物件データ
海が見えるリゾートエリアに中古マンションを購入したFさん。別荘として心地よく過ごせるようにデザインリフォームしました。窓の先には海と山が広がり、すがすがしいロケーション。この眺めを最大限に活かすため、間仕切りのないワンルームのように。邸内からは、いつも景色を感じながら過ごせるようになりました。窓際の浴室にも、目の覚めるような景色が広がっています。ブルーのクロスやタイルなどを、海を意識した素材使いもポイントです。静かな海とリゾートテイストのインテリア。訪れるたびにリラックスできる、心地よい別荘が誕生しました。
BEFORE写真
クラフトでは2度目のリフォーム
自宅とは違った間取りとデザインに
都内のご自宅もクラフトでリフォームし、今回は2回目。「自宅とは違ったデザインにしたい」ということから、海と山に囲まれた魅力を最大限に活かすことにしました。景色をダイレクトに望むバルコニーで過ごしやすいよう、ウッドデッキを張り、LDKは景色をそのまま取り込める空間構成に。海や共有部のプールで使う浮き輪やデッキチェアをしまえるよう、玄関にはSICを設置。LDKとひと続きの寝室にはデスクスペースを設けました。白い家具にさわやかなブルーのクロスで、ワーケーションをたのしめるようにしています。
バルコニーも一体に
LDK〜寝室〜玄関ホールの床は、アッシュの挽板フローリングを白く塗装して使用。カジュアルで軽やかな海辺の空気を意識しています。また借景をひきたてるため、窓周りの装飾は控えめに。カーテンレールの中に間接照明を入れ、夜は陰影ある雰囲気を楽しめるようにしました。バルコニーにはウッドデッキを張り、アウトドアリビングに。リビング続きのスペースとして、伸びやかに過ごすことができます。朝の静かな海を眺めながら、お子さまたち食事を楽しんでいるそうです。
石壁のような存在感
素材は海岸をイメージしながらセレクトしています。たとえば、TVボードの背面には、岩のようにごつごつとしたテクスチャーのタイルを貼りました。寝室の入り口までタイルを続けて貼ることで、石壁のようにどっしりとした存在感を演出。夜になるとタイルに間接照明のライトがあたり、美しい表情がリビングに広がります。
爽やかなアクセントウォール
寝室に設けたデスクカウンターは、ご自身が仕事をしたり、お子さまが勉強できるように2席で造作しました。ヴィヴィットなブルーのアクセントクロスで、リゾートムードも満載。LDKからちらりと見えるブルーがアクセントとなっています。長期不在時を考慮し、デスク下に自動排水の壁掛け除湿乾燥機を設置できるよう計画しています。
リビングとの連続性
玄関ホールの壁には、リビングと同じタイルを使用し連続性をつくりました。ダウンライトがタイルのテクスチャーを際立たせています。ドアの両サイドにはFIXガラスを設け、玄関ホールとリビングにつながりを。同時にリビングの自然光が玄関まで届き、明るく伸びやかな玄関となっています。プールや海で使うアイテムをたっぷり収納できるよう、SICは大きめサイズで計画しました。
絶景に浮かぶバスタブ
奥行きのあるバスタブをセレクトし、お子さまと一緒に入浴できるように。絶景を望む大きな窓を活かすため、壁にはモザイクタイルを貼り、上部に間接照明を入れてラグジュアリーな雰囲気に仕上げています。誰の視線も気にすることなく、存分にバスタイムを楽しめるようになりました。
海を感じる洗面室
白をベースにまとめつつ、一部の壁にブルーのガラスモザイクを貼りました。間接照明の光で上品に輝くタイルは、海をイメージさせてくれます。下部はあえてオープンにし、軽やかに仕上げました。三面鏡のミラーキャビネットで収納量をカバーしています。
リビングと寝室の絶妙な距離感
家族みんなで休むことができる、大きな寝室をひとつ設けました。LDKとの間にはドアを設けず、ワンルームのように。ベッド側はリビングから目隠しする一方、デスクスペースは見えるように計画。あえて爽やかなアクセントクロスを見せ、リビングからのアイポイントとしています。