物件データ
クラフトの仲介で、都内の中古マンションを購入したKさんご夫婦。最上階ならではの勾配天井や天井の高さ、ルーフバルコニーが気に入ったことから、それらを活かしてリノベーションしました。あえて玄関ホールをオープンにし、玄関に入ったらすぐにLDKが広がる間取りに。2方向の窓の先へ視線が抜けて、はっとするような開放感が広がります。キッチンはバルコニー側に大きく移動し、料理好きの奥さまがよりたのしくキッチンに立てるように。ラウンジ兼書斎スペースは、TVボードでゆるやかに間仕切り。ワンルームのようなつながりのなかで、愛犬とともに伸びやかに暮らせるようになりました。
BEFORE写真
駅近よりも眺めを優先
「自分の価値観」で物件探し
当初は駅近で物件を探していたKさんですが、見学を重ねるうちに「もっと広いスペースで暮らしたい」と思うように。そこでクラフトの不動産担当は、駅から少し離れたこちらの物件をご紹介しました。ルーフバルコニーから見える空や富士山の景色、勾配天井や天井の高さが気に入り、すぐに購入を決意。夜はカーテンを開けたまま過ごすこともあるそうで、都心にも関わらず開放的に過ごせることに、とても満足しているそうです。
玄関を開けると広がるLDK
廊下やリビングドアをなくし、オープンの玄関に。玄関ドアを開けると、ルーフバルコニーまで視線が届き圧倒的な開放感を感じさせます。玄関から見たときのイメージを考慮しながら、正面左のTVボードをデザインしました。
ゆるやかなゾーニング
ワンルームのように広々とした空間をTVボードで仕切り、ワークスペース兼ねたラウンジに。ゆるやかにゾーニングすることで、空間の広がりをキープしつつ仕事に集中できるように。下がり天井にはナラを張り、視覚的にも別々の空間であることを印象付けています。板張り天井の上部には間接照明を入れ、より広がりを感じられるように工夫しました。
明るい窓際が特等席
たくさんのグリーンをお持ちなことから、自然光がたっぷりと注ぐ窓際にスチールのオープン棚を設置しました。また窓際の床は天然石のタイルを貼り、土汚れもさっと拭き取れるように。観葉植物の手入れをしやすくしています。緑と自然光に包まれたスペースは、ご夫婦と愛犬の特等席です。
TVボードはオブジェのように
壁付TVのボードはオリジナルで制作しました。グレーのタイルを貼り、黒いカウンターが組み込まれたスタイリッシュなデザイン。オブジェのようなたたずまいで、空間にモダンな空気を添えています。アンプとサウンドバーのスペースを設け、よりすっきりとした印象に。下がり天井にはスクリーンを埋め込み、大画面で映画をたのしめるようにしています。
仕事と趣味のスペース
TVボード背面のラウンジスペース。ご夫婦でテレワークができるよう、2人分のデスクカウンターを設けています。サイドの窓から光が射し込む明るいスペースは、質感のある輸入クロスを壁に貼り、アクセントにしました。オープンの本棚とギターフックを設け、見た目にも心弾むスペースに。
クールなオーダーキッチン
奥まっていたキッチンは窓際に大きく移動し、景色を眺められるようにしました。奥さまは料理が好きで、ご夫婦でキッチンに立つこともあるため、広いスペースを確保。クールなキッチンはkitchenhouseでオーダーしました。キッチン奥にはパントリーを設け、リビング・ダイニングから生活感が見えないように。パントリーには食材ストックや果実酒のほか、冷蔵庫といった家電もしまうことができます。
旅の思い出がいつもそばに
ご主人のご実家や、旅行で集めたたくさんの小物たち。いつでも眺めることができるディスプレイスペースを設けました。寝室へ向かう動線上の壁面で、移動するたびにたのしい記憶がよみがえるように。定期的に飾るものを変えて、イメージをリフレッシュしているそうです。
ボタニカルな箱の中身は
2つの洋室をまとめて、1つの寝室+クローゼットに。クローゼットの壁にはフランスのボタニカルなクロスを貼り、箱のように見せています。寝室〜クローゼット〜廊下という動線もポイント。着替えてすぐに洗面室へ行くなど、身支度をラクにしてくれます。ロフトによる天井高の違いを感じさせないように、入口サイドのニッチに棚を設けたこともポイントです。
グレイッシュな洗面室
洗面室の床・カウンター・タオルウォーマーはグレーで統一し、落ち着いた大人の雰囲気に。壁には石柄のタイルを貼り、間接照明で質感を際立たせています。カウンター下にあえて収納を設けず、軽やかでスタイリッシュに仕上げました。広さはそのまま、洗濯機や収納のレイアウトを変えてタオルウォーマーのスペースを確保しています。