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「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方

「コージーコーナー」とは、ちょっとしたくつろぎスペースのこと。北欧の住まいによく見られます。

居心地がよい場所にラウンジチェアやサイドテーブルを置いて、本を読んだり、音楽を聴いたり。リビングが家族やゲストと会話を楽しむパブリックなスペースだとしたら、コージーコーナーはもっとパーソナルなスペース。ゆるやかに家族とつながりながら、自分の時間をたのしめる特別な場所です。

インテリアの工夫で簡単にできる方法と、リノベーションで叶える方法をご紹介します。

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コージーコーナーは「窓際」「壁際」の小さなスペースを活用

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #00399

コージーコーナーにおすすめなのは窓際です。明るい自然光が注ぎ、景色を眺められる場所は住まいの特等席。お気に入りの椅子とサイドテーブルを置くだけで、「コージーコーナー」が完成します。またリビングの壁際、階段下のスペース、または廊下の一角を活用するのもよいでしょう。つまりは「ここに座ったら気持ち良さそうだな」と思えればどこでもOK。

気をつけたいのは、重厚すぎるチェアやソファを置かないこと。ボリュームのある家具を置いてしまうと、空間の視線の抜けが損なわれ、一気に重たくなってしまうからです。座り心地がよく、繊細なシルエットで抜けの邪魔をしない上質な家具をセレクトしましょう。

〈CASE1〉リビングにコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #16031

リビングの壁際に、お好きなチェアを置いてコージーコーナーに。家具のレイアウトでつくることができるため。一番お手本にしやすいケースです。

ただし大切なのは、「ここがリビングとは別の空間」であることを強調すること。リビングとはひと味違う、ちょっとした家具や照明使いがポイントになります。

こちらはヴィンテージ北欧家具のアイコニックなアイテム、ウェグナーの1人がけソファを2つレイアウトしています。壁にはドイツのヴィンテージポスターをシンメトリーに飾り、フロアライトで光を当てれば、リビングの中でここだけ別世界のような趣に。ラウンジのように静かに過ごせるとっておきのスペースです。

〈CASE2〉階段下にコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #00341

リビングの一角の「階段下」に、コージーコーナーを設けました。

天井は一部吹き抜けになっており、階段下にお気に入りの椅子とサイドテーブル、それからグリーンをレイアウト。スケルトン階段のため光や視線をさえぎることなく、圧迫感もありません。むしろ階段でちょっとしたこもり感がでて居心地がアップしています。

背面からたっぷりと注がれる自然光で、画集や写真集を眺める。ささやかだけど贅沢なひとときです。

〈CASE3〉中庭に面したコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #00399

中庭に面して設けたコージーコーナー。カウチソファに座って、誰にも邪魔されることなく静かに過ごせるスペースです。

ソファに座ったとき、テラスのシンボルツリーに目線が注ぐ高さで窓を設けたこともポイント。照明は、間接照明だけに絞りました。ほどよく明るさを抑え、あえて低くした天井に板を張り、こもったような雰囲気に。質感のある和紙のクロスは目にもやわらかく、心を平らにしてくれます。

こんなふうに独立したコージーコーナーなら、より自分の世界に没頭できそうですね。

〈CASE4〉玄関にコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #00399

吹き抜けの抜け感と、ハイサイドライトからの光に包まれた明るいコージーコーナー。

こちらでコーヒーを飲んだり、仕事の打ち合わせをしたり。やわらかな朝日を感じながら、朝食をいただくのもよさそうです。さまざまな過ごし方を叶えてくれる空間となっています。

ハイライトは美しい階段。吹き抜けに木がふわりと浮かんでいるような軽やかなイメージです。階段がコージーコーナーに華やぎを与えるオブジェとなるように、踏み板の厚み、ささらの見せ方、手すりのボリュームなどを工夫して設計しています。

〈CASE5〉廊下にコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #16017

リビングとダイニングの動線上に、コージージコーナーを設けました。

ダークブルーのシックな輸入クロスを貼り、お気に入りのラウンジチェアを置いて、リビングから見たときの美しいアイポイントに。腰高のオープシェルフには、好きな画集や本をディスプレイ。

こちらに座って読書をしたり、ダイニングやキッチンの家族とおしゃべりをしたり。こちらで仕事や勉強をするのも気分転換になりそうです。ちょっと立ち止まって、ひと休みしたくなるようなコージーコーナーとなっています。

〈CASE6〉窓辺にコージーコーナー

「コージーコーナー」を自宅に。北欧流くつろぎスペースのつくり方
コージーコーナーのある住まいにリフォーム・リノベーションデザイン事例 #19091

窓からさわやかな海を望むマンション。休暇を過ごすセカンドハウスのため、より「Hyugge(ヒュッゲ)」を意識して、窓辺にベンチを設けました。

リビングの一角に壁を立ち上げ幅広のフローリングを張り、木に包まれているような趣に。ベンチは杉の足場板を使って造作し、リラックスした空気をつくりました。サイドには愛犬のケージを設け、いつも気配を感じることができるように。

読書に疲れてふと目を上げれば、まばゆいばかりの海と空が広がります。

まとめ

おうち時間に慣れてきたからこそ、もっともっと住まいを心地よくしたい。そう思ったときに北欧の「コージーコーナー」「ヒュッゲ」という考え方は、とてもいきいきしたものに感じられます。

コージーコーナーは「こうあるべき」というルールはありません。住まいの中で「ここが好きだな」「居心地がいいな」という場所に、ラウンジチェアやサイドテーブル、フロアランプなどを置くだけ。手軽にできるのに、暮らしに大きな余白が生まれます。

ただし、ある程度スペースがなければチェアもテーブルも窮屈に。リノベーションする際は、はじめからデザイナーに「コージーコーナーがほしい」と伝えておきましょう。窓際や壁際など「ベストな位置」に、スペースが生まれるように設計してくれるはずです。

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<著者>中野 瀬里乃

大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。

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