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軽量鉄骨リフォームとは?どんなことができるの?リフォームのコツを知りたい!

軽量鉄骨リフォームとは?どんなことができるの?リフォームのコツを知りたい!
軽量鉄骨リフォームとは?どんなことができるの?リフォームのコツを知りたい!

大和ハウス、積水ハウス、セキスイハイム、パナホーム、ミサワホームなど、大手ハウスメーカーの住宅に採用されることが多い「軽量鉄骨造」。そんな軽量鉄骨造の住宅を購入してリフォームし、「理想の住宅を手に入れたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?

今回は、軽量鉄骨の特徴を踏まえながら、軽量鉄骨リフォームについて学んでいきましょう。

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軽量鉄骨住宅は、鋼材の柱や梁で組み立てた住まいのこと

軽量鉄骨とは

軽量鉄骨リフォームをする上で頭に入れておきたいのが、「軽量鉄骨」という建材についてです。日本の住宅は主に

・木造
・鉄骨造
・鉄筋コンクリート造
・鉄骨鉄筋コンクリート造

という4つの構造のうち、いずれかの構造を用いて建設されています。

軽量鉄骨は鉄骨造の住宅に用いられる、厚さ6mm以下の鋼材を用いて作られた鉄骨材です。厚さが6mm以上になると重量鉄骨となり、重量鉄骨を用いて作られた住宅を重量鉄骨造の住宅と呼びます。

木造住宅であれば柱や梁などを木材で組みますが、軽量鉄骨造の住宅では木材の代わりに軽量鉄骨を用いて組み立てていきます。

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そもそも「鉄骨がどうか?」わからない場合の見分け方

「うちは軽量鉄骨なのか?」と分からなくなってしまった方もいるかと思いますが、構造はある程度は外観から見分けることができます。

2階建てで三角屋根が採用されている住宅は90%の確率で木造住宅ですし、フラットな屋根が採用されていて外壁に60cmほどの幅のパネルが設置されている住宅は重量鉄骨造の可能性が高いと言えます。また、屋根がフラットで外壁にパネルがない住宅はRC造の可能性が高いと言えるでしょう。

このように、住宅の構造は住宅の外観でほぼほぼ見分けられるようになっているわけですが、軽量鉄骨の住宅も外観で見分けられるものの、判断が非常に難しいという特徴があります。

2階建てでフラットな屋根が採用されている住宅であれば軽量鉄骨造の住宅である可能性がありますし、2階建ての三角屋根で木造住宅じゃない場合も軽量鉄骨造の住宅の可能性があります。ただ、あくまで「可能性がある」という判断になってしまうため、しっかりと見極めたいのであればプロへの相談が必要になります。

軽量鉄骨リフォームをする前に知っておきたいことは?

軽量鉄骨リフォームをする場合、事前に知っておくべきことがいくつかあります。

軽量鉄骨リフォームは、ハウスメーカーじゃなくてもできる!

軽量鉄骨の住宅はそのほとんどがハウスメーカーによって建てられています。そのため、「その住宅を建てたハウスメーカーじゃないとリフォームできない」などと言われることも少なくありませんが、そんなことはありません。

確かに軽量鉄骨の工法は、

・大和ハウス
・積水ハウス
・セキスイハイム
・パナホーム
・ミサワホームなど

など、それぞれのハウスメーカーによって異なりますが、工法さえ把握していればそのハウスメーカーでなくてもリフォームできます。

ただ、ハウスメーカーの工法をしっかりと把握していて、軽量鉄骨リフォームの実績が豊富な業者にリフォームを依頼することが必須条件になるので、事前に問い合わせるなどして確認するようにしてください。

軽量鉄骨は、きちんとメンテナンスすれば長持ち

「鉄骨造」と聞くと頑丈なイメージを抱いてしまいがちですが、軽量鉄骨は鉄骨造よりも耐用年数が短くなります。

構造別の耐用年数の目安は以下のとおりです。

https://craftdesign.tokyo/wp/wp-content/uploads/2022/04/lightweight_steel_frame_reform_05.jpg

ただ、この耐用年数はあくまでも法定耐用年数でしかありません。リフォームなどのメンテナンスによって伸ばすことができます。

先ほど「軽量鉄骨の住宅はそのほとんどが大手のハウスメーカー製」と紹介しましたが、これらのハウスメーカーの住宅は品質が安定しているので、より長持ちしやすい傾向にあります。

断熱性能の低さは断熱リフォームでカバー

軽量鉄骨などの鉄骨造の住宅は、断熱性能が低いと言われがちです。

実際は、木造やRC造であっても断熱処理が適切におこなわれていなければ構造に関係なく住宅の断熱性能は低くなりますが、軽量鉄骨の住宅に住んでみて万が一「寒い」と感じる場合であっても断熱リフォームをすることでカバーできるので問題ありません。

住宅の断熱リフォームの方法には、建物を外から断熱材ですっぽりと覆う外断熱と室内の壁に断熱材を充填していく内断熱とがありますが、施工性の高さやコストを抑えやすい点を考えると内断熱での断熱リフォームがおすすめです。

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軽量鉄骨リフォームのメリット

軽量鉄骨リフォームのメリット

軽量鉄骨リフォームのメリットも、事前に把握しておきたい情報の一つです。軽量鉄骨の3つの主なメリットについて解説していきます。

〈軽量鉄骨リフォームのメリット1〉間取り変更もできる

軽量鉄骨の住宅は、「ブレース(筋交い)が邪魔して間取りを変更しにくい」と言われがちですが、実はそんなことはありません。軽量鉄骨のリフォームを得意としている会社に依頼すれば、ブレースをあらわにして視線の抜けを作るなどの方法で開放感のある間取りを実現してくれます。

〈軽量鉄骨リフォームのメリット2〉思い通りのデザインを実現できる

ハウスメーカーが作る家はシンプルで誰にでも好かれるタイプのデザインになっています。中にはそのシンプルさに物足りなさを感じてしまう方もいるかと思いますが、リフォームすれば自分の思い通りのデザインを実現できるので心配ありません。

床や壁、天井などさまざまな素材を変更可能ですし、間取りの変更もおこなえるため、こだわりのつまった理想の住宅を手に入れることができます。

〈軽量鉄骨リフォームのメリット3〉品質の高さを活かせる

軽量鉄骨の住宅はそのほとんどが大手のハウスメーカー製だと紹介してきました。大手ハウスメーカーは部材の品質に厳しく、徹底管理された工場で生産しているため、部材の品質が高い上に安定しています。

軽量鉄骨リフォームは、それら品質の高い部材を活かしつつリフォームをおこなっていくため、より長く暮らせる住宅を実現しやすくなっています。

軽量鉄骨リフォームのデメリット

先ほど紹介したとおり軽量鉄骨には魅力的なメリットがある反面デメリットもあります。軽量鉄骨リフォームをするかどうかは、メリットとデメリットをよく比較した上で判断しなくてはいけません。軽量鉄骨リフォームの4つの主なデメリットについて解説していきます。

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〈軽量鉄骨リフォームのデメリット1〉音漏れが気になりやすい

木造は重量鉄骨造やRC造の住宅に比べて音漏れしやすいと言われますが、軽量鉄骨の住宅も木造と同じくらい音漏れしやすいというデメリットがあります。

これには、音が伝わりやすいという金属ならではの性質が関係していると思われますが、場合によっては「音が気になる」と感じる方もいるようです。

〈軽量鉄骨リフォームのデメリット2〉RC造よりも間取り変更に制限が生じやすい

先ほど軽量鉄骨の住宅は間取りの変更も可能だと紹介しましたが、ブレースをあらわしにして視線の抜けを作ることはできても撤去することはできません。

もちろんブレースが設置してされていない部分であれば大きな間取りの変更も可能ですが、ブレースが設置されている場所の間取りの変更には制限が生じてしまいます。

〈軽量鉄骨リフォームのデメリット3〉古いと費用が高くなる

どの構造にも言えることですが、築年数が古い住宅は構造躯体の劣化が進んでしまっている可能性があるため注意しなくてはいけません。

構造躯体の劣化が深刻だとそれを補強するための大掛かりな工事が必要になり、リフォームにかかる費用が高額になってしまいます。中には「建て替えにかかる費用とそれほど変わらない」というケースもあるため、築年数と構造躯体の状態の確認は必須でおこなわなくてはいけません。

〈軽量鉄骨リフォームのデメリット4〉工法が複雑

軽量鉄骨住宅の工法は、それぞれのハウスメーカーによって大きく異なります。そのため、プランニングが複雑になりやすく、「うちでは対応できません」と断られてしまうケースも少なくありません。

軽量鉄骨リフォームを滞りなく進めるためには、軽量鉄骨リフォームの実績が豊富な業者の見極めが重要になります。

軽量鉄骨リフォームで悩みを解消した事例

軽量鉄骨リフォームを検討しているのであれば、実際に軽量鉄骨リフォームによって住宅の悩みを解消したユーザーの事例もチェックしておきたいところです。ここでは、2つの事例をピックアップして紹介していきます。

<事例1>リフォームによる防音対策で音漏れの悩みを解決

<事例1>リフォームによる防音対策で音漏れの悩みを解決

軽量鉄骨の住宅には音漏れしやすいというデメリットがあると紹介してきましたが、そんな音漏れの悩みもリフォームによって解決できます。

「2階の足音が響いてうるさい」と感じるのであれば、床を二重にしたりバーチクルボードと呼ばれる防音材の設置によって対策可能です。「隣の子供部屋の声が響く」という問題も、壁を二重にしたり防音材を入れることで対処可能です。

軽量鉄骨の住宅は音が響きやすいという性質があるため排水の音が気になるケースもありますが、排水管に防音材を巻いたり、排水管を住宅の外に出すといった方法で対処できます。

<事例2>工夫されたプランで間取りの制限に対応

<事例2>工夫されたプランで間取りの制限に対応

ブレースが設置されているため間取りの変更に制限があるという軽量鉄骨住宅ならではのデメリットは、工夫次第でいくらでも対処可能です。

例えば、大きなリビングを実現したいもののブレースが邪魔をしているのであれば、ブレースをあらわしにして抜け感を作るだけで圧迫感をなくせます。また、わざわざブレースをあらわしにしなくても、レイアウトの変更によって理想的な間取りに近づけることは可能です。

〈まとめ〉軽量鉄骨ならでのデメリットはリフォームでカバーできる

軽量鉄骨の住宅にはならではのメリットもあればデメリットもあります。音漏れや耐用年数の短さなどのデメリットについては「予想していなかった」という方も多いのではないでしょうか?

しかし、それらのデメリットはリフォームで十分にカバーできます。築年数が古く構造躯体の劣化が進んでしまっている住宅はリフォーム費用がかさむため避けるべきですが、その他のデメリットはリフォームで解決できるものばかりです。

ただ、ハウスメーカーによって工法が大きく異なるといった注意点もあるため、軽量鉄骨リフォームの依頼は実績が豊富で軽量鉄骨リフォームに精通している業者に依頼するようにしましょう。

CRAFTは積水ハウス、パナホーム、ダイワハウスなどさまざまな大手ハウスメーカーに対応しています。軽量鉄骨リフォームを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

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CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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