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お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」
お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

ゆたかな緑と青い空を背景にたたずむ、切妻屋根の別荘。バルコニーの向こうには海と大島の景色が広がっています。Hさんご夫婦ははじめてここを訪れたとき、懐かしいようなくつろぎを感じたそうです。

「いつも早く起きて、海から朝日がのぼるのを見ています」とご主人さま。おだやかな口調からは、ここでの暮らしに満足していることがうかがえます。都内のマンションから、別荘をリノベーションして移住するまで。とっておきのストーリーです。

バルコニーから海を見た瞬間に「ここがいい!」

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

CRAFT(以下C):高台で風が気持ちいいし、海まで視線が抜けています。都内では絶対に得られない環境ですね。この別荘と出会ったきっかけを教えてください。

ご主人さま:はじめは軽井沢で物件を探していたんです。5年間で20件以上は見たかな。これまで何度も軽井沢に通いました。

ある日、なじみのレストランのスタッフの方にそのことを話したら「私の故郷の伊豆もいいですよ」と。それで見た最初の物件がこちらだったんです。バルコニーから見た眺めがよくて、この物件に決めました。

C:軽井沢で迷っていたのに、こちらでは即決だったのですか?

ご主人さま:そうなんです(笑)。はじめは軽井沢で庭の白樺を眺めながら、木漏れ日の中でくつろぐことをイメージしていたんですが…。このバルコニーに立ったとき、自分たちが本当は海を求めていたことがわかりました。

じつは私の実家も高台にあり、こんなふうに海の向こうに島が見えたんです。その光景と重なって、気持ちが子どもの頃に帰ったようでした。後から思えばふるさとに似ていたから、強く惹かれたのかもしれません。

奥さま:それと、信頼できるハウスメーカーの物件という点もいいなと。しっかり建てられていたから、築20年でも安心感がありました。間取りもよくて、天窓や吹き抜けも理想どおり。ただキッチンなど水回りは古いし、別荘として建てられていたので収納が足りませんでした。使わなさそうな和室も。なんとなく「リノベーションはしたいな」と思っていました。

完成イメージのCGを見て「そうそう、こんな感じ!」

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

C:こちらの物件と出会えたのは、ほとんど偶然だったのですね。物件を決めた後、リノベーション会社はどのように探しましたか?

奥さま:その頃はまだ都内に住んでいたので、打ち合わせがしやすいように都内のリノベーション会社を探していました。不動産屋さんからご紹介いただいたリノベーション会社と少しやりとりをしていたのすが、インターネットでクラフトさんを見つけて。「ラグジュアリーな雰囲気の事例がたくさん載っていて素敵だな」と思いました。

クラフトさんに声をかけてからは、他社さんと迷うことはありませんでした。

C:デザインや間取りでは、どのようなご希望がありましたか?

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

奥さま:じつは「こうしたい」とはっきりと希望をお伝えしたわけじゃないんです。クラフトさんが物件を見に来たときに、「収納がほしい」「キッチンを替えたい」というようなことをお伝えさせてただいたくらいです。あと「暖炉がほしい」ということも。

すると、次の打ち合わせのときにラフプランと完成イメージのCGを出してくださいました。それを見て「そうそう、こんな感じ!」と。

ご主人さま:私もこの別荘の景色は気に入っていたけど、内装はあまり好みじゃなかった。でもそのCGを見たときは「これは完璧!」と。びっくりしました。その段階で私たちのイメージが固まりました。妻のイメージをパーフェクトに理解してくれたんだと思います。そこの感性がうまくつながったんですね。本当にすばらしかったです。

C:クラフトのCGを見て、おふたりのイメージが固まったのですね。

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奥さま:はい。もちろん悩むこともありました。「こうしたいな」というのはあったけれど「予算が追いつくかな」と思っていたので。たとえば最初は手頃なキッチンをご提案いただいていたけれど、やっぱり「ちょっと高くてもkitchenhouseがいいな」と思ってしまったり。そのコストのバランスを考えながら選ぶのが大変でしたね。

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

C:やはりプランニングがはじまると、こだわりが出てきたのですね。薪ストーブは、奥さまのリクエストですか?

奥さま:はい。軽井沢で物件を探していた時から、薪の炎を眺めながら暮らすイメージをしていました。だからこれは絶対に叶えたかったんです。

薪ストーブの扱いはむずかしいんですが、デザイナーさんは初心者でも使いやすいストーブをご提案くださいました。スマートフォンで室温をコントロールできるんです。手軽なので、この冬は毎日使っていました。

ご主人さま:それから露天風呂も、使いやすくしていただきました。

もともと付いていた露天風呂は、お湯が溜まるのに時間もコストもかかるので、あまり出番がなさそうで。それでリノベーション時にかさ上げしていただいたんです。半分くらいの容積になったので、半分の時間でお湯が溜まります。週末は海を見ながら温泉に入っています。とても気持ちがいいですよ。

C:既存をより使いやすいように工夫されたのですね。おふたりの一番のお気に入りの場所はどちらですか?

奥さま:やっぱバルコニーです!お天気がよければバルコニーでランチをしています。海を見ながら新鮮なお魚や野菜をいただくだけで、すごく幸せ。まさにこれが私の理想の生活でした。

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

「人生をもっとたのしみたい。通うのはやめて移住しよう」

お客さまインタビューvol.33「別荘地へ移り住む」

C:そもそも、どうして移住することにされたのでしょうか?

ご主人さま:最初は土日だけ過ごすつもりでした。でも二拠点生活になると、生活用品がダブルで必要になりますよね。それに自宅から3時間くらいかかるので、移動時間が負担になるかもしれない。少し不安材料はあったんです。

そうこうするうちに、ふたりの間で「移住もありじゃない?」という話に。すると「私も仕事をリタイアしてもいいかな?」と思うようになりました。その一言で、すべてが移住の方向に動いていったんですよね。体調を崩したこともあったので「これからは人生をもっとたのしみたい。通うとかそんな面倒なことはやめて移住しよう」と。

奥さま:私は仕事を辞めずに、ここから通勤することにしました。「通える」と思ったのは、今は在宅勤務が併用されていて、週2.3日の通勤だったからです。コロナでテレワークになったことは、移住した要因の一つですね。

コロナ禍で働き方が変わったり、主人がリタイアしてもいいなと思ったり、いろいろなタイミングが重なって移住することになりました。でも何よりの決め手はクラフトさんのリノベーションのご提案に感動したこと。本当にすばらしかったので、「ここに定住したい」と思えたんです。

近くにコンビニはないし、いつでもなんでも手に入る生活じゃないけれど…。ここで暮らしていると「とにかく健康に過ごせていたら幸せ」と思うようになりました。自分の中で必要ないものがわかってきて、考え方がとてもシンプルになります。

ご主人さま:移住してからは毎朝、海からのぼる朝日を眺めています。冬だと大島から日があがってダイヤモンド大島になるんです。最近は釣りをはじめたので、防波堤から眺めることもあります。

私たちの少し前に移住されたご近所の方とは、家族ぐるみで仲良くなりました。ときどき一緒に釣りをしたり、食事をしたりしています。大きく変わった今の暮らしに心から満足していますし、もう都内には戻れません。

インタビュー後記

眺めのよいリビングで、小さな2匹の愛犬に囲まれてインタビューに答えてくださったHさんご夫婦。別荘探しからリノベーション、移住後の暮らしを、ときどき子どものように笑いながら語ってくれました。

都心のような便利さはないけれど、輝くような海があり、新鮮な食材があり、澄んだ空気に包まれている。「これからの人生をもっと大切にしたい」と思ったとき、必要だったのは利便性ではなく、自然そのものだったのです。

Hさんご夫婦の場合、「暮らしに求めているもの」を明確にしたことが、中古別荘購入+リノベーションの成功につながったのではないでしょうか。

※こちらの詳しいプランは、デザインリフォーム・リノベーション事例 #19295をご覧ください。

中野 瀬里乃

<著者>中野 瀬里乃

大学卒業後、出版社・フリーライターを経て、2013年リノベーション会社CRAFTへ入社。自社HPやオウンドメディアにてリノベーション・不動産・建築・インテリア関連の事例紹介やコラムを多数執筆。

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