプランをいくつかご提案しました。Hさんが選んだのは、夜景の見えるバスルームのあるプラン。またワンルームのような空間とすることで、吹き抜けによる開放感や眺望を感じながら過ごせるようになりました。1階をパブリックスペース、寝室のある2階をプライベートスペースとしたこともポイントです。ゲスト用の水回りはホテルのような佇まいに。リビングに面したプレイルームは、ゲストルームとしても利用可能。一部はガラスとなっていますが、ロールスクリーンを下ろせばプライベートな空間に変わります。
LDK
リビングの位置はリフォーム前と変わりませんが、各室が独立した壁によって、吹き抜けの開放感が遮られていました。そこで、壁を撤去してLDKをひと続きの空間に一新。窓から注ぐ自然光が隅々まで行き渡るようになりました。
ダイニング・キッチン
ダイニング・キッチンは、L字型のシンクカウンターでダイニングテーブルを囲むようにレイアウト。ダイニングで使うワインセラーやワイングラスの収納などをすっきりと収めました。調理側にはキッチン家電をしまえるスペースも確保。スペースを余すところなく活用しています。
ダイニング・キッチン
CUCINAのキッチンは、L型のコンロカウンターとシンクカウンターを組み合わせてオーダー。ご夫婦でキッチンに立っても、十分な作業スペースと収納量を確保しました。それぞれ使いやすい高さに設定しています。
リビング
リビングとプレイルームを仕切る壁は、アクセントウォールでアイポイントに。下部にはテレビボードをオーダー。配線が表に出ないように計画しました。ガラスの引き戸越しには、プレイルームで遊ぶお子さまの気配が感じられることもポイント。お子さまが成長し、プライバシーが必要になれば、2階の居室を子ども部屋とする予定です。
サニタリー
バスルームは、富士山の眺望を堪能できるようにバルコニー側に移動。ガラス越しに、洗面室からも景色を楽しめるようになりました。浴室~洗面室の床には断熱性が高いタイルを貼り、素足でも冷たさを感じにくいように。落ち着いたモノトーンでまとめ、洗面カウンターの下部に間接照明を入れて、ホテルライクな雰囲気に仕上げました。
寝室
寝室は、ゆとりある広さを確保。ベッドヘッド側はアクセントウォールとし、上部に間接照明を入れて就寝時に光の印影をたのしめるように。また、一角にはパウダーコーナーを設けました。メイクや書き物など、多目的に利用できます。サイドには書類などをしまえる収納も備えています。廊下を挟んだ向かいにはご夫婦ごとのWICも設け、コンパクトな動線で生活できるように配慮しました。
吹き抜けのリビング
吹き抜けの下には、20畳を超える広さのリビングを。開放感と眺めのよさを活かしてプランニングしています。明るく開放的なリビングでは、家族でゆったりと過ごしたり、ゲストと紅茶やワインを飲むなど、贅沢なひとときを過ごしているそうです。
シックで機能的なトイレ
ゲストが利用することも想定し、トイレと手洗いスペースは分離してゆとりある空間に。トイレの建具や壁にはウォールナットを使用し、落ち着いたトーンでまとめました。同時に、除菌・脱臭や室内暖房の機能も備えたタンクレストイレや自動水栓の設置など、快適に使える設備にもこだわっています。
玄関は収納力を高めてすっきりと
玄関ホールは正面にピクチャーレールを設置。右手のミラーは姿見を兼ねた建具で、中はコート掛け。左手には靴収納を造作しました。その他にも、SIC(シューズインクローク)や、階段下のスペースを活用した納戸を新設。ゴルフバッグやスノーウェアをかけるハンガーパイプなど、収納をたっぷりと確保しています。