物件データ
お住まいのマンションが手狭になり、近くの広いマンションに買い替えることに。ゲストが訪れる機会が多いため、来客にも心地よく過ごしてもらえるようにデザインリフォームしました。たとえば寝室とひと続きのセカンドリビングを設け、メインリビングは生活感を感じさせないホテルのように。また、キッチンサイドの家族用のダイニングテーブルとは別に、リビングサイドにゲスト用のテーブルをレイアウトできるように計画。来客用のトイレも増設しています。インテリアは多様な素材を組み合わせ、モダンで心地よい空間に。大きな柱型に大理石模様の大判タイルを貼り、キッチンの下がり天井はリブ材に。LDKの入り口は、建具と壁を突板張りにし、上質な雰囲気を演出しました。
家具のレイアウトも含めて事前に計画
購入したマンションはバルコニーと大きな窓に囲まれ、どこからでも眺望を楽しめることが大きな魅力ですが、家具のレイアウトの難しさが課題でした。ソファやダイニングテーブルの配置をあらかじめ想定することで、窓からの眺めを活かしながら快適に過ごせるように。メインリビングにはTV台を設けず、来客時などに必要な場合はキャスター付きのテレビを移動。また、キッチンの背面収納や寝室の壁面収納など限られた壁面を有効に使えるよう、各所に収納を製作しました。
海を臨むリビング
購入したマンションは、海と高層ビル群を臨む絶好のロケーションが魅力です。そこで、開放的なアイランド型のキッチンを採用。また眺望の妨げにならないよう、リビングにはできるだけ家具を置かずシンプルに構成しました。テレビやゲーム、読書などを楽しむセカンドリビングを別に設けることで、贅沢な眺めを余すところなく堪能できるメインリビングとなっています。
ゆるやかにエリア分け
LDKは30畳近い広さと3mの天井高による伸びやかな空間。キッチンの床には玄関ホールと同じ大判タイル、リビング・ダイニングの床にはオークのフローリングと床材を張り分けることで、空間が自然と切り替わるように計画。キッチンの天井は上部に間接照明を入れることで、リビング・ダイニングとキッチンを視覚的にエリア分けしました。
ホテルのような上質感
リビング・ダイニングとキッチンにはそれぞれ大きな柱型がありますが、大理石模様の大判タイルを貼り、デザインの一部に取り入れました。キッチンの天板にはダイナミックな石目柄の人造石を採用。表情ゆたかな素材を散りばめ、ホテルのような上質感を演出しています。
キッチンは整然と使いやすく
やわらかな木目柄のキッチンや、横並びにしたダイニングテーブル、背面収納はkitchenhouseでオーダーしました。状態のよいレンジフードや水栓は既存を活用しつつ、MieleのIHクッカーやASKOの食洗機、ディスポーザーを新たに備えて機能性をアップ。キッチン家電は隠し、冷蔵庫やオーブンレンジ、LIEBHERRのワインキャビネットはビルトインにしてすっきりと見せています。フルオープンのキッチンでも生活感が出ないよう、背面収納を充実させました。
木であたたかな印象に
キッチンの天井はリブ材で製作し、内部に間接照明を入れました。2本の細い光が横長のラインを強調し、より伸びやかな空間に見せています。また玄関ホールとキッチンの間は、建具と壁を突板張りに。木のあたたかみを感じさせつつ、サイドにFIXガラスを入れることで、玄関側へLDKの明るさをもたらしています。
家族で過ごす寝室
バルコニーに面した位置には、寝室とファミリーリビングを設けました。ファミリーリビングにはTVボードを兼ねた壁面収納を設け、デスクで読書をしたり、ソファでくつろいだり、家族のひとときを楽しめるように。寝室との間はカーテンでゆるやかに仕切り、先に眠ってしまった家族を起こさないよう配慮しています。
美しい陰影
ゲストが使用することもあるトイレ。床や壁には石目柄の大判タイルを貼り、手洗いカウンターは人造石で製作しました。グレイッシュトーンでまとめつつ、照明はる間接照明のみで構成することで、美しい光の陰影が生まれました。
ゲストを出迎える玄関ホール
玄関〜廊下の壁には、LDKと同じ大理石模様の大判タイルを貼り、邸内の雰囲気を統一。上部には間接照明を入れて、奥行きを表現しています。SICの扉には全面にブロンズミラーを貼ることで空間の広がりを演出し、ゲストを出迎えるのにふさわしい上質感なスペースに仕上げました。
