デザインリフォーム・リノベーションのクラフト

リフォーム・リノベーションデザイン事例 #00257 東京都 国分寺市

物件データ

所在地:東京都 国分寺市 / 家族構成:夫婦 / 築年数:20年 / リフォーム面積:100㎡ / 工期:2ヶ月 / 費用:-万円
光と緑を取り込むリビング

リフォームを前提に職場に近い中古マンションを購入し、リフォームしました。構造壁と勾配天井のせいで窮屈だったキッチンは、東側に大きく移動してゆったりとしたスペースを確保。光と木々の緑を取り込む出窓にキッチンカウンターをつなげ、屋外に続いているような一体感をもたらし、開放感をアップ。鉄筋コンクリートの壁式構造のため撤去できなかったリビングの壁には、ベージュのタイルを貼り、艶やかな質感を空間のアクセントにしました。さまざまな構造上の制限があるなか、プランを工夫して伸びやかさを演出。ほかにも、光沢のあるクロスや鏡面塗装といった艶感のあるテクスチャーを使って、表情豊かな上質な空間に仕上げています。緑と光に包まれた広々としたLDKには、自然と家族が集まるようになったそうです。

キッチンの大移動でゆとりのスペースを確保。
素材感をインテリアのアクセントに

キッチンをダイニング側まで広げて、ゆったりとした空間をご希望だったKさん。しかし、撤去できない構造壁や勾配天井のせいで、窮屈な印象を与えかねませんでした。そこで、キッチンを大幅に移動するプランを提案。LDKと一体の対面式キッチンは、L字型のカウンターを出窓につなげて外に続いているかのような伸びやかさをもたらしています。また、LDKの床にはダークブラウンのフローリング、壁や天井は白でシックにまとめ、落ち着きのある空間を演出。一方で、壁の一部にはベージュのタイル、キッチンの側面には黒の鏡面塗装というように、個性的なテクスチャーをシックなインテリアのアクセントにしています。

リビング・ダイニング

白とダークブラウンのコントラストが、うつくしく落ち着いた印象を与えるLDK。写真左の書斎との間仕切りにタペガラスを採用し、リビングで過ごす家族の気配を感じられるようにしました。ダイニング側の出窓は、地板を伸ばしてカウンターを造作。風にそよぐ木の葉を眺めながら、ちょっとした作業がこなせる便利なスペースです。

リビング・ダイニング

廊下に続くドアの上部は梁が通っているため、天井に段差が生じてアンバランスな印象になる心配がありました。そこで、バランスをとるために延長線上にあるTVボードの上部も下がり天井にし、間接照明を入れて上品な印象に。見た目のうつくしさにこだわったデザインが、心の安らぎをもたらします。

キッチン

北側に位置し、勾配天井があるせいで暗く閉鎖的だったキッチン。出窓のある東側に大きく移動したことにより、明るく広々とした空間に生まれ変わっています。出窓の外の光と緑あふれる景色を活かすため、キッチンカウンターを出窓につなげていることもポイント。屋外との境界線をなくして、キッチンと屋外が続いているかのような圧倒的な開放感を生み出しました。

リビング・ダイニング

構造上撤去できない壁にはベージュの縦長のタイルを貼って、艶やかなテクスチャーで趣を与えました。壁自体の存在感が強調され、空間のアクセントにもなっています。さらに、キッチンの背面は光沢のあるクロス貼り、カウンターの側面は黒い鏡面塗装に。さまざまな素材の質感が、シンプルな空間に味わいを与えています。

書斎

勾配天井に設けたトップライト。ゆるやかな勾配がたくさんの光を落とし、明るく開放感あふれる書斎が誕生しました。また、隣接するリビング・ダイニングとテイストを揃えるために、床にはブラックウォールナットを敷設し、カウンターや本棚の棚板も色合いを統一しています。仕事だけでなく読書や趣味、どのようなシーンでも心地よく過ごせるスペースとなっています。

玄関

玄関ホールにあったニッチの開口部を床まで広げました。ガラスの棚を設け間接照明を入れて視線を集め、玄関のアイポイントに。さらに、壁に貼った大判タイルがリビングまで続いている様子をガラス戸越しに見えるようにし、玄関とリビングのつながりと、空間の伸びやかさを感じさせています。

光と緑を身近に引き寄せる出窓で、料理も作業も心地よく

たくさんの木に囲まれた住まい。屋外の緑を身近に感じながら、伸びやかに暮らせるようにプランしました。キッチン横の出窓に人工大理石のキッチンカウンターをつなげ、屋外との一体感を感じさせて広がりを演出。ダイニングの出窓にもデスクカウンターを造作し、家事の合間に緑を眺めながらコーヒーを飲んだり、ちょっとした作業も行うことができる、便利なスペースとなっています。

窮屈だったキッチンは、
出窓のあるエリアに大移動。
明るく開放的なLDKに

構造壁や勾配天井のせいで窮屈だったキッチンは、出窓のあるエリアに大移動。押し入れだった部分は、天井が低いためパントリーとして活用しました。洗濯機をパントリーに収めたことにより、家事効率も向上し、さらに洗面室にもゆとりが生まれています。いくつかのスペースを合わせて拡大したリビング・ダイニングと、対面式キッチンのおかげでゆったりとくつろげるLDKが誕生しました。

撤去できない壁にタイルを貼って、テクスチャーを空間のアクセントに

壁式鉄筋コンクリート造のため、撤去できない壁がありました。そこで横長のタイルを貼って水平ラインを強調し、視覚的にワイドな広がりを感じられるように工夫。壁に加工を施し、あえて存在を強調することで、白とダークブラウンで統一されたシックな空間に表情の豊かさや趣深さをもたらしています。

モバイルバージョンを終了