デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00404 東京都 目黒区

物件データ

所在地:東京都 目黒区 / 家族構成:夫婦+子ども1人+犬2匹 / 築年数:9年 / リフォーム面積:140㎡ / 工期:5ヶ月 / 費用:4500万円

BEFORE
BEFORE
AFTER
ナチュラルモダンの明るい住まい

築年数は約9年と比較的新しい戸建てでしたが、「天窓の直射日光がきつい」「LDKが過ごしにくい」「浴室と寝室が離れすぎ」などさまざまな過ごしにくさを感じていたというHさん。お子さまの誕生を機に、クラフトでデザインリフォームすることにしました。まずはLDKのスペースを大胆に拡大。縦長の形状で間延びしたイメージになることを避けるため、リビングはに壁を立ち上げ空間をほどよく分けています。リビングには大きな箱を思わせる空間を設置し、室内干し場とDVDライブラリーを配置。その脇には、愛犬の様子が分かるドッグスペースもレイアウト。寝室は移動し、浴室やWICなどのプライベート空間を一カ所にまとめました。既存を活かしつつ、新たなデザインと空間構成によって、暮らしやすさとモダンな雰囲気が両立する家に生まれ変わりました。

トップライトに樹脂板を施し
やわらかな光が注ぐLDKに

リビング横の寝室を移動し、LDKのスペースを拡大。大空間としつつ、縦長で間延びした印象とならないようリビング側に壁を立ち上げました。大きな箱のような形状の壁が空間を適度にゾーニング。上部にスペースを設け、南の窓から入る光がLDKまで届くようにしています。当初、Hさんは暑すぎるトップライトを塞ぐことも考えていましたが、クラフトのデザイナーは残すことをご提案。半透明の樹脂板を設置し、やわらかな光が注ぐようにしました。キッチンはやや位置を変えたもののレンジフードやコンロ、食洗機などは既存を使用。上品なオーダーキッチンでイメージを変えつつ、既存の設備を活かしてコストバランスを図っています。

心地よいフリースペース

家族3人が過ごすにはやや狭く、使いづらさが気になっていたLDKは、寝室を移動することでスペースを拡大。伸びやかな空間となりました。また、これまで「天窓からの陽当たりが強くて暑い」という不満があった窓側のスペースには、天井を設けて断熱材を入れています。奥さまがお気に入りの美しいタイルやステンドグラスはそのまま残し、暮らしやすさと心地よさを両立。過ごすやすいフリースペースが誕生しました。

タイルと木で床材を張り分け

リビングとダイニングには木目模様が美しいオークのフローリングを張りました。キッチンからドッグスペースにかけての通路となる場所には、愛犬が滑りにくいタイルを。過ごし方や用途に合わせ床材を張り分けています。いずれも床暖房に対応しており、冬も心地よく過ごせます。キッチンからリビングにかけての天井は片側に木のパネルを設置して、長手方向を強調。モダンであたたかい空間で、家族全員が伸びやかに過ごせるようになりました。

タイルが美しいキッチン

キッチンはオープンのⅡ型タイプに変更。広くなったLDKを眺めながら、心地よく料理ができるようになりました。吊り戸棚はあえて設けず、石目模様が美しいタイルの面積を大きくとりました。新たに増設した収納や幅広のカウンター、パントリーで十分な収納量を確保しています。レンジフードやコンロは既存を利用しつつ、キッチンは新たにオーダーしたものに入れ替え。クレイブラウンの鏡面塗装で扉を仕上げ、サイドには小さなダイニングスペースも設けています。

アカデミックな本棚を

大きな天窓からの日差しが強すぎるため、布で覆ってたというHさん。塞ぐことも検討しましたが、デザイナーの提案によって半透明の樹脂板を設置し、やさしい光が広がるように変更しました。中央には照明ボックスを設置し、夜も真上から光が届くようにデザイン。またたくさんの本を収納できるよう、リビングの壁に大きな本棚を造作しました。ソファでくつろぎながら本を読んだり、お子さまに絵本を見せてあげたりと、読書がより身近になりました。

ドッグスペースとL字型の壁

リビングの南側の窓の前には、L字の壁を立ち上げてTVを配置。縦に長く間延びしがちなLDKをほどよく引き締めると同時に、天井との間にスペースを設けることで、窓の光が届くようにしました。壁の脇には、愛犬の姿が見えるドッグスペースをレイアウト。洗面台を設置していつでも清潔な状態を保てるようにしています。TVの裏側にあたる日当たりのよいスペースには、室内干し場とDVDライブラリーを設けました。

寝室は動線をスムーズに

寝室と浴室が遠く使いづらかったことから、寝室と洗面室、浴室、WICは一カ所にまとめてレイアウト。WICからそのまま外出できる動線とするなど、間取りを見直すことで暮らしやすさを向上させてています。ベッドヘッドの背面には、凹凸模様のあるエコカラットを。手前と奥で凹凸のサイズが異なるデザインを取り入れ、表情をたのしめるようにしました。その間には間接照明を上向きに入れ、質感と奥行きを強調しています。

木のぬくもりあるオーク材のドア

LDKのドアは、オリジナルでデザインしています。フローリングと同じオークを使用していますが、こちらは白太と呼ばれる白い部分がある部材を選び節も入り交じって、木の質感がよりリアル。ドアを開閉するたびに木のぬくもりが感じられます。まだ背の低いお子さまも使うため、ドアハンドルは長めに設計。縦長に細く黒い手すり状にデザインし、木の素朴な印象を引き締めています。両サイドにはFIXガラスを入れ、視線と光が抜けるようにしました。

子ども部屋との仕切りは
木製縦型ブラインド

LDKと子供部屋は、木製の縦型ブラインドでゾーニング。お子さまに個室が必要になる年齢までは、フリースペースとして自由度が高く使えるようにしています。引き戸に比べ大きく開口できるため、普段は開けっ放しにして開放感を演出。閉めれば木の壁のような印象となり、独立性を保つこともできます。天然木ならではの木目が空間にぬくもりを与え、やさしい雰囲気を醸し出しています。

DVDを3000枚収納できるライブラリー

映画鑑賞が趣味のご主人さまは、大量のDVDを所有し。そこでTVの裏にあたるリビングの壁の内側に、DVDライブラリーを設置。3000枚近くが収納できる大きなラックを設け、まるでレンタルショップのような雰囲気としています。地震対策として、振れ止めのパイプもせち。DVDの出し入れも気軽で、リビングで過ごす時間がより充実しそうです。

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