デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #18435 東京都 港区

物件データ

所在地:東京都 港区 / 築年数:16年 / 工期:3ヶ月 / 費用:-万円
品格あるファサードの高級賃貸

港区三田にある高級賃貸マンション。建物のボリュームからするとエントランスはコンパクトで表情に乏しい印象でした。所有会社からの要望により、エントランスをデザインリフォームしイメージアップを図ることに。既存を流用し、予算内に抑えながらファサードのイメージを大きく一新しました。たとえば、閉塞感を与えていたサイドの擁壁にはルーバーを設置。モダンなアイポイントとしています。また既存の庇と壁を落ち着いたカラーで塗装し、タイルを貼ることでフロント周辺にスタイリッシュな印象を与えました。外部のフロントデザインを内部のエントランスホールまで続かせ、内と外のつながりを感じる伸びやかな空間に。

BEFORE写真

エントランスに風格を

エントランス横の大きな擁壁がマンションに暗く野暮ったい印象を与えていました。撤去できないことからダークグレーで塗装し、ブラウンのルーバーで覆って、重厚感のあるアイポイントとしています。擁壁をデザインとして活かすことで、簡素だったエントランスに堂々とした風格が生まれました。ルーバーは耐久性と清掃性に配慮し、アルミ製の木目模様をセレクト。アプローチに沿って植栽を設け、都心の高級マンションらしいゆたかな空気感を演出したこともポイントです。

外と内の境界線を曖昧に

できるだけ既存を活かし、コストバランスを図っています。たとえば既存の庇(ひさし)は黒く塗装し、クールなイメージに。また既存のフロントサッシにフィルムを貼り、外部からの視線を遮っています。サッシの上部と両サイドはあえて視線を通し、期待感を演出。擁壁のルーバーに合わせ、エントランスドアは木の手すりとし、手に触れるたびにあたたかさを感じるようにしました。右サイドの館銘板の壁は、テクスチャーの際立つジョリパット。壁をエントランスの内側まで連続させることで境界線を曖昧にし、ゆとりある印象を与えています。

モダンなエントランスホール

左サイドの壁は、外から続くジョリパットの壁。右サイドにも外で使用したグレーのタイルを連続させています。外部のエントランスと内部のホールで仕上げをそろえることで、伸びやかかつ上質なイメージに。ダウンライトを壁際に寄せ、間接照明を3方向に入れたことでギャラリーのように静寂な空気を作り上げました。住民をやさしい光で迎え入れる、モダンなエントランスホールに生まれ変わっています。

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