デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00210 東京都 杉並区

物件データ

所在地:東京都 杉並区 / 家族構成:夫婦+娘夫婦+犬 / 築年数:35年 / リフォーム面積:110㎡ / 工期:-ヶ月 / 費用:-万円
和モダンな二世帯住宅

デザインにこだわった注文住宅は築35年。娘さんご夫婦と同居することになり、二世帯住宅にリフォームしつつ設備もデザインも一新。玄関は共有で、1階を親世帯、2階を子世帯とし、完全に独立させています。お気に入りの庭や愛着のある家具家具など、既存を活かしたデザインが特徴です。1階のリビングは、グレーの和紙を張った壁、すっきりとした桐材を使った天井とドアで和の趣に。座卓は二世帯が一緒に座っても余裕があるサイズで造作し、天板には滑らかな光沢の赤い漆を塗っています。鏡のような天板には庭の緑が映り込み、雅やかな雰囲気が生まれました。また、階段を撤去してできたスペースは広縁に、さらにその先に和室を新設けています。和室からは緑ゆたかな庭や空を眺めることができ、家事の合間のお茶の時間がたのしくなったそうです。

窓のまわりにグリーンのモザイクタイルを貼って、
庭の緑に溶け込む浴室に

ご夫婦が結婚するときに、知人の建築家にデザインしてもらった住まいはできるだけ既存の魅力を活かすようプランニングしました。窓から庭の緑が望めるようにデザインされていた浴室は、窓を囲むようにグリーン系のモザイクタイルを貼って、浴室が緑と一体化しているように見せています。森林の中に浴槽が浮かぶような、さわやかな心地で入浴をたのしめるようになりました。

1階 
リビング・ダイニング

1階のリビングは、既存の意匠を活かして和テイストでまとめました。壁にはグレーの表情豊かな和紙を貼り、天井・ドア・掘りごたつの一部にはすっきりとした桐材を配しています。座卓はオリジナルで造作。赤い漆塗りの天板が冴え冴えと輝き、雅趣ただよう空間に演出します。脚は黒く塗装し、漆のみずみずしさが引き立つように計算しています。

1階 リビング・ダイニング

ときどき二世帯がそろって食事をたのしむこともあるため、座卓は140cm四方で設計し、ゆったりと座れるように。座卓の上部には、灯籠のようなデザインのレンジフードを設け、寒い季節はお鍋を囲って団らんすることも。和の雰囲気を損なうことなく、快適さに必要な機能をプラスしています。

緑ゆたかな広縁

不要な階段を撤去して生まれたスペースに、広縁を設けています。その奥の和室からの見通しも高まり、四季に色づく木々を眺めながら過ごせる贅沢な空間となりました。静けさとおだやかさに包まれて、読書をしたり、親子でおしゃべりをしたり。ゆったりとしたひとときを過ごすことができるように。

2階 キッチン

既製品のキッチンではご希望の設備を導入できなかったため、オリジナルで造作することになりました。シックな空間のなかで、目の覚めるような鮮やかな赤が印象的なキッチンが誕生。生活用品が露出しないよう、背面には大容量の収納を設けつ、さらに収納の引き戸を鏡張りにして実際以上の広がりを感じられるように工夫しています。

2階 洗面室・浴室

バルコニーだったスペースを洗面室と浴室にしました。全体を清潔な白ですっきりとまとめ、勾配天井の圧迫を抑えています。床と壁にはモザイクタイルと大判タイルを貼り分け、同じ色ながらもリズミカルな印象に。毎日使っても飽きのこないシンプルさと、ほどよいモダンさが心地よい空間です。

2階 浴室

ちょうど庭に面した位置に設けることになった2階の浴室。新たに2面の窓を設けて開放感をアップ。ブラインドを設けいているため、ご近所の視線を気にせずに、空や緑を眺めながら入浴できるようになりました。上部には開閉可能な横長の窓を設け、通気性もアップしました。

絵のように切り取られた庭

ご夫婦が結婚するときに知人の建築家にデザインしてもらった住まいは、できるだけ既存のこだわりや思い入れを活かすようプランニングしました。窓から庭の緑が望めるようにデザインされていた浴室は、窓を囲むようにグリーン系のモザイクタイルを貼り、浴室が緑と一体化しているように演出。森林の中に浴槽が浮かぶような、さわやかな心地で入浴をたのしめるようになりました。

階段を1つなくして広縁に。日本家屋の魅力を感じる和室も新設

二世帯住宅につくり替えるにあたって、邸内にある2つの階段のうち、庭側にあった階段をなくして世帯ごとのプライバシー性を高めました。階段をなくして生まれたスペースには広縁を設け、ひなたぼっこや月見をたのしめるように。さらにその奥は、緑の豊かな庭まで見通せる和室を新設。日本の素朴な暮らしのよろこびが、じわじわと身に染みるような空間となっています。

2階に洗面室やトイレを新設。
親世帯に配慮し、水まわりの位置を決定

2階には新たにリビングや洗面室、トイレを設け、独立性を高めています。1階の水まわりの真上に2階の水まわりを設けたことによって、最低限の配管距離に留め、さらに生活音を抑えることができました。配管には遮音材を巻くなどして、防音効果も万全。白を基調としたさわやかなデザインは、窓の外に望む木々とやさしくリンクします。

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