デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #20036 東京都 中野区

物件データ

所在地:東京都 中野区 / 家族構成:夫婦+猫 / 築年数:25年 / リフォーム面積:106㎡ / 工期:4ヶ月 / 費用:3900万円

BEFORE
BEFORE
AFTER
在宅時間をゆたかにする家

高層階からの眺めが魅力的な、都心のタワーマンションに愛猫とお住まいのMさん夫婦。エアコンが不調となったことから住まいの現状を改めて見直したところ「玄関が暗い」「キッチンが狭い」「寒い」など、さまざまな不便さが明らかとなり、クラフトでデザインリフォームすることに。こだわったのは、普段長い時間を過ごしているLDKの居心地と、各スペースへの動線です。飽きのこない、シックでモダンなデザインを取り入れつつ、書斎〜寝室〜バスルームへと回遊できるLDK中心の間取りとしました。106㎡で1LDKという贅沢でゆとりある空間、優雅なひとときを過ごせる理想の住まいとなっています。

BEFORE写真

広いLDKを中心とした回遊動線
人も猫も空気もスムーズに巡る

タワーマンションの部屋は北東に面しており、冬の寒さが気になっていたというMさん。そこでインナーサッシをすべての窓に設け、リビング・ダイニング、寝室と廊下に床暖房を導入しました。さらに玄関〜LDK、書斎スペース〜寝室〜バスルームまでを連続させた回遊動線に。建具を開放すれば空気が循環し、愛猫も自由に移動できるようになっています。またキッチンから洗面室へは、廊下を挟んですぐにつながるレイアウトとし、奥さまの家事動線にも配慮。デザイン性の高さと暮らしやすさを両立しました。

LDKを広く、キッチンは対面式に

LDKに面していた和室をなくし、独立していたキッチンを対面式に変更。TVボードは床と同じウォールナットで造作し、壁面はグレーのタイルを貼ってアクセントウォールとしました。各スペースに十分な収納を設け、いつもすっきりとした状態をキープできるように。廊下とリビング・ダイニング、水まわりは素材をそろえて、邸内全体を落ち着いたイメージで統一しました。飽きのこない、シックなデザインとしています。

夫婦の動線がぶつからないように

キッチンの背面側には書斎スペースがあり、その奥は寝室へと続いています。ご夫婦それぞれの空間がつながる間取りとすることで、どこにいても互いの気配を感じられるよう配慮しました。行き止まりのない動線とすることで、実面積以上の広がりを体感できます。また、主にキッチン〜水まわりという奥さまの家事動線と、主にリビング・ダイニングから書斎スペース、寝室というご主人さまの動線を分け、互いがぶつからないようレイアウト。仲のよいご夫婦と愛猫が、過ごしやすい距離感で過ごせる2WAYの動線を確保しました。

明るいスペースにキッチンを

かつては独立しており、狭く暗かったキッチン。大きく移動して明るいスペースに配置しました。キッチンはCUCINAでオーダーし、石目模様が美しいウルトラセラミックの広々とした天板を採用。家電はすべて背面収納に収め、キッチンカウンター手前にもたっぷりとした収納を。生活感のない美しい状態をキープしやすくなっています。玄関からリビングを通らずキッチンにアクセスできるなど、奥さまの家事動線にも配慮しました。

玄関から直線でつながるLDK

LDKの入口サイドには、キッチンと同じCUCINAでオーダーしたカウンター収納を配置。サイドから天井にかけてはタイルの壁で囲い、アイポイントとしました。ダイニング側と廊下側の天井の高低差をやわらげる効果ももたせています。また玄関からの見通しをよくするため、玄関からリビングへは直線的につながる動線に。玄関を入るとすぐに眺めのよい窓が目に入るとともに、LDKの明るい光が玄関へと届きます。入り口のドアを閉めても視線が通るよう、強化ガラス製のテンパードアを採用しました。

LDKの一角にシックな書斎

ご主人さまの書斎スペースは、LDKから寝室につながる動線上の明るいスペースにレイアウト。開放感を感じつつ、両サイドに設けた壁がこもったような安心感を与えます。オープンスペースですがリビング側からの視線は気にならず、仕事に集中できる位置と向きとしました。オリジナルで造作したデスクや飾り棚、左右の壁などはウォールナットを使い、大人らしく落ち着いた雰囲気に仕上げています。

ホテルライクな洗面室

キッチンと洗面室はそれぞれの引き戸の位置を揃え、開放すれば窓のない洗面室にも自然光が届くように。また洗面室の位置と広さはそのままですが、洗濯機の位置を変えることで洗面カウンターの幅を大きくしました。サイドにはガラス棚のディスプレイスペースを設け、ゆとりを演出。シックで落ち着いた空間に、軽やかな印象を与えてくれます。その左側の洗濯機置き場には扉を設け、洗面台右側のトール収納には脱衣カゴをビルトイン。生活感が出ない、ホテルライクな空間となっています。

ほの暗いホテルのパウダールームを
イメージした上品なトイレ

トイレは、リビングや廊下などよりもワントーン落ち着いたダークな色調でまとめました。照明も控えめにし、ホテルのパウダールームのようにほの暗く静寂な空間としています。またタイルの一部を横長のミラーとしてワイドな広がりを強調し、袖壁に間接照明を入れることで奥行きを演出。手洗いカウンターの下部にも間接照明を入れ、伸びやかな印象を演出しました。

自然光が注ぐ明るい廊下

暗い印象だった廊下は、リビングの壁の一部を半透明のFIXガラスにし、自然光が届くように計画。また廊下を短縮して主寝室へとつなげ、広々としたWICも設けました。廊下から寝室を通り、書斎スペースを経てLDKに。また廊下からLDK、キッチンへと回遊できる間取りにより、行き止まりのない回遊動線を実現。より床面積の広さを体感できる間取りとしました。

コの字型のベンチがアクセント

玄関ホールから廊下、LDKの一部までを土間のタイルで連続させ、統一感をアップ。土間の一角には大きなコの字型のベンチを造作。座った状態で靴を脱ぎ履きできるだけでなく、玄関収納と一体にすることで玄関ホールのアクセントにしました。対面側には広いSIC(シューズインクロゼット)設け、限られた空間を広々と使えるようにしています。

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