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中古物件を買ってリノベーションする方が増えています。一方で「不動産会社で中古物件を探して、銀行で住宅ローンの手続きをして、それからリノベーション会社に相談…。大変そうだし、そんな時間はありません」という方も。そこでおすすめしたいのがワンストップリノベーション。今回は、物件探し~リノベーションまでのステップをわかりやすくご紹介します。
ワンストップリノベーションとは?ムダな時間も労力もナシ!
みなさんは、「ワンストップリノベーション」という言葉を聞いたことはありますか? これは物件探し~リノベーションをまとめて1社で行うというもの。具体的には、物件の見学・購入・売却・銀行でのローン申請・リノベーションすべてを任せることができます。
〈メリット1〉物件費用とリノベーション費用をコントロールしやすい
1社に任せるとムダな時間と労力もなくなるし、なにより経済的です。仮に不動産屋さんとリノベーション会社の別々に依頼する場合、はじめに「予算は8000万円」と決めていても物件を買う段階で「あと500万円出したらもっとよいエリアに買える」と思ってしまうかもしれません。そうするとリノベーション費用が足りずに満足できないプランになったり、総額がオーバーしてしまうことも。
それに対してワンストップリノベーションは、担当者がしっかりとコストコントロールします。そのため物件費用とリノベーション費用のバランスをとりながら、予算内で理想の住まいを手に入れやすくなるのです。
〈メリット2〉リノベーション費用も低金利の「住宅ローン」で借り入れやすい
また、物件購入時にリノベーション費用の概算費用が分かっていれば、まとめて低金利の住宅ローンで借り入れることができます。(先に物件費用を借りてしまうと、後から住宅ローンでリノベーション費用を借りることができなくなります。その場合は金利が高めのリフォームローンを利用することに)。
もし「リノベーション前提で物件探し」をするなら、CRAFTのようなワンストップリノベーションの会社に依頼するのがおすすめです。
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ワンストップリノベーションで理想の住まいをつくった事例
CRAFTで物件購入〜リノベーションまでワンストップを行ったケースをご紹介します。
ワンストップリノベーション事例1
イギリス人のご主人さまと一緒に、いろいろな国を旅してきたKさん。欧米のような開放感を求めて、CRAFTのワンストップリノベーションをすることにしました。
物件探しでこだわったのは、リビングの明るさと間取り変更のしやすさ。明確なイメージがあったため、妥協せずに探しました。やっと出会えたのが、こちらのルーフバルコニー付きの物件。最上階の角部屋で、窓からの空の大きさにとても惹かれたとか。見学時には「キッチン背面以外の壁ならすべて撤去できる」と聞いたので、安心して購入できたそうです。
既存の勾配天井を活かし、開放感あふれる住まいにリノベーション。「玄関がない」というユニークな間取りが、より自由な暮らしを叶えています。
ワンストップリノベーション事例2
共働きのDさんご夫婦。初めはご自身で物件を探していたものの、「リノベーションでどんなことができるか」がわからず、CRAFTにワンストップで依頼することにしました。
『通勤しやすい』『南向き』『80平米以上』を条件に物件を見学したところ、理想のマンションがみつからず、徐々にエリアを拡大。そうして出会ったのが、こちらのタワーマンションでした。物件の見学時には不動産担当が「この物件でどんなリノベーションができるか」「どんな制約があるか」をご説明。物件のポテンシャル、このエリアの発展性に惹かれて購入を決めたそうです。
リノベーションでは家事動線や収納にこだわり、子どもがいてもホテルのようなきれいさをキープできるようにしています。
中古を買ってリノベーションの具体的な流れを知っておこう
CRAFTでの中古を買ってリノベーションの具体的な流れを見てみましょう。
▼STEP1 物件を探す
「予算・立地」など表面的なデータだけでなく、「どのようにリノベーションしたいか?どんな暮らしがしたいか?」」といったソフト面も重視しながら物件を探します。そのためには、まず話し合い。CRAFTの担当者とじっくり話し合ってください。お客さまの好み・ライフスタイルをよく理解できたら、不動産担当者は物件を探します。
ご提示いただいた条件や、ご希望通りのリノベーションのしやすさなどを踏まえ、いくつかの物件をピックアップ。内見時には「リノベーションできること」をお伝えするため、どんなに古くてボロボロでもリノベーション後をイメージしながら購入を検討できます。また「リノベーションにどのくらいかかるか」もご提示。物件費用とリノベーション費用の総額バランスを考えながら、購入を判断できます。
▼STEP2 物件を買う
よい物件に出会えたら、いよいよ物件購入。ここで何日も迷ったり、値引き交渉をしたくなるかもしれませんが、人気物件はストレートに買うのが吉。その間に他の方に買われてしまうことは、不動産では珍しいことではありません。「よい物件は足がはやい」のです。
住宅ローン契約、買い付け申し込み、不動産売買契約などは、引き続き同じ不動産担当にお任せ。ひとつひとつの契約や手続きの内容をわかりやすく説明しながらご案内するのでご安心。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。
▼STEP3 リノベーションする
本格的なリノベーションがはじまります。ここで担当はデザイナー&営業担当にバトンタッチ。これまでの情報は不動産担当からしっかり引き継ぐため、同じ話を繰り返すことなくスムーズに打ち合わせを進められます。設計契約後に間取りとデザインを確定し、床壁などの仕様や、設備をセレクト。フローリングなどのサンプルを見たり、キッチンのショールームへ行ったり、と少し忙しくなるでしょう。
プランが固まったら工事請負契約を結び、工事がはじまります。施工も同社で請け負うことはCRAFTの強みです。近隣挨拶や、マンションなら管理組合への届け出なども一挙にお任せ。お客さまは中間検査や完了検査で、工事の進行を確認することができます。
お引渡し時は、設備機器の使い方をご説明。保証書や弱電配線図、完成後は見えなくなってしまう床下や壁内の工事中写真をお渡しします。
▼STEP4 暮らす
新築でもリノベーションでも、暮らしてから不具合がでてくることがあります。気になることがあったら、連絡ください。アフターサービス専門スタッフが対応します。さらに「構造」「仕上げ」など部分ごとに、最長10年の保証があるため、安心して暮らすことができます。
▼STEP5 将来の売却
将来の売却もCRAFTにお任せいただけます。「いつまでに、いくらぐらいで売りたいか?」というご希望と、同エリアの市場価格や売却傾向から、販売価格とスケジュールを決めていきます。ご納得いただけたら媒介契約を結びます。
CRAFTは物件の囲い込み(※)を一切行いません。他の不動産会社にも情報をオープンにし、たくさんの購入希望者を集められられるように努めます。
※囲い込み…仲介手数料を得るために、不動産会社が自社売却にこだわること。物件情報がオープンにされないため、買い手を見つけにくい。売却まで時間がかかり、値崩れするなど売主さまにとってはデメリットしかない。
買い替え(住み替え)は「売り先行」「買い先行」が重要?!
「今住んでいる家を売って、あたらしく買う」という買い替え(住み替え)の場合、上記よりもステップが少し多くなります。さらに「売り先行」か「買い先行」かによっても変わってくるため注意しましょう。
〈売り先行〉
ご自宅を売却した後に、新居を探します。売却金額が確定してから買うため、資金計画が立てやすい点がメリット。反面、いつ・いくらで売れるかは読めないため、実際に引っ越すまでの時間がわかりません。また引き渡しは遅くても売買契約から3ヶ月後が一般的のため、新居の購入前に退去しなけれはならない場合は仮住まいが必要です。仮住まい先はCRAFTでご紹介することもできます。
〈買い先行〉
新居を買ってから、ご自宅を売却します。売却価格が確定しないまま新居を買うことになるため、自己資金に余裕がある、もしくは査定価格を大きく上回らない価格の物件購入が大切です。しかし自分のタイミングで売却できるため、新居のリノベーションが完成するまで自宅でゆっくりと過ごすことができます。労力が少なく、スムーズに住み替えたい方にオススメの方法です。
「買い先行」のステップは、先述した「ワンストップリノベーション」の流れとほぼ同じです。しかし「売り先行」は少し違ってきます。「売り先行」の場合のステップは次のようになります。
▼STEP1 売却する
不動産担当が無料で物件を査定します。売却金額を決めたらCRAFTが販売図面を作成。360°カメラで撮影した販売物件動画とともに、不動産ポータルサイトに掲載します。リノベーション後をイメージできるVRも作成するため、リノベーション前提で物件を探す方に、魅力を訴求しやすくなります。
購入希望者の内見にはCRAFTの不動産担当が立会い。「リノベーションの可能性」や売主さまからお聞きした「暮らしやすさ」などは購入希望者に直接お伝えするため、物件の魅力を訴求しやすくなります。
▼STEP2 物件を買う
晴れて買主さまと売買契約を結んだら、いよいよ物件を探していきましょう。立地や価格といった条件と、「どのような空間でどのような暮らしがしたいか」という理想を掛け合わせた物件探しを行います。リノベーション前提の場合は、「リノベーションでできること」「大まかなリノベーション費用」を内見時にお伝えするため、総予算のコストバランスがとりやすくなります。
▼STEP3 リノベーションする
物件を売って、買って…と慌ただしくステップアップし、そろそろ休憩したいところですが、もう少しがんばりましょう。物件を購入したら、すかさずリノベーションのプランニングがスタートします。具体的な間取りやデザイン、キッチンや浴室といった設備、床壁天井の素材などを決めていきます。
大変そうに思うかもしれませんが、実際は「たのしかった」という方がほとんど。「理想の住まいをつくっている」という実感があるため、忙しさは忘れてしまいます。物件探し~リノベーションのプランニング~工事もすべてCRAFTで行います。社内での情報共有や意思決定がスピーディーなためストレスがなく、安心してゆったりとした気持ちでいてください。
▼STEP4 暮らす
やっと住み替えが完了。長かったようで、短く感じられるでしょう。住み替えのご相談は、引越し希望時期から逆算して早めに相談するのがベスト。物件の売却も購入も、それからリノベーションも、余裕を持ってとりかかることが満足の秘訣です。もちろん将来の売却もCRAFTに任せられます。
ご自宅の売却は、「物件価値」をしっかりと伝えることが大切!
物件の売却で大切なのは、「どう売るか」です。よくある不動産ポータルサイトに物件情報を登録しただけでは、物件の魅力は埋もれてしまいがち。そこでCRAFTでは、売却時に「リノベーションしたらどうなる?」がわかるイメージCGを作成しています。中古物件の購入者の大半は何らかのリノベーションをすることから、リノベーション後をしっかりイメージしてもらうことで購入を後押ししやすくなるのです。
さらにオーナーさまに独自取材をしたページを作成し、SNSで配信。より多くの購入希望者を集めることでマッチング性を高め、売主さまも、買主さまも満足できるよう努めています。
〈まとめ〉リノベーション向きの物件を探すなら、ワンストップの会社へ依頼しよう
物件購入・売却~お引越しまで、中古を買ってリノベーションの流れをご紹介しました。
不動産会社で物件を買って、銀行にローンの相談、それからリノベーション会社に相談して…と数社に相談するのは、かなりの労力と時間がかかります。さらに住宅ローンでリノベーション費用を借り入れることがむずかしくなり、はっきりいって経済的ではありません。もし中古マンションや中古戸建てを買って「何かしらリノベーションする可能性がある」なら、ワンストップリノベーションの会社に相談するのがおすすめです。
そのときに気をつけたいのが、「好みのデザインでリノベーションしてくれそうな会社」を選ぶこと。CRAFTでは、物件探しからデザイン性の高いリノベーションまでワンストップでサポートしています。デザイン事例もHPに多数掲載。ぜひご覧ください。
<著者>CRAFT 編集部
一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。