デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #20061 東京都 渋谷区

物件データ

所在地:東京都渋谷区 / 家族構成:夫婦+子ども2人+犬1匹 / 築年数:20年 / リフォーム面積:134㎡ / 工期:3ヶ月 / 費用:3000万円

BEFORE
BEFORE
AFTER
クールであたたかなシンプルモダン

賃貸で住んでいたマンションが気に入り、同じ建物内の分譲住戸を購入したUさん。家族が快適に過ごせるようクラフトでデザインリフォームしました。大きく間取りを変えず、さまざまな工夫で住み心地や印象を一新。リビング・ダイニングに入る扉を斜めに設けてバルコニーまで視線を通したり、キッチンの向きを変えて眺望を楽しめるようにしたり。伸びやかで広々とした空間を演出しています。デザインは、黒やグレーを基調とした「シンプルモダン」がコンセプト。床やキッチンの下がり天井や建具などに木を取り入れ、柔らかくあたたかな印象をプラスしました。

BEFORE写真

パブリックとプライベートで
カラーを分けてゾーニング

ゲストが訪れることの多いリビングやトイレなどのパブリックスペースは、黒やグレーといったモノトーンをベースにデザイン。一方、寝室や子ども部屋などのプライベートスペースは、明るい木目柄をベースにやわらかな配色で統一。いずれも、あたたかみを感じさせる自然素材を合わせ、シンプルモダンな空間に仕上げています。洗面室やトイレなどにもタイルや石壁をアクセントとして使用し、落ち着いた雰囲気としました。

ルーバーが美しいリビング収納

壁一面にあった大きな収納を撤去し、シンプルなTVボードとトール収納を製作。黒で仕上げたTVボードの下部には間接照明を入れ、浮いているようなデザインにしました。トール収納はAV機器類や無線LANルーターなどが見えないようにしまいつつ、熱がこもらないよう正面の扉をルーバーで仕上げています。

arflexのダイニングテーブルがなじむ

ダイニングの壁側にはカウンター収納を設置。LDKまわりの雑多なものを収納できるだけでなく、家族の写真などを飾るスペースとしても重宝します。上部にはピクチャーレールと照明を配し、お気に入りの絵画をディスプレイできるように。またダイニングには、arflexのダイニングテーブルをセレクトしました。ウォールナットの天板にスチールの足を組み合わせたクールなデザインが、空間になじんでいます。

タイル壁とオークの天井

従来は独立した壁付きのキッチンでしたが、対面式のオープンキッチンに変更。キッチンはCUCINAでオーダーしました。手元を隠せるようリビング・ダイニング側からに立ち上げた壁をパントリーまで連続させ、3種類のサイズの異なるグレーのタイルを乱貼りに。キッチン天井にはオークの突板を張り、ダイニングとのエリアを視覚的に分けています。

キッチン奥にはパントリー

キッチンの奥には、収納力の高いパントリーを新たに設けました。食材だけでなく、子どもの道具や愛犬の餌などをしまう棚を設け、冷蔵庫もこちらに配置。棚の下部はパイプスペースも兼ねています。出入り口は引き戸とし、調理時はここを開けてキッチンとひと続きの空間として利用できるように。来客の際は扉を閉め、すっきりとしたイメージとなります。

入り口は斜めに、FIXガラスで見通しアップ

LDKの入り口ドアは、斜めに配置。廊下とひと続きになるよう、オークの挽板フローリングを張りました。さらに建具の両サイドにFIXガラスを入れ、実面積以上に伸びやかな空間を演出。ドアを開ける前に、ガラスの先に広がる明るい空間に視線が抜けて、開放的な気分になります。

景色を楽しむワークスペース

書斎と寝室、子ども部屋のそれぞれにデスクカウンターを設置しました。書斎は窓側に向けてデスクを造作し、高層ビル群が並ぶ眺望を楽しみつつ仕事ができるように。左側にはデスクと色を合わせた腰高の本棚も造作しました。必要十分なだけの収納量を確保し、本棚の上にTVを設置することも想定しています。

木がやさしい洗面室

洗面室は広く取り、2ボウルが設置できる余裕あるスペースを確保。天井までのトール収納や下部の扉は明るい木目柄とし、やさしい配色で仕上げました。正面の壁には下部に間接照明を入れた収納ミラーと、その下にはヘリンボーン柄の凹凸があるタイルを使用。シンプルな空間に、上品なアクセントを加えました。

石壁で重厚感を演出したトイレ

パブリックスペースであるリビング・ダイニング近くのトイレは、ゲストの利用も意識してデザインしています。壁の一面は割肌の石を貼ったアクセントウォールとして間接照明で照らし、床はコンクリートを思わせるタイル貼りに。手洗いカウンターは石壁と色味を合わせた木目柄で、重厚感のある空間としました。

玄関にディスプレイスペースを

玄関にはSIC(シューズインクロゼット)新たに設置。使用頻度が高い靴は土間脇の小さな収納に入れ、それ以外はSICにしまえるよう設計しました。玄関収納には中央にディスプレイスペースを設け、トイレと同じ割肌の石を貼って間接照明を入れ、空間のアクセントとしています。SICにつながる扉は壁と同じ白色で塗装し存在感を抑えることで、玄関収納の美しさを引き立てています。

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