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鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法

鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法
鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法

大手ハウスメーカーも取り扱っている鉄骨住宅。開放感のある間取りや品質の安定性などならではのメリットがある鉄骨住宅ですが、「寒い」という意見も聞こえてきます。実際、鉄骨住宅が気になっているものの、「寒い」という評判が気になって購入に踏み切れずにいるという方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、「鉄骨住宅は寒い」という噂の真相について詳しく紹介していきます。暖かくて快適に過ごせる鉄骨住宅を実現する方法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

「鉄骨造=寒い」は間違い?住宅の中でも寒いと感じてしまう理由

鉄骨造の住宅は「鉄骨」というイメージからどうしても寒さを感じやすい住宅だと思われてしまいがちですが、「鉄骨造=寒い」というわけではありません。

住宅の寒さを左右しているのは断熱材です。断熱材が適切に入っていなければ、木造やRC造であっても住宅の中は寒くなってしまいます。

鉄骨住宅は「ヘーベルハウス」や「ダイワハウス」などの大手ハウスメーカー製でもやっぱり寒い?

鉄骨住宅に関する情報を集めていると、「ヘーベルハウスは寒い」といったコメントや「ダイワハウスは寒い」といったコメントを見かけることがあります。どちらも鉄骨造系の住宅を取り扱っているハウスメーカーとしてかなり有名ですが、例え有名ハウスメーカー製の鉄骨住宅であったとしても断熱されていなければ「寒い」と感じてしまうものです。

大手ハウスメーカーの鉄骨住宅は気密性や断熱性に配慮された作りになっていますが、それでも「寒い」と感じてしまうことはあります。そのため、実際に住んでみて「寒い」と感じるようであれば、断熱リフォームなど何かしらの対応が必要になってくると言えるでしょう。

鉄骨造住宅の断熱の種類

住宅に用いられる断熱には、「外断熱」と「内断熱」という2種類の断熱があります。断熱リフォームをおこなうときにはどちらの方法で断熱するか選ぶことになりますが、そのためにはそれぞれの断熱方法の違いをきちんと把握しておかなくてはいけません。

外断熱と内断熱の概要について解説していきます。

鉄骨住宅は寒い!? 鉄骨造の断熱の必要性と、その方法

外断熱

外断熱は、建物を外側から断熱材で覆うタイプの断熱方法です。建物にコートを着せるような状態をイメージしてもらうといいかと思います。外断熱は断熱材を切れ目なく設置できるため、高気密・高断熱を実現しやすいという特徴があります。

高い断熱効果の期待できる外断熱ですが、内断熱に比べると大掛かりな工事になる分、工期とコストがかかるというデメリットがあります。また、外壁の厚さが増しますし、重量が増すことで耐震性への影響が懸念される点も外断熱のデメリットの一つです。

内断熱

内断熱は、住宅の中から施工するタイプの断熱方法です。室内の壁の内部に断熱材を充填することで住宅の断熱性を高め、寒さを軽減します。建物のインナーに対してヒートテックを着せてあげるようなイメージです。

内断熱は外断熱に比べて施工性が高く、コストを抑えやすいというメリットがあります。そのため鉄骨住宅の断熱リフォームには外断熱よりも内断熱が用いられるケースが多くなっています。

鉄骨住宅に用いられる断熱材の種類と特徴

鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法

鉄骨住宅を断熱リフォームする上で把握しておくべきなのは断熱方法の種類だけではありません。断熱方法と同じように断熱材にも種類があり、それぞれ特徴が異なるため、断熱材の種類と特徴についても把握しておく必要があります。

鉄骨住宅の断熱リフォームに用いられる断熱材は、


・グラスウールやロックウールなどの「鉱物繊維系」
・セルロースファイバーなどの「木質繊維系」
・硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの「発泡プラスチック系」

の、3つです。

鉱物繊維系の断熱材には防音性と吸音性を兼ね備えていて低コストという特徴があり、木質繊維系の断熱材には防音性と吸音性に加え、自然素材で優しいという特徴があります。発泡プラスチック系の断熱材には、厚みに対しての断熱性能や防湿性が他の断熱材よりも高いという特徴があります。

それぞれの断熱材にメリットとデメリットがあるため、実際に断熱リフォームする際はリフォーム会社にアドバイスしてもらいながらどの断熱材でリフォームするか決めるようにしてください。

鉄骨住宅リフォームに多いのは、発泡ウレタンフォームの吹き付け断熱

鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法

鉄骨住宅のリフォームでは、発泡ウレタンフォームによる吹き付け断熱がよく用いられます。これは、スプレーガンでウレタンの原液を発泡させながら壁に吹き付けていく断熱方法です。吹付け断熱はスプレーでの吹き付けを複数回繰り返し、ピンで断熱層の厚みを確認しながら施工していきます。

そのため、パイプスペースや窓まわりなどの施工しづらい部分でも隙間なく施工できるというメリットがあります。

暖かくて快適な鉄骨住宅を実現する方法

暖かくて快適な鉄骨住宅を実現する上で最も重要なのは「正しく断熱材が施工されているかどうか」ですが、鉄骨住宅を快適にする方法は他にもあります。暖かくて快適な鉄骨住宅を実現する3つの方法について解説していきます。

窓の断熱性能を向上させる

暖かくて快適な鉄骨住宅を実現したいのであれば、窓の断熱性能を向上させる方法がおすすめです。「部屋のあたたかい空気の58%は窓から逃げていく」と言われるほど、窓の熱損失は大きいとされています。そんな窓に対し、ペアガラスやLow-E複層ガラスとの交換といった方法で、熱の損失を防げるようになります。

断熱材の充填と併せて行えば、断熱性能が格段にアップします。

冷たくなりにくい床材を選ぶ

鉄骨住宅は寒いって本当?リノベーションで暖かくする3つの方法

体感温度に影響しやすい足元と接する住宅の床材も、暖かくて快適な鉄骨住宅を実現する上で欠かせない建材の一つです。住宅の床に用いられる床材の種類はさまざまですが、フローリングなどの空気を含むことができる床材は冷たさを感じにくいという特徴があります。

一方でタイルなどの空気を含むことができない床材は靴下を履いていても冷たさを感じるほど体感温度に差が生まれるので、なるべく暖かさをキープできる床材を選ぶようにするといいでしょう。床暖房を入れるのもおすすめです。

室内温度をキープしつつ適度に換気する

ハウスメーカーなどによる高気密・高断熱の家ほど、汚れた空気がこもりがちです。そこで重要になるのが「換気」ですが、換気はうまく行わないとに室温を下げてしまいかねません。

室温を下げずに換気を行うには、熱交換型換気システム(第1種換気方式)での換気がおすすめです。熱交換型換気システムを用いて換気すると、室内の温度に近い温度で外の空気を取り込み換気してくれるので、換気によって室温が低下してしまうことがありません。

まとめ

寒いというイメージの強い鉄骨住宅ですが、住宅の中が寒くなってしまう原因は構造ではなく断熱材です。断熱材が適切に入れられていなければ、住宅の構造に関わらず住宅の中は寒くなります。

そのため、変に鉄骨住宅を避ける必要はありません。

これから新しく鉄骨住宅を建設するのであれば、断熱を意識することで寒くない住宅を作ることは可能です。中古住宅を購入する場合、万が一寒かったとしても断熱リフォームで対応できます。

軽量鉄骨の断熱リフォームをご検討なら、実績多数のクラフトへお任せください。住まいの状態を丁寧にチェックし、最適なリフォーム方法をご提案。軽量鉄骨を含めた戸建ての物件探しからもサポートしています。

まずはお気軽にご相談ください。

上原 宏介

<著者>上原 宏介

住宅関連のコンテンツ作成を得意とするライター。専門的な言葉や用語が多くわかりづらくなってしまいがちな建築・リフォーム関連の情報をわかりやすくお伝えしています。さまざまな媒体で建築・リフォーム・不動産関連のコラムを多数執筆中。

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