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築20年の戸建てに必要なリフォームは? 検討したい工事内容と費用相場

築20年の戸建てに必要なリフォームは? 検討したい工事内容と費用相場
築20年の戸建てリフォームのススメ方|検討するべきリフォームから費用相場まで

築20年は、住宅のリフォームを検討するのに最適なタイミングです。この記事では、築20年の戸建てをリフォームするときに把握しておきたい知識をまとめてご紹介します。

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築20年の戸建てにリフォームが必要な理由

築20年の戸建てにリフォームが必要な理由は以下のとおりです。

  • ・内装・外装ともに老朽化した箇所が目立つようになるから
  • ・建材や設備が寿命を迎えるから

家を建ててから20年以上経過すると、部屋の壁紙の汚れやフローリングの日焼け、外壁の色褪せなど、家のさまざまな箇所の老朽化が目立つようになってきます。

また、築20年の戸建ては老朽化が目立つだけでなく、住宅内の建材や設備が寿命を迎える時期。給湯器や食洗機などが壊れ、何度も工事業者に入ってもらっている…という方もいるのではないでしょうか。

築20年の戸建てにリフォームが必要な理由

築20年の戸建てはリフォーム後、何年住める?

こ戸建ての寿命は長く、リフォームによって適切にメンテナンスすれば、木造住宅でも80年以上、鉄筋コンクリート造(RC造)であれば120年近く住み続けられるとされています。

「住宅の寿命」は「耐用年数」と混同されがちですが、耐用年数は、あくまでも減価償却費用を算出するための目安。「耐用年数=寿命」ではありません。築20年の戸建ては、適切にメンテナンスすればリフォーム後も60〜100年近く住み続けることができます。

一方で築20年をすぎると、老朽化が目立つようになり、建材や設備が寿命を迎えます。ここでリフォームなどのメンテナンスを行わずにいると、トラブルや不具合が発生し、老朽化や劣化がどんどん進むことで建物の寿命も短くなっていきます。

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築20年の戸建てはリフォーム後、何年住める?

築20年の戸建てで検討したい6つのリフォーム

築20年の戸建てで検討したいリフォームの内容は以下のとおりです。

1.間取り変更

家を建ててから20年以上経過すると、結婚・出産・子どもの独立・親との同居など、さまざまなライフイベントによって最適な間取りが変化します。

そこで検討したいのが間取り変更のリフォームです。

「リビングを広くしたい」「子供部屋がほしい」「子供部屋だったところを趣味部屋に」など、新しいライフスタイルに合わせて間取りや導線をを見直すことも可能です。

フルリフォームの間取り変更はどこまでできる?リフォーム事例、注意点をご紹介!

2.デザイン(内装)の変更

築20年以上の戸建てのリフォームでは、間取りの変更だけでなくデザイン(内装)の変更も考えましょう。

家を建ててから20年も経つとさまざまな箇所に汚れや色褪せなどの劣化が目立つようになってきますが、内装材を新しいものに変更することでイメージを一新できます。

また、20年前のデザインで古さを感じる部分も、今のトレンドを意識したデザインの内装材に変更して、好みの部屋に変更することもできます。

3.設備交換(キッチン・トイレ・バスルーム)

築20年の戸建てで老朽化が進むのは内装部分だけではありません。キッチンに採用されているシンクやトイレの便器、バスルームの浴槽や水回りの水栓設備など、さまざまな設備が古くなってきます。

老朽化が目立ったり、何かしらの不具合が発生しているのであれば、新しい設備への交換を検討しましょう。

またささいなことですが、既存の設備を高品質・高機能なものに交換することで、かなり快適になります。

4.配管の交換

築20年の戸建てのリフォームでは、配管の交換も検討しておきたいところです。

築20年の戸建てで劣化が進むのは目に見える部分だけではありません。壁の中や床下に配置されている配管の劣化も進んでいます。

配管は消耗品で、20〜40年ほどで寿命を迎えます。古い配管をそのまま使用し続けているとつまりや水漏れの原因になるので、新しい配管への交換を検討しましょう。

5.外壁塗装・張り替え

建ててから20年以上経った戸建ては、家の中だけでなく外の老朽化も目立ってくるタイミング。外壁塗装や外壁材の張り替えのリフォームも検討しましょう。既存の塗装や外壁材の劣化が進むと、雨を十分に防げなくなり、住宅の内部にまで影響が出るなど二次被害が発生しやすくなるため、早めの対策が必要です。

外壁塗装や外壁材の張り替えでは足場を組むため、併せて屋根の塗装や屋根材のやり替えも検討すると、経済的です。

6.断熱工事

築20年など比較的古い住宅は断熱性能が十分でない傾向があるため、寒さや暑さを感じているなら断熱工事を検討してもよいかもしれません。断熱材を充填したり、窓を断熱性能の高いサッシやペアガラスに変更することで、冬も夏も心地良く過ごせます。

築20年の戸建ては、ここまで紹介してきた内容をフルリフォームでまとめて対応することもできます。

対応することで効率的にリフォームできるようになり、小さなリフォームを繰り返すよりも経済的です。「気になるところがたくさんある」という方は、フルリフォームがおすすめです。

フルリフォームとは? 費用・できること・できないこと・工事の注意点のまとめ

築20年の戸建てで検討したい6つのリフォーム

築20年の戸建てをリフォームするときの費用相場

築20年の戸建てをリフォームするときの、部位別の費用相場とフルリフォームの費用相場は以下のとおりです。

部位別の費用相場

築20年の戸建てをリフォームする際の部位別の費用相場は以下のとおりです。

  • ※こちらはあくまでも一般的な価格相場であり、CRAFTは該当しない場合があります
  • ※CRAFTは、フルリフォームのみに対応しています

キッチンのリフォーム

リフォームの種類内容一般的な費用相場
システムキッチンを交換するキッチンの位置や内装の変更はなし80〜150万円
キッチンを対面式に変更する壁付のキッチンを対面式に変更150〜300万円

浴室のリフォーム

リフォームの種類内容一般的な費用相場
浴室の交換在来工法からユニットバスに変更80〜150万円
浴室の交換ユニットバスから在来工法に変更150〜300万円
浴室の交換在来工法から在来工法に変更180〜350万円

内装のリフォーム

リフォームの種類内容と一般的な費用相場
壁・天井のリフォーム壁や天井のクロスの張替え:8〜15万円
壁や天井のクロスを珪藻土に変更:30〜40万円
床のリフォーム複合フローリングの上張り:15〜20万円
床の張替え:50〜80万円

外壁・屋根のリフォーム

リフォームの種類内容と一般的な費用相場
屋根のリフォーム塗替え:50〜80万円
重ね張り(カバー工法):100〜200万円
張替え:180〜300万円
外壁のリフォーム塗替え:50〜100万円
重ね張り(カバー工法):100〜200万円
張替え:150〜300万円

築20年の戸建て フルリフォームの費用相場

築20年の戸建てをフルリフォームする際の費用相場は以下のとおりです。

  • ・木造:30万円/㎡~
  • ・鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨造:35万円/㎡~

住宅の構造によって相場が異なりますが、この費用感であれば、比較的高品質な建材や設備を導入できます。

フルリフォームの費用は、

  • ・リフォームの内容
  • ・建材や設備のグレード
  • ・既存の住宅の状態

などによって変化するので、一概には言えません。まずは個別に相談し、費用感を把握することが大切です。

CRAFTのCRAFTの青山・自由が丘モデルルームの相談会にご参加いただければ、費用も含め、築20年の戸建てのフルリフォームについてご相談いただけます。お気軽にご参加ください。

戸建て(一軒家)のまるごとリフォームの費用相場は?メリット・デメリットも解説

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築20年の戸建てのリフォーム事例

CRAFTで築20年の戸建てをリフォームした方の事例を、3つ紹介していきます。

事例1. ホテルライクな落ち着きのある住まい(築25年 / 90㎡ / -万円)

事例1. ホテルライクな落ち着きのある住まい(築25年 / 90㎡ / -万円)
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #21229

こちらは、築25年の戸建てのリフォーム事例です。鉄筋コンクリート(RC)造の住宅を、CRAFTでデザインリフォームしました。

もともと分けて配置されていたリビングとダイニング、キッチンをまとめて大きなLDKに。ダイニングの折り上げ天井に入れた間接照明の効果も相まって、のびのびとした開放感のある空間になりました。

リビングとダイニングのフローリングには、落ち着いた印象のアッシュのフローリングを採用し、玄関ホールからLDKにかけては、壁一面にやわらかな色味のタイルを導入。ラグジュアリーで落ち着きのある、ホテルのような住まいに生まれ変わりました。

事例2. 桜の木を楽しむモダンな別荘(築27年 / 140㎡ / -万円)

事例2. 桜の木を楽しむモダンな別荘(築27年 / 140㎡ / -万円)
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #21228

こちらは、築27年の戸建てのリフォーム事例です。「設計から施工まで一貫して対応できるデザイン力の高いリフォーム会社に依頼したい」ということで、CRAFTにご相談いただきました。

もともとは和室を中心に細かく仕切られていましたが、バルコニー側に広々としたLDKをもってくる間取りに変更。引き違い窓からFIX窓に入れ替えたこともあって、LDKからは桜の木が映える絶景を楽しむことができます。

外壁やバルコニーの床、手すりなどをグレーの色味で統一したことで、シックでモダンな落ち着きのある空間に仕上がりました。

事例3. 木と石が映える心地よい二世帯住宅(築22年 / 400㎡ / -万円)

事例3. 木と石が映える心地よい二世帯住宅(築22年 / 400㎡ / -万円)
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #21042

こちらは、築22年の戸建てのリフォーム事例です。地下1階〜1階を親世帯、2階を子世帯が住む二世帯住宅にデザインリフォームしました。

それぞれが仕切られ窮屈な印象があったリビングとダイニング、キッチンをまとめて、ひと続きに。

音楽室や資料室として使っていた地下には、テラスを設け、ラウンジと寝室を設けました。ラウンジを吹き抜けにしたことで、地下にも自然光が届くような設計になっています。

また、二世帯住宅ということで、

  • ・玄関にサイドに設けられたSIC
  • ・キッチンの背面のパントリー
  • ・キッチンサイドのランドリースペース

など、収納力にもこだわりました。

洗面室やホールを通って回遊できる間取りを採用することで回遊性も高くなっているため、住心地の高い住まいになっています。

築20年の戸建てのリフォームで後悔・失敗しないためのポイント

築20年の戸建てのリフォームで後悔したり失敗したりしないためには、以下を意識しながら進めることが重要になります。

建物の状態をチェックしてもらう

築20年の戸建てをリフォームする際は、事前に建物の状態をチェックしてもらうようにしましょう。

建てられてから20年以上経過した戸建ては、建物の劣化が想像以上に進んでしまっていることがあります。リフォーム後に追加で工事が必要になると非効率なので、築20年の戸建てをリフォームする際は、補修が必要な箇所のリフォームもあわせておこなうべきです。

また、補修にかかる費用で予算を大きくオーバーするケースも少なくないので、事前に住宅診断を受けて、必要なリフォームの内容と費用感を正しく判断できるようにしておきましょう。

戸建てのリフォーム実績が豊富な会社に相談する

戸建てのリフォームは、実績が豊富なリフォーム会社に相談するのが一番です。実績が豊富なリフォーム会社は施工力が高い傾向があるので安心して任せられますし、知識やノウハウが豊富なので、より良い提案をしてもらえる可能性も高くなります。

戸建てのリフォーム実績については、リフォーム会社のホームページに掲載されている事例で確認できます。築20年の戸建てのリフォーム事例が豊富な会社だとより安心できるので、確認しながら依頼するリフォーム会社を選ぶようにしましょう。

〈まとめ〉築20年の戸建ては一度リフォームを検討するべき

家を建ててから20年以上経過すると、さまざまな箇所の老朽化が目立つようになってきますし、寿命を迎える設備も多くなってきます。

築20年は、リフォームを検討するのに最適なタイミングなので、ぜひ検討してみてください。

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上原 宏介

<著者>上原 宏介

住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。

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