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マンションの最上階は暮らし心地最高?購入前に知っておきたいメリット・デメリット!

マンションの最上階は暮らし心地最高?購入前に知っておきたいメリット・デメリット!
マンションの最上階は最高の物件?メリット・デメリットを解説!

他の部屋よりも高級感が感じられる仕様のペントハウスや開放感の感じられるルーフバルコニーなど、魅力的な物件が多いマンションの最上階。実際、マンションの購入を検討されている方の中には「最上階が気になっている」という方も多いのではないでしょうか?

今回は、マンションの最上階のメリットとデメリットについてご紹介します。

マンションの最上階の価格はなぜ高い?

マンションの最上階は最高の物件?メリット・デメリットを解説!

マンションの価格は高層階になればなるほど高くなる傾向があり、同じマンションであっても低層階と高層階の部屋で百万円以上の差が生じることもあります。

その中でも特に価格が高くなりがちなのが最上階の部屋ですが、最上階の部屋は、

・人気が高く需要がある
・景観がいい
・日当たりがいい
・上の階からの騒音に悩ませれることがない

など、他の階の部屋にはないメリットがあるので、販売価格が高く設定されています。

また、ルーフバルコニーが設けられていたり、ペントハウスなど他の部屋とは異なるゴージャスな物件が多い点も、最上階の部屋の価格が高い理由の一つです。

マンションの最上階・ペントハウスを選ぶメリット

マンションの最上階を検討する上でまず知っておきたいのが、最上階を選ぶメリットについて。
ここでは、代表的な10のメリットを紹介していきます。

1. 開放感がある

マンションの最上階は上に部屋がないため、低層階や中層階と比べて閉塞感を感じることがありません。この開放感は最上階ならではです。

ルーフバルコニーが設けられている部屋だと、より開放感を感じることができるでしょう。

2. 資産価値が高い

マンションの最上階は元々の販売価格が高く、需要もあるため、資産価値が高いというメリットもあります。資産価値が高いと、高値で売れやすくなるのはもちろん、「売却したい」と思ったときに買い手が見つかりやすいので非常に魅力的です。

ちなみに、角部屋や他の部屋とは異なる高級仕様の物件になると、更に資産価値が高くなります。

3. 上の階からの騒音に悩まされることがない

アパートやマンションなどの集合住宅において悩みのタネになりやすい「騒音」。しかし、マンションの最上階は上に部屋がないため、上の階からの騒音に悩まされることがありません。

隣の部屋や階下の部屋から騒音が発生することもあるので「まったく騒音がない」というわけではありませんが、上の階からの騒音に悩まされる心配がないという点は非常に魅力的だと言えます。

4. 景観がいい

マンション自体の高さや階数にも左右されますが、マンションの最上階には景観がいいというメリットもあります。周りの建物よりも高い位置にある部屋であれば、視界を遮るものがないため、最高の眺めを独り占めできます。

5. 日当たりがいい

周りの建物の高さによるものの、日当たりの良さもマンションの最上階ならではのメリットの一つです。日当たりはマンションの価値にも大きく影響するので、非常に魅力的なメリットだと言えるでしょう。

6. ルーフバルコニーのある物件が多い

階下の部屋の屋根部分を利用する形で設置されるルーフバルコニー。

マンション最上階の角部屋物件には、広々としたルーフバルコニーがあるケースがあります。居室が広く感じられる、アウトドアリビングのように過ごせる、子どもが遊べる、といったメリットがあるため人気です。「ルーフバルコニー付き物件」を探している方は多いため、売却時にも有利になります。

7. ペントハウスなど他の部屋とは異なる高級感のある物件が多い

マンションの最上階は最高の物件?メリット・デメリットを解説!

マンションなどの建物の最上階に設けられる、他の部屋とは異なる特別仕様の住戸「ペントハウス」。そういったプレミアム感があることも、マンションの最上階ならではの魅力の一つです。

ペントハウスには、グレードの高い設備が導入されていたりより高級感・特別感の感じられる間取りになっていたりするなど魅力的な点がいくつもあります。

8. ゴキブリなどの害虫が発生しにくい

快適な生活を脅かす厄介な存在であるハエやゴキブリなどの害虫ですが、マンションの最上階は高さがある分、害虫が発生しにくいというメリットもあります。

ハエやゴキブリなどの害虫は、自力だと建物の2階ほどの高さまでしか飛ぶことができません。風に乗るとさらに高く飛べてしまうので油断はできませんが、上の階になればなるほど害虫が飛んでくる可能性は低くなります。

階段など害虫の侵入経路は他にもありますが、わざわざ最上階までのぼってくるケースの方が少ないので、やはり他の部屋に比べて最上階の方が、害虫が発生する可能性は低くなると考えられます。

9. 防犯性が高い

ベランダなどから簡単に侵入できる一階の部屋や比較的侵入しやすいマンションの低層階の部屋は、防犯性が低いというデメリットがあります。侵入しやすい分、空き巣などに目をつけられやすくなってしまうのも低層階の部屋のデメリットの一つです。

一方、マンションの最上階にはそう簡単に侵入できませんし、侵入する難易度が高い分、空き巣などに狙われにくく防犯性の面で優れているというメリットがあります。

10. プライバシーの面で優れている

マンションの最上階はプライバシーの面でも非常に優れています。

同じ高さの部屋が周りにないマンションの最上階なら、周囲の視線を気にする必要がありません。

ルーフバルコニー付きのマンションだとプライバシー性が心配かもしれませんが、高さがある分のぞかれることはほとんどないため安心です。

11. リノベーションで天井を高くできる可能性も

上に部屋がある物件だと上の部屋に影響が出てしまう可能性があるため、どうしてもリノベーションで天井の高さをあげにくくなります。

一方、マンションの最上階は上に部屋がなく、天井裏の空間に余裕があるため、天井を高くしやすいというメリットがあります。

ただ、構造上どうしても天井を高くできないような物件もあるので、実際に物件を購入する前に不動産に問い合わせて確認しておくようにしましょう。

後悔しないために知っておきたいマンションの最上階を選ぶデメリット

魅力的なメリットの多いマンションの最上階ですが、デメリットが一切ないというわけではありません。そのため、実際にマンションの最上階に住むかどうかは、メリットとデメリットを比較しながら検討するべきです。

マンションの最上階を選ぶことで懸念される2つのデメリットについて解説していきます。

1. 部屋が暑くなりやすい・寒くなりやすい

マンションの最上階は上階がなく、日光が直接あたるため、夏場の日差しが強い時期には部屋の中が暑くなりやすい傾向があります。また、高層階になり、気圧が下がれば下がるほど温度も下がるので、冬場の寒さも感じやすくなります。

部屋の中が暑くなりやすかったり寒くなりやすいと、エアコンの効きや設定温度にも影響が出るので、電気代が高くなってしまうという懸念点もあります。

ただ、

・遮熱カーテンを取り入れる
・サーキュレータを活用する
・こまめに換気する

など、ご自身で気軽に行える対策もありますし、

・部屋の屋根部分に断熱材を入れる
・インナーサッシを取り付ける
・窓をペアガラスに交換する

など、リノベーションによって解決することもできることも。暑さや寒さに関してはそこまで気にする必要はないでしょう。

2. 他の階より価格が高い

一部例外もありますが、基本的にマンションの部屋は階数が高くなればなるほど価格も高くなる傾向にあります。

低階層の部屋と高階層の部屋で数百万円の価格差が生じることは決して珍しいことではありません。最上階となればさらに高くなりますし、ペントハウスのように他の階の部屋より豪華な造りになっている部屋であればなおさらです。

ただ、「価格が高い部屋=需要のある部屋・市場価値の高い部屋」ととらえることもできるので、売却するときは高値で売却しやすいというメリットもあります。

3. エレベーターの利用でストレスを感じやすい

マンションの階数にもよりますが、階数の多い高層マンションやタワーマンションの最上階はどうしてもエレベーターでの移動に時間がかかります。また、階段を利用するという選択肢がなくなり、エレベーターの利用が必須になるので、低層階の部屋に比べると、エレベーターを利用する中でストレスを感じる場面は多くなります。

エレベータの数が少ないと更にストレスを感じやすくなるので、最上階の部屋を選ぶ際はエレベーターの数もチェックするようにしてください。

4. 災害時の影響を受けやすい

地震が発生したときの揺れによる影響や災害発生時の避難に時間がかかる点は、マンションの最上階ならではのデメリットです。

災害時にはエレベーターを利用できなくなるので、その点も考慮した上で水や食料を備蓄しておくなどの備えが必要になります。

マンション最上階をリノベーションした事例

マンションの最上階は最高の物件?メリット・デメリットを解説!
リフォーム・リノベーションデザイン事例 #20222

こちらは、築22年のマンションの最上階にあるペントハウスをリノベーションした事例です。こちらの事例では、5mの吹き抜けが特徴的なメゾネットタイプのペントハウスをデザインリノベーションしました。

独立していたキッチンを防火区画の範囲を変更してオープンキッチンにしたことで、より開放的な印象を受けるLDKに。

また、吹き抜け面した2階部分には壁とガラス戸があり、自然光が届きにくくなっていたので、撤去しました。これにより、別々のフロアで過ごしていても家族の存在を感じられる、施主さまご希望の「子どもたちと伸びやかに暮らせる空間」になっています。

まとめ

結論から言うと、マンションの最上階は魅力的で資産価値もキープしやすく、とてもおすすめです。

暑さを感じやすいというデメリットもあるにはありますが、日光に対して対策されている部屋も多いですし、仮に対策が不十分だとしてもリノベーションで対応可能です。

また、価格が高いというデメリットについては、市場価値の高い物件で人気が高く、売却する場合はもちろん賃貸物件として貸し出す際も借り手が付きやすいという強みがあるので、そこまで大きなデメリットにはなりません。

最上階の部屋は資産価値が高く、今後さらに価値が高まる可能性を秘めているおすすめの物件なので、前向きに購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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