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マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと

目次

ここ数年で人気が高まってきているマンションのフルリフォーム。中古マンションを購入し、リノベーションで「理想の住まい」をつくる方も増えています。マンションをフルリフォームした方の事例とともに、費用相場やメリット・デメリットなどをご紹介します。

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(作成日2023.11.10 更新日2024.11.22)

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マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)とは?

フルリフォーム(フルリノベーション)は、住まい全体の改装を指す言葉です。リフォームを大きく分けると、

部分リフォーム<表層リフォーム<フルリフォーム(フルリノベーション)

の、3つに分けられます。

「キッチンと浴室のみ」の部分リフォームや、「床・壁・天井といった内装のみ」の表層リフォームに対し、「構造躯体のみを残して住まい全体を改修」するのがフルリフォーム(フルリノベーション)です。

マンションリフォームする際は、ご自身が「どこまでリフォームをしたいのか」を明確にしておきましょう。リフォーム会社には「部分リフォームが中心」という会社や、CRAFTのように「大規模なフルリフォームが得意」という会社など、得意分野はさまざまです。それによって、依頼先が変わってきます。

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)の費用相場

先述したとおり、フルリフォームは住宅全体を改修するため、部分リフォームや表層リフォームよりも費用は高くなります。下記はCRAFTの㎡あたりのリフォーム内容です。費用相場の参考にしてください。

㎡単価              主なリフォーム内容
10万~20万円/㎡間取りは既存を利用し、低価格の材料・器具で一通りきれいに。見えなくなる設備配管や電気配線などはできる限り活用します。
20万~30万円/㎡スケルトンにして間取り変更し、全てを標準レベルの材料・器具に交換。見えなくなる設備配管や電気配線も全て交換します。
35万以上/㎡スケルトンにして間取りを大幅に変更し、全てハイレベルな材料・器具に交換。見えなくなる設備配管や電気配線も全て交換するため安心です。ほぼオーダーメイドでデザインにこだわることができます。

ただしマンションフルリフォームの費用相場は、工事の内容(間取り変更の範囲)や、建材や設備のグレードによって左右されるため、すべてが上記に当てはまる訳ではありません。「やりたいこと」に優先順位をつけながら、コストを調整していくことも大切です。また、CRAFTのマンションリフォーム事例一覧を見て、価格を参考にする方法もあります。

マンションのフルリフォーム費用相場をより正確に知りたい方は、直接CRAFTへお問合せください。

*関連コラム*
マンションのフルリフォーム(全面リフォーム)の費用はいくら?3つの事例から解説

〈予算別〉マンションのフルリフォーム事例

マンションのフルリフォーム事例を予算ごとにご紹介します。リフォーム費用は「リフォーム面積」も関わるため単純な比較はむずかしいものの、「これくらいの予算で、こんなことができる」という参考になれば幸いです。

予算が2000万円台のマンションフルリフォーム事例

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
リフォーム・リノベーションデザイン事例#19176

都心の景色を一望できるタワーマンション。リビングサイドの洋室を取り込み、ゆとりある1LDKに。独立キッチンをオープンにし、いつでも景色が視界に入るリラクシングな住まいにフルリフォームしています。

ウォールナットのフローリング、石目模様のタイルのマントルピースなど素材感にもこだわりを。石と木に包まれたモダンな住まいに生まれ変わりました。

リフォーム費用 :2500万円 / 87㎡ / 築20年

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予算が3000万円台のマンションフルリフォーム事例

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
リフォーム・リノベーションデザイン事例#18096

ご夫婦で伸びやかに過ごせるように、3LDKを1LDKにフルリフォームした事例です。2つの個室を取り込むことで、窓に面した大きなLDKを新設。大谷石やタイル、板張り天井を採用し、趣ある陰影を演出したこともポイントです。

さらにkitchenhouseのオーダーキッチン、Mieleの食洗機やAriafinaのレンジフードなど、ハイグレードな設備にもこだわりました。

 費用:3000万円  / リフォーム面積:90㎡ / 築年数:15年

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予算が4000万円台のマンションフルリフォーム事例

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
リフォーム・リノベーションデザイン事例#21088

メゾネットマンションの特徴を活かし、1階は個室とリビングのあるプライベートスペース、2階は料理サロンを中心としたパブリックスペースへとフルリフォームしました。フロアでゾーニングすることで、料理サロンの生活感をなくしています。

インテリアは「クラシックモダン」に。グレージュのカーペットやセラミックタイルで、飽きのこない上品なイメージを演出しました。

 費用:4900万円  / 186㎡ / 築年数:20年

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予算が5000万円台のマンションフルリフォーム事例

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
リフォーム・リノベーションデザイン事例#22062

隣接する洋室を取り込んでLDKを拡大し、リビングサイドには小上がりを新設。リビング・ダイニングの床は栗の挽板フローリング、壁の一部を珪藻土で仕上げるなど上質な素材を使い、シンプルながらも表情ゆたかに仕上げています。

バスルーム・トイレ・家事スペース兼パントリー、ライブラリーなどプライベートスペースも素材感にこだわり、どこにいても贅沢な心地で過ごせるように。MinottiのソファやCassinaのダイニングテーブルも美しく調和しています。

 費用:5200万円  / 132㎡ / 築年数:14年

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予算が6000万円台のマンションフルリフォーム事例

マンションのフルリフォームの費用相場・事例・できること・できないこと
リフォーム・リノベーションデザイン事例#20300

2部屋を取り込み、広々としたLDKに間取り変更。南側の窓が4連続する開放的なリビングに生まれ変わりました。収納スペースを充実させたこともポイントで、SIC・WIC・WTC(ウォークスルークローゼット)を必要箇所にレイアウト。生活感のないホテルライクな暮らしを叶えています。

「ナチュラルモダン」をコンセプトに、邸内を上品なグレージュで統一し、ヘリンボーンの床やモールディング、イタリア製の大胆なタイルで華やかに。ご愛用のCassinaのソファやBaccaratのシャンデリアが溶け込む美しい住まいです。

 費用:6400万円  / 150㎡ / 築年数:13年

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フルリフォーム・リノベーション事例

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マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)のできること・できないこと

マンションのフルリフォームでできること

マンションのフルリノベーションの費用相場・事例・できること・できないこと

マンションのフルリフォームでは、基本的に「専有部分」なら自由にリフォームできます。フルリフォームでは一旦構造躯体のみにするため、間取りもゼロからプランニング可能に。「リビングをもっと広く」「3LDKを2LDKにしたい」など大胆な間取り変更が可能です。

またフルリフォームでは、「ホテルライクに」「シンプルモダンに」など邸内全体のインテリアを統一可能。Mieleの食洗機、GAGGENAUのクックトップやLIEBHERRのワインセラーなど、ハイブランドの設備をビルドインで設置するなど、どこまでもこだわりを追求できます。

<専有部の一例>
■キッチン・トイレ・バスルームなどの設備
■住戸内の・間仕切り壁・天井・仕上げ材
■玄関ドア(室内側)
など

マンションのフルリフォームでできないこと

マンションのフルリノベーションの魅力とは?費用相場・事例・できること・できないこと

マンションのフルリフォームでは、専有部分に限り、改修することができます。外壁・窓・ベランダやバルコニーなど、共有部分にあたるスペースをリノベーションすることはできません。また、柱や梁、スラブなど躯体にあたる部分に手を加えることもできません。

そのため、マンションの構造によっては間取りの変更に制限がかかってしまったり、マンションの規約によって制限がかかることがあります。

このようにマンションのフルリフォームにはできないこともあるため、構造による制限や規約による制限をうまくカバーしながらプランニングできるリフォーム会社への依頼がとても重要です。

<共用部の一例>
■バルコニー
■窓
■構造躯体
■玄関ドア(共用廊下側)
など

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)のメリット・デメリット

今住んでいるマンションのフルリフォームや中古のマンションを購入して行うフルリフォームのメリット・デメリットについて解説していきます。

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するメリット

マンションのフルリフォームの主なメリットは以下のとおりです。

・理想の住宅を実現できる
・ライフスタイルに合わせて間取りを変更できる
・物件の選択肢が広がる
・配管工事や断熱工事もできる

マンションのフルリフォームでは、今住んでいるマンションや購入した中古マンションのデザインを大きく変更して理想の住宅につくり変えることができます。

また、間取りの変更にも対応できるので、結婚や出産、お子さんの独立などライフスタイルに合わせた間取りにすることも可能です。

中古マンションは新築マンションに比べて物件数が多いため、価格やエリアなど、購入物件の選択肢も広がります。

さらに、マンションのフルリフォームでは配管工事や断熱工事を行うこともでき、築年数が古くても安心して快適に暮らせることは大きなメリットです。

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)するデメリット

マンションのフルリフォームの主なデメリットは以下のとおりです。

・想定していたよりもリフォーム費用が膨らむことがある
・希望の改修を行えないことがある
・引っ越すまでに時間がかかる
・対応できるリフォーム会社が限られる

マンションのフルリフォームはできることが多い分、リフォーム費用も膨らみがちです。想定外の補修が必要になることも多く、予算オーバーには注意しなくてはいけません。

また、共用部はリフォームできませんし、規約や構造によって希望どおりの改修を行えない可能性もあります。

また、工期が長くなる点にも注意が必要で、引っ越して住み始められるようになるまでに時間がかかります。

対応できるリフォーム会社が限られるため、リフォーム会社探しやリフォーム会社選びに時間と手間がかかりやすい点もデメリットと言えるでしょう。

マンションを予算内でフルリフォームするコツ

マンションのフルリフォーム費用を予算内に抑えるコツをご紹介します。気をつけたいのは以下の3点です。

既存の間取りを活かす

予算が大きく上がる要素のひとつに「大幅な間取り変更」があります。逆にいえば、間取り変更を最小限にできれば、予算も抑えられます。たとえば「リビングは壁を撤去して拡大するけれど、寝室は床・壁・天井の仕上げ材交換のみ」などパブリックスペースに予算を集中させる方法もあります。

「予算オーバーしそうだな」と思ったら、既存の間取りを活かせないかも検討してみるとよいでしょう。

全室の設備や素材のグレードにこだわらない

オーダーキッチンや海外製の高級設備などに囲まれた暮らしはもちろん憧れますが、すべてにこだわっているとあっという間に予算オーバーに。「本当に必要なもの」「よく使用するもの」だけを高級メーカーにし、他は国産大手メーカーのものにするといったメリハリは大切です。

素材や建具も全室をハイエンドにするのではなく、個室や収納などはスタンダードな商品をセレクトする、といったことも意識してみましょう。

「やりたいこと」に優先順位をつける

上記2点の総論となりますが、マンションリフォーム費用を予算内に抑える一番のコツは「優先順位をつけること」。一度、やりたいことを全て書き出し、「絶対やりたいこと」「できればやりたいこと」「余裕があればやりたいこと」に分けてみてください。それをリフォーム会社に渡せば、予算を調整しながら理想の住まいを叶えてくれるはずです。

「どう整理すればわからない」という場合は、CRAFTのデザイナーにやりたいことをそのまま伝えてもOKです。優先順位をつけられるように、しっかりとサポートします。

マンションのフルリフォームの流れと工事にかかる期間

マンションのフルリフォームの流れと工事にかかる期間

CRAFTでマンションをフルリフォームするときの流れと工期は以下のとおりです。

工程概要
ご相談・現地調査
・ヒアリング
基本プランの作成・見積り・基本プランの作成
・概算見積り
・VRの作成
設計契約・詳細打ち合わせ・設計契約の締結
・詳細の打合せ
・実施設計図の作成
・予算調整
・再見積書の提示
工事請負契約・着工・請負契約の締結
・本着工
・中間検査
・完了検査
お引渡し・仕上がりなどの確認
・設備機器などの取り扱いに関する説明
・各メーカーの保証書のお渡し
・工事中写真のお渡し

※工程1〜3(約2〜3ヵ月)、工程4〜5(約2〜5ヵ月)

マンションのフルリフォームは、短くても4ヶ月、長い場合だと半年以上かかることも。時間がかかる前提でスケジュールを組むようにしましょう。

*関連コラム*
マンションのリフォーム期間はどれくらい?期間の目安や注意点を知ろう

マンションのフルリフォームのQ&A

最後に、マンションのフルリフォームに関するよくある質問をQ&Aの形式で紹介していきます。

Q マンションのフルリフォームでは間取りの変更も自由にできますか?

間取りを自由に変更できる物件とできない物件があります。

マンションには、柱や梁で建物を支える「ラーメン構造」と、壁で建物を支える「壁式構造」という2種類の構造があります。壁式構造のマンションは、壁で建物を支えるという性質上、撤去したり移動したりできない耐力壁があり、間取りの変更が制限されてしまいがちです。

ただ、実際に物件を確認するまではどこまで間取りを自由に変更できるかわからないので、まずはリフォーム会社に相談するようにしてください。

Q マンションをフルリフォームするべき築年数の目安はありますか?

築年数の目安はとくにありません。マンションの劣化スピードは物件によって異なるので、劣化が目立ってきたり、不具合が発生したときが、フルリフォームを検討するべきタイミングだと言えるでしょう。

Q 中古マンションの購入からリノベーションまで、すべて依頼できますか?

不動産仲介~リノベーションまでワンストップでお任せいただけます。ご自身で行う場合は物件探し~購入~住宅ローン申請~物件の登記~リノベーションの打合せまで対応すべきことが多く、忙しい方にはかなりのご負担になってしまいます。窓口がひとつのCRAFTならすべてがスマートに進行。お客さまには要所でご判断いただくのみです。詳しくは中古物件購入+リノベーション専用ページをご覧ください。

〈まとめ〉理想のマンションを、フルリフォームで「つくる」こと

既製のマンションが100%自身の暮らしにフィットすることはなかなかないでしょう。そのため理想の暮らしを手に入れるには、フルリフォームが一番の近道です。ただしメリットとデメリット、費用感を知った上で検討しましょう。

もし「新築でマンションを探しているけど、なかなか理想的な物件が見つからない…」という方は、中古マンションの購入+フルリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。理想通りの間取り・デザインの新築マンションを見つけるのはむずかしいけれど、理想の住まいを「自分たちでつくる」フルリノベーションであれば、それを叶えることができます。

マンションのフルリフォームの実績豊富なCRAFTなら、購入前に「フルリフォームでできること」「それにかかる費用感」をお伝えするため、購入の判断がスムーズです。「フルリフォームのみ」の方も、「中古マンション購入+フルリフォーム」をご検討の方も、お気軽にご相談ください。

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CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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