デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00202 東京都 中央区

物件データ

所在地:東京都 中央区 / 家族構成:夫婦 / 築年数:25年 / リフォーム面積:130㎡ / 工期:-ヶ月 / 費用:3738万円
視線の抜ける階段でつながる

リフォームを前提に、中央区にある鉄骨4階建てを購入したNさん。約10坪ほどの各フロアに賃貸住戸が入った建物をリフォームしました。1階は駐車場、2階から4階を居住スペースとして一新。2階は玄関とDK、水回りのフロアで、壁面いっぱいにシューズクロゼットとキッチン収納をまとめた家具をデザイン。空間にまとまりを持たせつつ、使いやすくたっぷり入る収納で、物が溢れずスペースを有効利用できるようにしています。また、フロアを繋ぐ階段は階段室として独立させず、オリジナルの階段をデザインして居室と一体に。限られた空間を有効活用するとともに、視線が抜けることで開放的に演出しています。

シンプルにまとめた壁面収納で物を見せずに整理。
床から天井までのサッシで採光も確保

各フロアが狭いので階段室で区切らず、オリジナルの階段をデザインして、3層を繋げるプランにしました。また、物が溢れると狭くて暮らしにくくなるので、物を表に出さず、簡単に整理してしまえるように壁面収納も製作。空間との調和だけでなく、入れる物の寸法に合わせてデザインしています。採光は南東側の一面からしか確保できないので、窓を床から天井までのサッシに変えるとともに、白を基調にして明るさを確保。奥まで光が行き渡り、開放感を与えました。

リビング・ダイニング

オリジナルのキッチンと収納で囲み、玄関とDKをシンプルデザインの一つの空間に見せています。開放的な雰囲気の中で料理ができるように、キッチンは窓の景色を望むスタイルに。ダイニングと階段を仕切る右側の壁には横長のニッチを設けて奥行を演出。擦りガラスを張ることで階段に光が漏れるだけでなく、階段側からもダイニング側からも人の気配が感じられるようにしています。

リビング・ダイニング

空間のアクセントにもなっている美しい収納は手前が仏壇入れ。普段は開放し、来客時に閉めればそれとは分かりません。また、開けたままでも扉が邪魔にならないように、270度まで開ける特別な蝶番を採用。正面以外の部分は、右側からクロゼットとして、左奥のPCコーナーからはプリンタースペースとして使い分けられる仕組みです。一つの収納を3方向から使えます。

収納

フリースペースと寝室の間にウォークインクロゼットを設置。外側の通路と合わせて2WAYの「行き止まりのない」状態となり、空間の広がりを感じさせるためでもあります。扉を閉めると、まるで大きな箱のオブジェのよう。たっぷりしまえるので、他の居室にゆとりが生まれ、限られた空間の有効活用にも繋がっています。

洗面室

省スペース、且つ便利で洗練された洗面室にするため、洗面ボウルやタオル掛けは小さく美しいものを厳選。ボウルの下を空けて視覚的に広く見せています。壁のモザイクタイルも白で統一し、広さや爽やかさを醸し出しつつ、素材感の違いでメリハリを持たせました。

外壁・屋根

防火地域に位置するため、外壁は1時間耐火のALC板を新たに施工。以前は赤茶色だった外壁とともに全面を白く塗装しながら、両端と中央で起伏のパターンが異なるALC板を貼り分けています。左側は一枚のステンレス板に表札を彫り込み、投函ポストの入口を開けたオリジナル。スタイリッシュでクールな印象です。

外壁・屋根

外観は左右のビルとの調和にも配慮。両隣に合わせて、1階部分と2階以上の部分でデザインが切り替わるスタイルにし、建物同士のラインを揃えています。1〜2階の間にステンレスの庇を設け、水平ラインを強調。既存の町並みに溶け込ませながら、スタイリッシュで洗練された雰囲気に仕上げました。

構造体から見直し、
安心して暮らせる住まいに

限られたスペースでも開放的な印象にするため、白を基調に明るくすっきりとしたデザインに。白い収納や建具はN氏邸のために設計されたオリジナルです。収納の扉は、取っ手の金具がないデザインにするなど、細部までシンプルさを徹底。同時に、横ラインの直線を利かせることで、視覚的に奥行を感じさせるとともに、シャープで洗練された印象に仕上げました。

フロアごとに独立した賃貸ビルから一つの家へ

Nさんが購入した賃貸ビルは元々、フロアごとに住居や事務所が入っていました。ここを1軒の住まいにするために、1階を駐車場、2階から4階を住宅にリフォーム。買い物をするたびに荷物を上層階まで運ぶのは大変なので、ダイニングキッチンは2階に設置。3階はリビング、4階に移動の少ない寝室という構成にしました。また、階段と居室を仕切る壁を撤去して一体に。

シンプルで洗練された空間をデザイン

限られたスペースでも開放的な印象にするため、白を基調に明るくすっきりとしたデザインに。白い収納や建具はオリジナルで設計しました。収納の扉は、取っ手の金具がないデザインにするなど、細部までシンプルさを徹底。同時に横ラインの直線を利かせることで、視覚的に奥行を感じさせるとともに、シャープで洗練された印象に仕上げています。

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