物件データ
総タイル貼りの重厚感あふれる外観のヴィンテージマンションを、クラフトがデザインリフォームしました。廊下を隔ててプライベートとパブリックを分けた間取りや、クラシカルな意匠の数々など既存の魅力はそのままに、今の時代にふさわしい上質感のあるデザインに一新。例えば、建具や廊下の腰壁、リビング・ダイニングの壁にあしらわれたモールディングはブラウンで統一されていましたが、壁はグリーンがかったグレーに塗装し直してモダンな印象に。天井のモールディングは白で塗装し空間に溶け込ませました。リビングのカウンターやキッチンの収納扉は木目とすることで、空間のアクセントにとしています。キッチンをL字型からストレートにすることで使いやすく、収納量を確保するなど住みやすさも高めています。
BEFORE写真
2つの浴室とサウナに癒される
寝室に続く浴室とサウナと隣接する浴室、2つの浴室を備えた充実の水回りもこの家の特徴です。寝室側の浴室は大きな窓から自然光がいっぱいに入る空間で、壁には白に近いグレーのタイルを貼って明るい印象に。サウナと隣接する浴室の壁はやや濃いグレーのタイルで仕上げ、洗面台もダークトーンで仕上げたシックな空間。趣の異なる浴室を、気分や用途に合わせて使い分けできます。プライベートサウナは、サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるフィンランド式の「ロウリュ」ができる本格仕様です。
伸びやかでリラックスできる空間
リビング・ダイニングは24.5畳の広さ。天井も高く、バルコニーから自然光がたっぷりと入る心地のよい空間です。床にはカーペットを敷いてホテルのような上質な空間に。寝室や3つの居室といったプライベート空間もカーペットを敷き、リラックスできる雰囲気です。
クラシカルモダンの心地よさ
モールディングがあしらわれた既存の壁や柱はグリーンがかったグレーで塗装。天井の廻り縁は天井と同色で塗装することで主張し過ぎず、優美な印象に。クラシカルな趣のなかにモダンさも感じさせる空間に仕上げました。
カウンターをアクセントに
リビングサイドの壁面にあるカウンターは、人造大理石の天板に木目の扉とし、壁には繊細な石目柄の大判タイルを貼りました。間接照明を入れて素材感を引き立て、空間のアクセントに。上部の吊戸棚はモールディングと同様、グリーンがかったグレーで塗装し、統一感のある空間に仕上げました。
ワイドスパンのキッチン
キッチンはL字型からシンプルな壁付きタイプに変更。4メートルを超えるワイドスパンで、Mieleの食洗機を備えています。対面にはカウンター収納を設け、キッチン家電などを置くスペースを十分に確保。キッチンの壁にはリビング・ダイニングと同じ大判タイルを、床には白の大理石模様の大判タイルを貼り、清潔感のある空間としています。
寝室も統一感のあるデザインに
床にはシックなグレーのカーペットを敷き、壁はリビング・ダイニングと同じく既存のモールディングを塗装。クロス貼りだった部分の壁も、下地として合板を張った上から塗装することで、統一感のあるシックな装いに。真鍮と職人が手仕事で仕上げたガラスシェードを組み合わせたNEW LIGHT POTTERYのブラケットライトが、空間に華を添えています。
上質感のあるサニタリー
洗面室から浴室にかけて、床も壁もそれぞれ同じタイル貼りに。壁にはリビングと同じ大判タイルを貼りました。天井の高さを揃え、袖ガラスとガラス扉でゆるやかに仕切ることで一体感をもたらしています。洗面台の扉部分はダークトーンの木目柄に。ミラーキャビネットの上下には間接照明を入れ、落ち着いた空間を演出しています。
景色を眺めながら入浴
寝室に隣接する浴室は、南向きのコーナーサッシに面した気持ちのよい空間。自然光がいっぱいに入るなかで入浴を楽しめます。浴槽の上部にはオーバーヘッドシャワーを設置。洗面台にはダブルボウルを設置し、トイレもひと続きの空間に設けたホテルライクなレイアウトです。
モノトーンでシックに
洗面台正面の壁にはイタリア産の天然石を思わせる大判タイルを貼り、ミラーキャビネットを設置。上下に間接照明を入れ、日が落ちた後も洗練された空間を演出しています。ホワイトの天板やグレイッシュな木目柄の収納扉、水栓やコンセント、タイル掛けなど細部もダークグレーで揃え、モノトーンのシックな空間を作り上げました。
家にサウナのある暮らし
プライベートサウナも一新し、24時間いつでも好きなときに、好きな温度で「セルフロウリュ」が楽しめます。隣接するバスルームで水風呂に入るもよし、リビングでくつろぎながら外気浴するもよし、サウナ愛好家にはたまらない空間です。