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鉄筋コンクリート打ちっぱなし住宅、リフォームのコツは?事例やメンテナンス方法をご紹介

鉄筋コンクリート打ちっぱなし住宅、リフォームのコツは?事例やメンテナンス方法をご紹介
鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ

おしゃれなイメージがある鉄筋コンクリートの打ちっぱなし住宅は、メリットが多くある反面、実際に住んでみるとデメリットを感じることもあるようです。この記事では、鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット、デメリットとともに、快適に暮らすための対策やメンテナンス方法などを解説します。

鉄筋コンクリートの打ちっぱなしとは?

鉄筋コンクリート造の場合、骨組み(躯体)は鉄筋を組んだ枠にコンクリートを流して作り、コンクリートの上から塗装、タイル、壁紙などで仕上げをします。

それに対し、コンクリート打ちっぱなしは、塗装などをせずに仕上げることになります。ただし、断熱材を施工する必要があるため、外壁か内壁のどちらか一方が打ちっぱなしの状態になっているのが一般的です。

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット

ここからは、鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリットを解説します。

〈1〉クールでおしゃれなデザインにできる

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ

コンクリート打ちっぱなしは、その無機質な質感によってクールでおしゃれな空間を楽しめるのが魅力です。

さまざまなインテリア素材との相性もよいのが特徴で、金属、ガラス、タイルといった無機質なもの同士を組み合わせても、木や和を感じる暖かみのあるものを組み合わせてもスタイリッシュなコーディネートを楽しめます。

またコンクリートは形状を自由に変えられることから、曲線的な壁など、自分だけのオリジナルデザインを実現できるというメリットもあります。

〈2〉空間を広くとることができる

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ

木造の場合は、建物を支えるための柱が必要となりますが、鉄筋コンクリート造(RC造)の場合は、コンクリートの壁そのものが建物を支えるため、4隅の柱だけで支えることができます。そのため、間仕切りが少なく広々とした大きなリビングなどが実現可能となるのです。

〈3〉防音性が高い

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ

コンクリートは木造に比べて比重が重く、内部からの音も外部からの音も通りにくいというメリットがあります。、外部からの音に悩まされたくないと感じる方はコンクリート打ちっぱなしがおすすめです。とくに、地下室がコンクリート打ちっぱなしの状態だと、シアタールームや楽器の演奏をする空間を造れるのが特徴です。

自宅の音が漏れるのが気になるという方だけではなく、道路に面していることで外からの話し声や車の音などが気になる方にも人気です。

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのデメリット

ここからは、鉄筋コンクリート打ちっぱなしのデメリットを解説します。

〈1〉結露やカビが発生する可能性がある

コンクリートは、砂や砂利をセメントと水の化学反応を用いて硬化させて造られるのが一般的です。そのため、表面は乾いて見えていても、コンクリート内部には水分が残っていて、その水分は打設時より3~5年ほどかけてゆっくり抜けていきます。

コンクリート内部の水分が抜けるまでは、常に蒸気が漂っている状態が続くため、湿気による結露やカビが発生しやすくなる傾向にあります。

〈2〉外気に影響されやすい

コンクリートの性質として、熱伝導率が高いため、熱さや寒さが伝わりやすく、熱気や冷気が内側にこもってしまいなかなか外に抜けていかないという特徴があります。夏は暑く、冬は寒いという外気の影響を受けやすく、冷房や暖房などの設備を整える必要が出てきます。

〈3〉汚れが目立つ

コンクリートは、水分を吸収しやすい性質を持っているため、外壁であればホコリや雨、紫外線などが原因となりシミが目立ったり、内壁でも水をこぼした跡などが目立ったりします。

内装の壁に使用する場合は、コンクリートならではの無機質な風合いを楽しめるものの、汚れがつきやすいのが特徴です。

外壁に関しては、撥水加工を施すことで上記のような汚れの原因を防御できますが、通常の仕上げに比べると汚れが目立つと感じることもあります。

鉄筋コンクリート打ちっぱなしの住宅のリフォームの注意点

ここからは、鉄筋コンクリート打ちっぱなしの住宅の注意点を解説します。

〈1〉寒さ・暑さ対策

鉄筋コンクリート打ちっぱなしの戸建ては外断熱・内断熱のどちらかがされているケースがほとんどですが、「それでも寒い」「暑い」と感じる場合は、床暖房を入れる、高性能な窓とサッシに交換する、屋根の断熱をやりかえるといった断熱対策を行います。

また、トップライト(天窓)など暑さの原因になっている要素がないかも確認してみましょう。吹き抜けは冷暖房効果が弱まりやすいため、リフォームで取り入れたい場合はよく検討しましょう。

エアコンをはじめとする冷房器具、暖房器具を完備することも重要です。さらに、外出時や就寝時にタイマー機能を使用するなどして、部屋にいる時間に快適な温度が保てるよう工夫する必要があります。

〈2〉湿気・カビ対策

結露やカビの発生を防ぐためには、換気をしっかりして通気性がよくなるように日々心掛けることが必要です。

リフォーム時に換気しやすいような窓、ドアの配置をすることはもちろん、24時間換気を取り入れるなど、機能も充実させるようにしましょう。

エアコンやサーキュレーター、除湿器などの利用も効果的です。換気が行き届かないクローゼットやシューズボックスなどは、時々ドアを開けたり、除湿剤を置いたりして湿気を防ぐことをおすすめします。

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメンテナンス方法

ここからは、鉄筋コンクリート打ちっぱなしの住宅のメンテナンス方法を解説します。

〈1〉外壁洗浄

鉄筋コンクリート打ちっぱなしの外壁は、シミだけではなくコケやカビなども目立つため、定期的に外壁洗浄を行いメンテナンスする必要があります。具体的には、5年に1回程度高圧洗浄機や専用の薬品などを用いて汚れを除去していきます。

多少の汚れであればホームセンターなどで購入できる外壁専用のクリーニング剤を使って自分で落とすこともできますが、完全に汚れを除去するのは難しいケースもあります。リフォームのタイミングで行うのがおすすめです。

〈2〉撥水剤などの塗装

外壁洗浄とともに必要となるのは、撥水剤や防カビ剤、防サビ剤などの塗装です。そもそもカビやシミが発生している場合は、これらの塗装が取れている可能性が高いため、外壁洗浄のあとに塗装の塗りなおしをしておくと良いでしょう。

撥水剤は2~7年ほどの耐久年数とされていますが、外壁洗浄のタイミングで一緒に業者に依頼するのがベストです。

〈3〉ひび割れの補修

コンクリート打ちっぱなしの場合、地震や地盤沈下、乾燥、施工時の不備などにより、ひび割れが起こることがあります。

ひび割れの種類はさまざまで、放っておいても問題ない種類もあれば、すぐに修理が必要なものもあります。放置することで、コンクリートが剥離したり、カビが生えたりする可能性もあります。リフォーム時に一度、目視でチェックしてもらい、必要があれば補修しましょう。

CRAFTの鉄筋コンクリート打ちっぱなしリフォーム事例

〈リフォーム事例1〉コンクリートと塗装をバランスよく

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ
デザインリフォーム・リノベーション事例 #00366

解体時にあらわしになったコンクリート打ちっぱなしの壁がキレイだったことから、壁の一部はコンクリート打ちっぱなしの部分を残すことに。、そのほかは白や深みのあるブルーで塗装。清潔感とラフさのバランスがよい空間に、グリーンが調和しています。

〈リフォーム事例2〉まるでホテルのような別荘を実現

鉄筋コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットとリフォームのコツ
デザインリフォーム・リノベーション事例 #17136

都心に自宅を持つご夫婦の別荘としてのリフォームです。自宅とは違う空間をご希望のお客さまのご要望を叶えるため、ゴージャスでありながら遊び心のある別荘に。エリアごとにイメージを変え、キッチンの背面に鉄筋コンクリート打ちっぱなしの場所残したことで重厚感のある贅沢な空間を造りました。

〈まとめ〉おしゃれな空間で理想のマイホームを実現しよう

鉄筋コンクリート打ちっぱなしの住宅は、メリットもあればデメリットもあるため、その両方を把握した上でリフォームすることが重要です。

CRAFTでは、数多くの鉄筋コンクリート造(RC造)リフォーム、リノベーション実績を誇っています。VRや3Dパースでリノベーション後のイメージを事前に確認できるため、想像と違った、もっとこうしてほしかったなどという意見の食い違いが発生しづらいプランをご用意しております。外壁、内壁の鉄筋コンクリート打ちっぱなしで、おしゃれな空間を実現させたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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CRAFT 編集部

<著者>CRAFT 編集部

一級建築士・二級建築士・インテリアコーディネーター・一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士・宅地建物取引士が在籍。さまざまな知識を持つプロフェッショナル集団が、リノベーションや物件購入についてわかりやすく解説します。

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